大人なりきり掲示板

【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】
日時: 2024/10/18 18:55
名前: 執事長  (ID: 3nikXZtz)



 それは空から降ってきたのか、あるいは地から湧き出たのか。

 あなたの手には、身に覚えのない一通の招待状が握られていた。

 艶めく黒薔薇の封蝋が、" 早く読んで "とあなたを誘う。

>―― 嗚呼、なんて美味しそうな貴方。今夜、お迎えにあがります ――

 それは、狂った喜劇を好む神様の、歪んだ悪戯だったのだろうか。

 斯くしてあなたは異界へ攫われ、人を喰らう怪物たちと一つ屋根の下で暮らす事となった。

 この世に一つだけのグランギニョル、その幕が今ここに上がる。



  ▼ 規則や世界観 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=680 】

  ▼ 提供一覧 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=681 】

  ▼ 参加方法 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=683 】


  ▼ 概要 ▼

/ 指名制 / 人外×人間 / メリバ要素、共犯者・隷属・共依存要素、捕食・流血表現を含有 / シリアスでダークな雰囲気も、仄々切ない純愛も /
/ あなたの指名や行動でエンドが分岐、1度エンディングを迎えてもご所望の限り物語が続くマルチエンド式 /
/ 基本は登録制、ご希望の方はお試し交流でも勿論可 /
/ 時にイベント開催 /
/ 完也を推奨、当方はご挨拶の後から伽羅口調にてお返事させて頂きます /
/ お互いが楽しめてこそ、真のハッピーなりきりライフ!という信条の下、相性重視 /
/ 演者様(参加希望者様)以外の書込みはご遠慮ください /

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Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.77 )
日時: 2025/04/23 23:37
名前: レンブラント (ID: Vpfd8AAP)


>ウィリアム(>>76

こン屋敷の周囲には庭もあれば森もあれば湖もあるで。建物ン中にも色々あるわ
(興味を引き出さんと次々に未知の材料を挙げるのは、悪魔の時間への代償という決して安くはない場代に貴方の無聊が萎えてしまわぬようにと根を回しての事。どうやら貴方は以前自身が味見して以来どの怪物とも邂逅していない様子で、であれば貴方の手札が充実していない事は想像に難くなく、一切ブレない怜悧な微笑みはそのままに「 誰も今あるモンで払えとか言うとらんけど? 」くつくつと喉奥を擽るような低い笑いと共に新たな手札の可能性を示唆しながらもそれ以上の助言は自重して貴方の悩む姿を愉悦と共に観察する事に徹し。やがて浮かび上がった対価の案に「 ……ふぅん? 」きちんと興味深そうなニュアンスを付け加えながら自身の顎に手を添え「 聴いてみな価値があるか分からん物をベットするなんて、君意外とズっこいなあ。――その人間界から持ってくる知識は君にとって話すンに値する価値を見出せるようなモンなん? 」是とも非とも未だ判断はせず、対価として受け入れるに足るかの神髄を見極めるために口許の笑みを霧散させる直前まで薄め、常日頃は悦楽に踊る瞳を真摯なそれへとすり替えて貴方の震える喉から出る声に耳を澄ますようにして双眸を見つめ、返答を待ち。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.78 )
日時: 2025/04/24 01:27
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>77

>レンブラント

 今対価を払わずとも、後ででも構わない――そんな甘い言葉にどれだけの人間が窮地に陥っただろうか。詐欺や高利貸しの常套句であろう選択肢を、ウィリアムは選択する気はなかった。なんだかんだ後回しというものはその分リスクが付きまとうものであり、事実、今手元にある選択肢が未来で増えるとは限らない話なのだから。
 笑い飛ばされても仕方がないと思っていた自分の提案に、レンブラントは意外といってもいいほどまともに受け止めているようだった。その蛇の目の中に吟味の色が見える。
「私にはこれ以上のものはありません。ただの人間でしかありませんからね」
 深く息を吐く。緊張でこわばった肺や喉を動かす目的もあったが、それ以上に、隠すことのない不安を表していた。
「しかし、私自身に力がなくとも、物語には力があります。人間は時に救われ、時に叩き落される。あなた達にとってはひどく滑稽でしょうし、その様は一つの娯楽になるのではないでしょうか」
 人間なんて、たった一人のちっぽけな存在である。それでも、自分にとって大きな存在であったたった一人の命だ。
 その今にも壊れてしまいそうな命を、物語はつないで、生き長らえさせた。それはウィリアムが物語の力を信じるに足り得る経験であった。
「私にとっては、かけがえのない価値を持つものです」
 静かに呟くも、恥ずかし気に苦笑を浮かべる。
「まぁ……お気に召さないのであれば、仕方がないです。一か八かでレナードさんにも同じように案内していただけるかお伺いします」
 知識とは、目の前の絶望を一瞬くらませる、タネも仕掛けもある粗末なマジックのような手段だ。その場しのぎと言われたらそれまで。自分にとってはどれだけ美しい宝物でも、相手にとってはただの戯言かもしれない。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.79 )
日時: 2025/04/24 02:46
名前: レンブラント (ID: Vpfd8AAP)


