大人二次小説(BLGL・二次15禁)

【おそ松さん】ちょっと松。【R指定】
日時: 2016/11/20 19:32
名前: 湖夏




初めまして、湖夏と申します(´ω`*)
おそ松さんの小説を書くのは初めてですが、自分なりに
頑張ります(^-^)/


※注意事項※
*同性愛描写が含まれる文です
*基本的にR18指定
*雑談は短めに
*誤字・脱字は暖かい目で見てやって下さい
*リクエスト・コメント大歓迎です
(派生カプを書くのは下手くそです…)
*リクエストをする際、シチュエーション等を詳しく書いて
頂けると有難いです


上記を理解した上で閲覧して下さると光栄です(o^^o)
それでは宜しくお願い致します!

追記:閲覧回数5000回超えありがとうございます(泣)
これからも自分のペースで頑張ります!

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Re:猫ちゃんと遊ぼう! ( No.22 )
日時: 2016/04/03 00:08
名前: 湖夏




「よっしゃ〜上がりっ!!」
「一松兄さんの負け〜〜!!!」

単純なトランプゲーム、ババ抜きは俺の負けで終わった。
てっきり十四松がアッサリ負けると思ってたのに、何故かこいつは
ババ抜きがとても得意で、意外にもイチ抜けした。普段の何も考え
てなさそうな表情も今回ばかりは違っていて、全く思考が読めなか
った。まぁ、別に勝ち負けとかどうでもよかったし、単なる兄さん
の暇潰しのためだけのものだったから、俺は全然良いんだけど。
時間も結構経ったし、そろそろ兄さんも飽きてくるだろう。
けど、兄さんは何かを思い付いたかの様にポンと手を叩く。

「そうだっ、普通にゲームするだけじゃつまんないから、負けた奴
が勝った奴の言うこと何でも聞くってのはどう?」
「………え?」

何だか変な方向に話が進んできた。また面倒なことになる…
嫌な予感がしてこの場から早く逃げ出したい俺を他所に、兄さんは
くるりと俺に向き直ると、屈託のない笑顔で言う。

「んーと…じゃあ、一松、女装してよ!」
「……はぁ…?」
「大丈夫大丈夫!確かチョロ松がアニメキャラのコスプレでセーラ
ー服買ってたから」
「いや、そういう問題じゃ…」
「うーん、我ながら名案っ!これ、中々の罰ゲームじゃない?」

何を言い出すんだこの人は。この俺が女装?
想像しただけでも吐きそうになる。気持ち悪い…
まだチープな、例えば変顔とか、頼まれたもの何分以内に買ってく
るとか、自分の秘密暴露とかそんなんならまだしも、女装なんか趣
味が悪すぎる。俺の女装なんか見て何が楽しいの?
多分地獄みたいな絵面だよ。自分でも分かる。
でも兄さんはニヤニヤと笑いながら、俺の首筋をつぅ、と撫でた。

「…っ…!?」
「俺、一松のこと良いように扱いたかったんだよねぇ〜楽しみ」

…やっぱりこの人はおかしい。
動揺を隠しきれず、不安気な表情で、さっきからずっと黙りっぱな
しの十四松に助けを求めるように視線を向ける。

「あははっ、良いねそれ!!僕もさんせーーーーい!!」

…こいつに助けを求めたのが間違いだった。
チョロ松兄さん、トド松…否、もうクソ松でも良い。
早くこいつらを止めてくれ。このままじゃ俺は間違い無く死ぬ。
精神的に死ぬ。自分の女装姿なんか恥ずかしすぎて死にそうだ。
けど為す術も無く、俺は簡単に兄さんに拘束された。


「じゃ、一松。お着替えしよっか」

Re: 【おそ松さん】ちょっと松。【R指定】 ( No.23 )
日時: 2016/04/03 12:19
名前: 湖夏



>>黒龍様
ありがとうございます(´;ω;`)
嬉しいです、文才なんか無いですよ〜(汗
私には勿体無い言葉、本当にありがとうございます…!

Re: 猫ちゃんと遊ぼう! ( No.24 )
日時: 2016/04/03 13:55
名前: 湖夏




一階から戻ってきた兄さんが手に持っていたのは、チョロ松兄さん
が買ったであろうセーラー服だった。
白地の生地に、紺色の襟が付いていて、赤いネクタイが映える。
肝心のスカートは兄さんの手で見えないけど、女子が着る、ごくご
く普通のセーラー服。

「わああぁ〜〜!!すっげーかっわいいねそれ!!!」
「だろ〜?チョロ松ってば使い道無いのに買うからなぁ。こーゆー
時にこそ使うもんだよなぁ」

と、兄さんは持っていたセーラー服をバサッと床に広げる。
改めて見ると、このスカート、結構短い。
俺が穿くと多分膝上くらいになるんじゃないかって言うくらい。
でもチョロ松兄さんは…って言うか、俺たち六つ子は、体格が良い
方でもないから、案外普通に着れそう…
自分とは全く不釣り合いなセーラー服を不審な目で見ていると、十
四松がいきなり俺のジャージを勢いよく脱がせてきた。
下半身が露出されて、哀れにも下着姿になる。

