大人オリジナル小説
- アリスと不思議な扉
- 日時: 2020/02/20 10:15
- 名前: 緋猫
- 参照: http://www.otona-kakiko.com/profiles/index.cgi?mode=view&no=10323
緋猫です。初めて官能小説というものを描いてみました。
更新遅めです、本当に遅いです。
R18 BLですのでご注意ください…
自己満足小説です
>>1 キャラクター設定
7月5日1000人突破です!
【総合掲示板】作者スレ「ねこなべ」
こちらの方でご指摘ご意見伺がいたいと思います。お手数おかけして申し訳有りません。
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- Re: アリスと不思議な扉 BL ( No.24 )
- 日時: 2020/02/19 08:51
- 名前: 緋猫
「まぁ、はっきりと言わない僕が悪いんだろうけどさ、少しは察してくれないかな…?」
ダムはすぐ近くだった悠の自室にずかずかと入り、低い声で詰め寄ります。
酩酊しふわふわとしているディーは未だに悠の腰にひっついています。
先ほどまでどうにかして引き剥がそうとダムがどんなに呼びかけても全然会話になりません。
「女もいるのになんでよりによってディーな訳?アリスってもしかして男色家?」
悠にはディーがどうしてこんなことになってしまったのか分かるはずもありません。
ダムはいかにも「怒ってますよ」という顔でじりじりと詰め寄るたび、悠は後ずさりします。ですが背中にとんっと壁があたり、ダムは怖い顔でさらに一歩ずいと近づきました。もう逃げられないと悟り悠は意味もなく謝るしか出来ませんでした。
『ごめん…でもディーくんにそんな気は全くないんだ…』
悠より双子が頭一個分小さなせいで俯くとジロリと睨むダムと目が合ってしまい目線を泳がせてしまいます。
「そんな気があるからディーがこうなってるんだよ……なに、ディーに欲情でもした訳?」
『そんなわけ……!!』
ディーから一方的に構われただけですしましてや男の子のディーにそんな気分になるなんてと強く否定しました。ですが、欲情したしてないとぐるぐると考えている中で、どんどん頬が赤くなっていくのは感じました。
「やっぱり変な匂いになってきた。」
うえ。嫌そうなと苦い表情ををします。
『えと…匂い…?』
きょとんと訳がわからない悠にダムはまた何も喋るなとでも言うように睨みました。
「アリス…だれかこの世界で都合のいい人とかいないの?性欲処理してくれそうな。」
(そんなのいるはずがない!)という気持ちも含めてダムに向かって間髪入れずに強く首を横に振ります。
ですがその早い反応でダムをより苛立たせてしまいました。
「じゃあ誰か適当に探しときなよ…!迷惑だから変な匂い屋敷中に撒き散らさないで欲しいね!」
ダムはそれだけいうと悠から剥ぎ取るように、ディーを奪い部屋から出て行ってしまいました。
(変な匂い…)
呆然と立ち尽くしたまま悠はワイシャツの襟と袖元の匂いをおずおずと嗅いでみます。がやっぱり特に変わった匂いは感じません…いえ少し汗くさいかもしれません。先ほどまで仕事をしてまし、あんなに怖い顔で詰め寄られたら冷や汗だってでます。
(この匂いで怒られたのか…な…ダムくんって結構神経質なの…?)
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