>ウィリアム(>>78

(悪魔の言葉に増やされたカードは今後あるかどうか分からない未来ばかり。果たせない可能性がある事柄は軽々しく口にしない方が善。快楽主義たるこの悪魔が動く基準は楽しいと思えるかそうでないか。いずれは腹の中に収まる獲物の知識など益体もない事と言ってしまえばそれまでだが、貴重な経験だったらしい彼にとっては掛け替えの無い価値を持つものとしての事実を悪魔が知れているという事実は悪くない。物語の力による経験にかぐわしい何かを嗅ぎ付け、色よい返事を落とそうとした刹那に向こうから切られたカードには思わず「 ……ク、ハハハ! 」と堪え切れなかった笑いが弾け「 ウィリアム、君ほんま可愛いなあ! 」目許を隠すように青白い手で顔を覆い、笑気をふんだんに交えながら告げ「 アイツの名前出したら俺が焦って承諾するかもって思ったん? 」正直な所、どちらの怪物に頼んでも味見以外の対価を求められるところまでは同じ。次の一手として置かれた獲物の知識という牌にきっとヴァンパイアは興味を示さず一蹴しただろう、そこまで想像した悪魔にとっては貴方の言葉はまさに滑稽、既に散策の前座で愉しませてもらったとばかりに尾を引く笑いに区切りをつけ顔を隠していた手を退かし「 で?ドコ行きたいん、 」先ほど伏線としていくつか並べた屋敷内に存在するスポットか、もしくはそれ以外の何処かか。「 音楽室みたいなとこにでも行く? 」鏃のついた尻尾をプラプラと動かしながら、窓の向こうの月輪を背負い口角を上げ契約の成立を暗に示して。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.80 )
日時: 2025/04/24 18:15
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>79

>レンブラント

 今はちょっとした沈黙でも永遠に感じられた。頭の中にぐるぐると巡るのは随分と昔に読んだ古典の筋書き、思い出せない部分が多い虫食い穴のそれをどうにか埋めようとしていた時、ふいに笑い声が弾けた。
 驚いて顔を上げれば、目の前の悪魔は楽しそうに笑っている。ウィリアムが苦し紛れに呟いたことを彼は気に入ったのかもしれない。
「……それでもなにか、反応はあるかと」
 焦るとは思っていない、それこそ、本当にレナードに声をかけようとも思ってはいなかった。
 この屋敷の中で自分は餌であり、レナードもレンブラントも、独立した存在である様子。そんな彼らが餌を共有しているとは今までの様子を見ても考えづらい。
 少しでも他者の名前を出せば何か反応を得られるかもしれない。無関心であるよりも、何か手応えを望みたかった。その結果、ほとんど無意識に出した名前だった。
 それにしてもこんなにも反応が返ってくるとは思わなかったが。
 ひとしきり笑い声を響かせたレンブラントから、不意に問いかけを投げられる。どうやら本当にお気に召されたようだ。ほっと胸を撫で下ろして考えを巡らせる。
「随分と色々な施設があるんですね、ここは元々宿として作られた建物なんでしょうか」
 豪華に設えられた部屋を再び見渡す。彼らはここに住むと言うし、他にもこのように宿泊できるような部屋があるのだと推察される。口元に指を滑らせつつ、目線をレンブラントへと戻す。
「まずはこの中の構造を把握したいので、全体を一通り……その中でレンブラントさんのお好きな場所があればぜひ紹介していただけると嬉しいですね」
 この部屋の外はあまりにも未知数だった。少しでも場所を把握すれば毎日びくびくと何かの訪問におびえることもなく、少しは動き回れるようになるかもしれない。淡い期待を抱きながら思案を口にし、様子を伺う。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.81 )
日時: 2025/04/24 18:55
名前: レンブラント (ID: 96KXzMoT)