「っ!おい、お前何して…っ」
「えへへ〜僕、一松兄さんが女の子の格好してんの早く見たいんだ
〜〜。だから早く脱いじゃおうっ!」
「おーおー、十四松さんったら意外とすけべ〜。お兄ちゃんも混ぜ
ろよぉ〜」
「…っちょ、お前らいい加減にしろ!」

寄ってたかってきた二人の腕を振り払うと、思わず後ろに退く。
この状況は駄目だ。周囲の流れとテンションだけに任せて事を進め
て行くようなこの馬鹿二人のペースに陥ると、これからどれだけ屈
辱的なことをされるのか手に取るように分かる。
それに女装させられる事自体、何らかの下心か悪心が見え隠れしてい
る。どっちにしろ、この場から抜け出そうとも、多分こいつらは俺
を逃がさない。それは分かっている。
女装するなんか本当に恥辱の極みだけど、俺はセーラー服を掴み、立
ち上がった。

「……向こうの部屋で着替えてくるから」
「えっ、何で?俺、手伝ってあげるよ?」
「そうだよ〜〜!僕も兄さんのお着替え、お手伝いしたいよ〜〜」
「…っせぇ。良いから待ってろ。着替えるだけだからな。2秒くらい
見せるだけだからな。それで終わりだからな」
「「は〜〜〜い!!」」

…いっぺん死んでこい。心からそう思った。

Re: 猫ちゃんと遊ぼう! ( No.25 )
日時: 2016/04/03 19:03
名前: 湖夏




女が着る服を着る自分にとてつもない嫌悪感を抱きながら、ようや
く俺はセーラー服に着替えた。股がスースーする…気持ち悪い…
この女用の服は、兄弟の中でも一番貧相な自分の体にフィットして
いて、ウエストも全然入ったし、何だか複雑な気分になった。
俺は深い溜め息を一つつくと、あの馬鹿二人がいる部屋へ戻った。
ガチャリ、とドアを開け、恐る恐る己の情けなくてあられもない姿
を見せる。退屈そうにダラダラと寝転がっていた二人は、俺の姿を
目線に捉えた途端、無邪気な小動物みたいなキラッキラの目をしな
がら飛び付いてきた。

「うっわあぁ〜〜〜!すんげー可愛いっスよ、に〜〜さーん!!」
「やっぱ俺の目に狂いは無かったな…似合ってるよ一松っ」
「ちょ、離せって…暑苦しい…っ」

野郎二人がぎゅうぎゅうと胸辺りに顔を押し付けてきて、むさ苦し
さに無理矢理引き剥がす。
ふざけんな。こんな俺がセーラー服なんか着て誰が得するんだ。
見苦しいにも程がある。悪い意味で目に毒だ。
殺意を込めて二人を睨み付けていると、兄さんが腰を掴んで俺の体
勢を崩し、床に押し倒してきた。
続いて、十四松も横から腕を掴み、俺は身動きを取れない状態にな
った。突然の出来事に混乱して、上から自分を見下ろしている兄さ
んに目をやる。

「一松ぅ。ごめんな。もうちょっとだけ言うこと聞いて貰っても良
い?お兄ちゃんからのお願い」

その目は妖しげに笑っていて、自然と握っていた拳にも力が入る。
狙った獲物を射抜くような鋭い目に、一切目線を反らせなかった。

「な、に…」
「俺達と、女装プレイしてくんない?」

お願い、とあざとく、へにゃりと笑うその表情とは裏腹に、兄さん
の言っていることは余りにもおかし過ぎる。
言われた言葉を理解するのには然程時間は掛からなかった。
要するに、“ヤらせろ”ってことだ。おかしい。この人はおかしい。
多分、俺を組み敷いている時点で、自分に拒否権は無い。
生理的な恐怖を感じて、この場から逃げ出そうと、足を上げた時、
横にいた十四松が俺の腕をさっきよりも強く握った。
じんじんして痛くて、声が漏れる。

「……ぃっ!」
「一松兄さん、逃げちゃ駄目だよ〜?これからすっごく気持ち良く
なれるのに。折角女の子の格好もしたんだから、ね?シようよ?」

普段はバカ発言ばっかする十四松も、今は他人に見えた。
声色だって何時もより低いし、俺を見る目がギラついている。
こんな十四松は見たことが無い。
ただ、首をこてんとかしげて、許可を求める顔が、何時もの純粋で
無垢な十四松に見えて、どうしようもない気持ちになった。

「十四松の言う通りだって!絶対楽しいからさ〜。痛いことはしな
いし、これでお願いは終わりだから!な?良いだろ?」

…良い訳あるか!

でもどっちにしろこっちには“ノー”と言う権利も無い。
新しいオモチャを見つけた子供みたいに好奇心旺盛な二人を前にし
て、またもや大きな溜め息をつくと、小さな声で言った。


「…わかった。良いよ」

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