大人オリジナル小説

アリスと不思議な扉
日時: 2020/02/20 10:15
名前: 緋猫
参照: http://www.otona-kakiko.com/profiles/index.cgi?mode=view&no=10323

緋猫です。初めて官能小説というものを描いてみました。
更新遅めです、本当に遅いです。
R18 BLですのでご注意ください…
自己満足小説です
>>1 キャラクター設定

7月5日1000人突破です!

【総合掲示板】作者スレ「ねこなべ」
こちらの方でご指摘ご意見伺がいたいと思います。お手数おかけして申し訳有りません。

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Re: アリスと不思議な扉 BL ( No.26 )
日時: 2019/11/10 16:12
名前: 緋猫

「変な匂いですかぁぁ???そんなのアリスなんだから、して当然じゃないですか〜?」
またアリス関連ですか…
悠は昼食の準備が終わり、何もすることがなくなると同時にコックさんに相談しました。
『アリス…だけそんなに変な匂いなんですか……?』
「いやぁ…俺もアリスとか興味ありませんでしたし、あまり知りませんけどね。……………でもアリスの長所?に匂いが良いみたいな感じのは本に載ってたと思いますよ?」
謎の空白の中でコックさんは必死にアリスのことを思い出していたようで本当に興味がなかったんだな。と悠は思いました。
『良い匂い……でもダムくんに…凄く不快そうにされたのですが…』
「知らないけど多分好みとかの問題じゃないですか?匂いにだって好き嫌いありますし…でも…」
コックさんは顔を少しだけ近づけ、悠の首元の匂いを嗅いでみました。
『ど…どどどうですか…?』
出来ることなら「顔近づけるよー」と一言欲しかったところですが相談しているのは悠ですし固まってしまいました。
(というか突き飛ばしたり逃げたりしないなんて成長したな…)

「ん〜…??普通の匂い…悠って本当にアリスですかぁ?」
訝しげな目でこちらの顔を見るコックさんに悠はそんな顔されても…と思ってしまいます。
『自分でも本当にアリスかなんて………あと…匂いの抑さえ方とか…てわかりますか……?』
性欲処理うんぬんは恥ずかしすぎてとてもじゃないですが言葉にはできませんでしたが、抑え方はあるなら是非聞いておきたい所です。
「俺だってアリス博士って訳でもないですし知りません。そんなに嫌な匂いですかね?」
コックさんはもう一度顔を近づけ、くんと鼻を鳴らします。
まぁ嫌な匂いではないということを知れただけ今回は大きな収穫です。悠の匂いについてダムに指摘されてからずっと気になっていたのですから。
そのあとは「もっと休みが欲しい」とか「もっと人手が欲しい」とかコックさんの愚痴をずっと聞かされ続けました。
悠もコックさんは1人しかいないので働きづめなことは知っていましたが、いよいよこの屋敷もブラックなのかなと思いました。


話がひと段落したコックと悠は時間を確認し、もうこんな時間!と慌ただしく立ち上がりました。昼食の後片付けの次は、お茶会で出す軽食作りです。

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