大人なりきり掲示板
- 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】
- 日時: 2024/10/18 18:55
- 名前: 執事長 (ID: 3nikXZtz)
それは空から降ってきたのか、あるいは地から湧き出たのか。
あなたの手には、身に覚えのない一通の招待状が握られていた。
艶めく黒薔薇の封蝋が、" 早く読んで "とあなたを誘う。
>―― 嗚呼、なんて美味しそうな貴方。今夜、お迎えにあがります ――
それは、狂った喜劇を好む神様の、歪んだ悪戯だったのだろうか。
斯くしてあなたは異界へ攫われ、人を喰らう怪物たちと一つ屋根の下で暮らす事となった。
この世に一つだけのグランギニョル、その幕が今ここに上がる。
▼ 規則や世界観 ▼
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▼ 提供一覧 ▼
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▼ 参加方法 ▼
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▼ 概要 ▼
/ 指名制 / 人外×人間 / メリバ要素、共犯者・隷属・共依存要素、捕食・流血表現を含有 / シリアスでダークな雰囲気も、仄々切ない純愛も /
/ あなたの指名や行動でエンドが分岐、1度エンディングを迎えてもご所望の限り物語が続くマルチエンド式 /
/ 基本は登録制、ご希望の方はお試し交流でも勿論可 /
/ 時にイベント開催 /
/ 完也を推奨、当方はご挨拶の後から伽羅口調にてお返事させて頂きます /
/ お互いが楽しめてこそ、真のハッピーなりきりライフ!という信条の下、相性重視 /
/ 演者様(参加希望者様)以外の書込みはご遠慮ください /
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- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.123 )
- 日時: 2025/05/06 13:46
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>122
>マリーシュカ
心配されている。それは相手の表情からはっきりと伝わってくるものだった。慣れないくすぐったさに思わず苦笑が漏れ、頬を掻く。
「そのように言われるとは……レナードさんにもレンブラントさんにもよくしていただいています。ここでの危険性を知れたこともそうですし、先日は音楽室に連れて行っていただきました。音楽に触れあうのも久々で、楽しい時間でしたよ」
人が築き上げてきた社会と彼らの生き方は全く違う。文化圏が違えば価値観が違うのは当たり前のことだと割り切ろうとしていたが、マリーシュカの反応から見ると彼らは少々変わっていたのかもしれない。
いや、目の前の彼女こそがこの屋敷では変わり者なのだろうか。
どちらにしても、人間であるウィリアムに対して親切に接するマリーシュカの気遣いが嬉しかった。
改めて自分が過ごしてきた部屋を見渡す。全く手を加えていない、客室のような部屋。
「元々各地を回って旅をするのが趣味でして、先々で荷物を広げることもなかったものですから……それでも言われてみれば、少し物寂しさはありますね」
自分が借りていた小さなアパートの一室を思い出す。最近借りたその部屋で過ごした時間は少ないものだったが、世界各地の文学が並んだ本棚や新聞記事のスクラップブックが積み置かれた風景に居心地の良さを感じていたのは間違いない。もう二度と戻れないあの部屋を今まで思い出さなかったのは、胸にじんわりと広がる虚しさを忘れるためだったのだろうか。
「絵画を一つ置けばまたここの雰囲気も変わるでしょうね……でも、生憎私にはそのような教養がないもので」
剝製の言及に関してはやんわりと回避し――何の剥製を作るのか分からない恐怖があったため――絵画に賛同してみるが、どちらにせよ自身で生み出すには技術も知識も足りない状況だと白状する。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.124 )
- 日時: 2025/05/06 16:42
- 名前: マリーシュカ (ID: jZDgLcWW)
>ウィリアム(>>123)
あら…、
(そっと口元に手を添えて残念がるようにそう零したのは、貴方の好むものを一つでも知ることが出来そうだという期待が実らずに終わったからで。しかし貴方の口ぶりを聞いていればインテリアに全く興味がないというわけでもなさそうと考えを巡らせ。素直に提案を受け入れてもらえたことに嬉しい驚きを覚えながらも、それを表面に出すことはなく只々微笑みを深めて「 何言ってるのよ。共有する楽しみが目的だし、私だって自信たっぷりという訳でもないわ 」茶目っ気たっぷりにそう答え。「 今度一緒に作りましょ、楽しみね 」ちゃっかりと2人でクラフトする気でいるらしく、まるで同棲を始めたばかりのカップルが一緒に家具を選ぶような希望に満ちた雰囲気をまとい。どうやらこの部屋へ缶詰めでは無かったという事実に胸を撫で下ろすも、幼馴染が連れ出したとは聞いてないので、お供があの悪魔であればきっとそれなりに重い対価を要求したのだろうと想像は易く「 ここでは、あなたこそが最も価値を持つの。……それをよく解っているのね 」それはどうしようもないこのお屋敷の摂理ゆえ励ます術を持たず、薄い諦めの混じった感心を声に乗せるしか出来ず。それでも絶望まで味わう必要は無いとでも言いたげに「 だからこそ、あなたが作り出したものにも果てしない価値が宿るんじゃないかしら 」自分を切り売りする以外の方法もこの屋敷にはあると続けて。きっとそれが通じる相手がいれば通じぬ相手もいる事は容易に想像が出来るだろうが……それであれば通じる相手に頼めばいい事だろう。一拍置いて、恥ずかしそうに眉をハの字に垂れさせ「 つい楽しくて立ち話をしてしまったわ。ここ、よろしいかしら 」すすす、と床の上を滑るかのような所作でソファーに近付くも部屋の主の許可を得るまでは決して腰を下ろさずに穏やかな微笑のまま反応を待って。)
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.125 )
- 日時: 2025/05/06 20:12
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>124
>マリーシュカ
「え、ええ、楽しみです」
なにやら楽しそうにするマリーシュカの勢いに押され、言われるままに頷く。しかしそこに不快感はなく、ここに来て初めてと言ってもいいほど気楽な会話を楽しんでもいた。彼女が相手であればこの部屋の中でも多くの可能性を見出して広く見えるだろう。彼女の朗らかさにウィリアムの表情も段々と明るくなるが、ふと言われた言葉に思わず間の抜けた表情を見せる。
「作り出したもの、ですか。そうであれば嬉しいことですが……」
最も価値があると言われても、あまりにも自分自身にとって遠い言葉だ。この血肉が住人たちにとって飢えを埋め合わせるものであるならばともかく、それが至極のご馳走であるとも思えないし――それなら今頃自分はここにいないだろう――自分が作り出した中途半端ななにかを喜んでもらえるとも思えない。
レンブラントが静かに自分のピアノを聴いていたことを思い出したが、あれも悪魔の気まぐれというやつなのだろうと思考は止まる。
「……あっ、すみません! お気遣いできず。どうぞおかけください」
普段とはまた違う雰囲気に押されて気づかなかったことに慌てて謝罪し、ソファを指し示した。
「どうぞおくつろぎください、本来ならおもてなしなどするべきなのですが……申し訳ない」
コーヒーや紅茶、軽い菓子などを出すのが理想だがここには常備されていない。苦笑を浮かべながら謝罪を口にする。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.126 )
- 日時: 2025/05/06 20:39
- 名前: マリーシュカ (ID: jZDgLcWW)
>ウィリアム(>>125)
(未来の約束には心躍る気味合を隠そうともせず「 うふふ、絶対に楽しいわ。その夜のあなたの気分で作りましょう――ね、ウィリアム 」獲物たる人間と明るい約束を交わせたのはいつ以来だろう。本来ならば被食者に忌避されて然るべき怪物という立場にこんな暖かな時間が許されるのだろうか、なんて感傷に浸ったがゆえに貴方の名を呼ぶ声はしっとりと濡れて。「 いえ、次々話をしてしまった私のせいなの。ありがとう、ウィリアム 」ソファーを譲っておもてなしをしようとしてくれるところも、何の気遣いもなく隣に座ろうとしないところにも胸の辺りがほんのりと色付くようで「 いいのよ、お気になさらず。こちらで用意するわ。お隣には来てくれないの? 寂しいわ 」膝の上で柔らかく手を重ね合わせたまま、自身の隣に空いた一人分のスペースにそっと視線を落としては淋しげな微笑を浮かべて。)
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.127 )
- 日時: 2025/05/06 21:52
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>126
>マリーシュカ
マリーシュカはその言葉通りの軽やかな笑みを浮かべている。そこからは純然たる気持ちを感じられた。社交界においてもこんなに柔らかな人間はなかなかいないだろう。
さらにこちらに気遣ってくれる様子も加え、隣へと誘うように言う台詞回しは甘やかでなんとも魅力的である。
――女性慣れしていない男ならイチコロだろうな……。
とは言っても自分もそこまで女性と慣れ親しんでいるわけではない。幼い頃に叩き込まれた礼儀作法はあるものの、その後は一人で飛び回ったり気の知れた友人と語り合うことに時間を割いてきた。
勘違いをする隙などない今の状況がありがたい。一度断ろうかと口を開くが、彼女の様子に気づけば間を置き、呼吸を置く。
「光栄です。しかし、レディの隣に座るわけにはいきません。こちらでご容赦願います」
隣の代わりに彼女の正面に腰掛けた。
「今夜はこちらでゆっくりされるとのことでしたし、なにか、お話しさせていただければ。……もしよろしければ、このお屋敷のことや、住人の方々の話など」
彼女なら素直に話してくれるかもしれない。そんな期待のまま問いかけた。対価を差し出せと言われる覚悟もある。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.128 )
- 日時: 2025/05/06 22:24
- 名前: マリーシュカ (ID: jZDgLcWW)
>ウィリアム(>>127)
(戯れに似た誘いに対する返事には「 まあ 」とくすくす笑いを零して「 レディの扱いがお上手ね。それに今の方が表情がよく見えるわ 」位置を変えてもらう必要がないことを言外に伝え。不意に白い手を柔く二度ほど打ち鳴らすと、どこからかコウモリの使い魔が数匹ふよふよと現れ、ヴァンパイアは人には認識不能な魔の言語にて小さな声でお願いを。些細な魔法を駆使しながら使い魔たちがせっせとお茶の準備を進める中、貴方に視線を向けて「 紅茶とコーヒー、どちらがいいかしら。果物のジュースもあるけれど… 」とリクエストを伺って。「 そうね…、幼馴染の話でもしましょうか 」呼ばれて出てきたはいいもののあまりやる事がなくて困ったようにうろうろしていた一匹の使い魔を指先で撫でて。)
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.129 )
- 日時: 2025/05/06 23:14
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>128
>マリーシュカ
無邪気な笑みが漏れるようにつられてウィリアムも思わず目を細める。
「申し訳ない、あなたのように素敵な方と一緒にいると緊張してしまいますから」
交際していない女性の隣に腰を下ろすことも随分と不躾だが、マリーシュカの美しさや教養を前にして怖気付いているのも嘘ではない。テーブルを挟んだ対面での会話でようやく幾分か冷静に判断ができる。
当然のように使い魔を使役する様子に改めて彼女が不思議な存在であることを認識する。ちらりと使い魔に目をやりながら、投げかけられた視線に応えた。
「紅茶をいただけますか」
挙げられた候補の中から慣れ親しんだものを選ぶ。
「幼馴染……というのは、レナードさんですか?」
同じヴァンパイア、同胞と呼んでいるのは彼のことだろう。最初に出会った彼を思い出す。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.130 )
- 日時: 2025/05/06 23:47
- 名前: マリーシュカ (ID: jZDgLcWW)
>ウィリアム(>>129)
同じ紅茶派なのね、私も人間界のものだと紅茶を好んでいるの。
(一つ、貴方に関するプロファイルが充実したことに小さな満足感を覚えている間にテキパキと使い魔は貴方の前にソーサーに乗るティーカップに入った紅茶とお茶菓子を並べていき。幼馴染の話題には、少しの間思案するように視線を外して「 そうよ、仲良し…という表現は彼は否定するでしょうけどね、幼馴染よりは昔馴染の方が適切な表現として無難かもしれないわ 」特に苦々しさもなく、そういう性格だと分かっているからこそ微笑みは崩さないまま、そう答えた声色に寂しさはなく、傲岸不遜なヴァンパイアをとうの昔に受け入れているような爽やかな諦めすら感じさせて。「 ただ、旧知の仲なの。それでも、彼がこうして私を寄越すのは結構珍しいことなのよ 」この屋敷に来る前からの馴染がどれだけ気難しいかは身に沁みている、それこそ単なる獲物をこうして気にかけることがどれほど珍しいケースなのかも「 だからきっとレナードは、あなたのこと、どちらかと言えば好きだと思うの。…あくまで私の推測だけれど 」と、本人が聞けば光の速さで否定するような感想を何の含みもなく素直に落として。最後にはまた視線を合わせて緩く口角を上げ。自身の前に準備されたのはソーサーに乗ったティーカップ、明らかに人間界にはない色合いの液体で満たされているそれを手にとって「 彼ね、昔からとっても食事に煩いのよ 」なんて自分の拘りを棚に上げては内緒話をするような調子でくすくすと笑ってはその中身を少しだけ口に流し込んで。)
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.131 )
- 日時: 2025/05/07 00:35
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>130
>マリーシュカ
「あなたと好きなものを共有できるのは嬉しいですね」
マリーシュカがティーカップを手に取った様子を確認し、自身も目の前に揃えられた紅茶へと手を伸ばす。
昔馴染み。人間よりも強力で長く生きる彼らの昔からの馴染みならばどれほどの付き合いになるのだろうか。静かに彼女の話に耳を傾けて、香り高い紅茶を一口含む。
「気に入っていただければ光栄な話です。それこそ、ここに来て初めてお会いしたのがレナードさんで、私も随分と取り乱していたものですから、失礼がないか心配だったんです」
今でも全てを理解して納得しているわけではないが、あの時はただ目の前の存在に怯えて取り繕うことしかできなかった。彼が少しでも自分を気遣い、こうして彼女をこの部屋に向かわせたことに改めて感謝を抱く。
「食事……確かに、自分に味見をされたことをネタにできるともおっしゃっていましたね」
思考を巡らせて思い返しながら、ふと目の前のマリーシュカをみる。彼女もきっと血を食事としているのだろうが、女性に食事のことを聞くのは憚られる。
「こちらには他にも住人がいると聞いていますが、他にもあなた方のような……いわゆるヴァンパイアはいらっしゃるんでしょうか」
思考を逸らすように話題をずらしたところで、レンブラントが言っていた“吸血鬼の出来損ない”という言葉を思い出した。あの言葉はレナードやマリーシュカを示しているわけではないように思えた。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.132 )
- 日時: 2025/05/07 01:52
- 名前: マリーシュカ (ID: jZDgLcWW)
>ウィリアム(>>131)
(美食家なんて評価されるレナードには、差程悪い評価をされた気がしなかった──かと言って手放しに褒められた記憶も無いのだろうが。「 味見をネタに…? 」血は気に入られてるのだろう。「 ――――やっぱり、そうだったのね 」幼馴染が貴方を目にかける理由はストンと胸に落ち、手に包んでいたティーカップを極力音を鳴らさないようにソーサーへ戻して「 嬉しいとは思えないでしょうけれど。でも、生きている間に色んな命に出会ったのに、最期に一人も名前を呼んでくれないなんて寂しいものよ 」困ったように微笑して。初日にされた約束と呼ぶには些か一方的で告げた当人は覚えているのかどうかも分からないそれ。がウィリアムには思い出されるだろうか。そっと窓の外の月へ目を遣ったつもりが、窓辺に咲く黒薔薇が意図せず視界に入る。今まで自身が食してきた獲物たちには最期の一息まで愛と慈しみを伝え注いだつもりでいるが、孤独を感じる事なく逝けただろうか――答えのない問いにふと自嘲するように吐息と共に笑ったのは「 ……でも、誰でも良いわけじゃないのよね 」自分は貴方の何倍もの時を生き長らえているのに、未だ最期に名前を呼んで欲しい存在は見つかっていない事に気付いたからで。「 あぁ…出来が悪、失礼。といいますか…私達とは異なる種族なの、……ダンピールというね。理性とは掛け離れていて、とても危険なのよ 」問い掛けられ、私達以外でならと理性とは掛け離れた危険性故か、そんな物言いで答えた。自分勝手で我儘な彼は美味しいと思えた食事はキープしたい筈、しかし同じ食事を狙うのが小賢しい悪魔というのは面白くないだろう――自身に貴方を気に掛けるようにと彼が頼んだ真の目的はそこにあるのかもしれないと何となく察して「 レンブラントとのお出かけは楽しかった? 」幼馴染のためでもあるが、それより何より自分自身貴方に興味があるのは確か。探りを入れるような調子ではなく、世間話の話題転換として何の濁りも含みもなく問い掛けて。)
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