>ウィリアム(>>80

ああ、せやね。うん、
(事の詳細など悪魔にとってはどうでもよく、肝要なのは久々に腹から笑いがこみ上げる程愉快なひと時を過ごせたこと。よって補足の言葉にはもう充分とばかりに小さく両手のひらを向けながら生返事を返し、要望を聞き入れれば重力を無視した軽やかさで予備動作もなくふわりと浮き上がるように立ち上がり、トンと窓枠を軽く蹴って貴方の頭上を飛び越える形で部屋の出入り口たる扉の前に降り立ち「 別に好きっちゅう程でもないんやけど、音楽室でええ? 」そっと腕を差し出し「 ウィリアム君はエスコートはご所望かいな? 」冗談半分のようにちょうど肘の間に空いたスペースに婦女子が腕を通せる例の隙間を確保しながら半身でそちらへ向き直り。もし腕を絡められなければ待機の形は解除して「 ええか?レナードから聴いてるかもせんけど、こンお屋敷には俺等と違ごて言葉も通じひんバケモノがうろついとるんや。せやから絶対俺から離れたアカンで 」柄にもない真剣な表情を作って見せるのはそれだけ部屋の外にリスクがある、レナードに尋ねていなければ教えられなかった事を吸血鬼とは違って自ら示すため。けれど忠告が終わればすぐに蛇のようないつも通りの薄笑に戻り「 何ンも心配要らんよ。今夜は俺が責任持って君ン事守ったる 」任しとき、と言わんが如く冷たい手で貴方の肩へポンと手を置いた後その手でドアノブを捻り、大きな窓から差し込む月光とぽつりぽつり点在する燭台の淡い光源のみで照らされる、不気味ながらも神秘的な仄暗い廊下へと踏み出して。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.82 )
日時: 2025/04/25 18:26
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>81

>レンブラント

「あー……えっと、はい、音楽室に、お願いします」
 上流階級の男性にとって女性をエスコートするのは当たり前のマナーであるが、それを自身に向けられるとは思ってもみなかった。差し出された腕を見てためらっていると、鋭い忠告を受ける。
 最初にレナードの言ったことを思い出す。やはり彼の注意を信じて迂闊に外に出なかったのは正解だったのだろう。
 そして開かれた廊下の不気味な気配に思わずレンブラントの腕を取る。彼の言葉を信じないわけではないが、不意にいなくなってしまうような気まぐれを起こされたらたまったものではない。暗闇の中大人しく食い殺されるような趣味はないのだから。
「……不思議なところですね」
 思わずつぶやいた言葉に意味はなかった。周囲を照らすのは月光と薄く揺れる蝋燭の光のみ、暗いコントラストのなかに何が潜んでいるのか、ウィリアムには感じ取れない。底知れない恐怖と幻想的な光と影が揺れ動いている。
 人工的な光の中で夜も苦労したことがない青年にとってはやはり慣れない薄い暗闇に包まれると、恐怖と同時に好奇心も湧き出てくるものだ。
 いつもであれば気ままに散策したいところだが、二人から念押しされた危機を軽く見ることもできなかった……し、この中をたった一人で歩き回るのは流石のウィリアムも心細かった。息を潜め、まずは今から歩くルートを頭の中に入れることにする。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.83 )
日時: 2025/04/25 19:48
名前: レンブラント (ID: 96KXzMoT)


>ウィリアム(>>82

言っとくけど俺等と同ンなじような怪物でも言葉使うんが下手な奴もぎょうさんおるからなア
(命が惜しいなら独りで部屋を出るなという言葉の意味。偶々尋ねていて知る事を出来たが、レナードにしたら部屋を出ない事の要点が伝わってるだけマシだ。悪魔が紡ぐ口下手な怪物も沢山棲んでいるのだから。其れに尋かれなければ要点だけなのは傍若無人なヴァンパイアらしい。怪物にはない人肌が腕に絡まるのを感じつつ、何の気なしに廊下に規則正しく並ぶ窓の外に目を遣り、理性と遠い位置にある怪物としてふと紐づいたのはレナードに似て非なる化物で「 特に吸血鬼の出来損ない。アイツはアカンわ。 」諦念を交えながら失笑し。吸血鬼の出来損ない、しかもこの悪魔に失笑をさせるほどの怪物。「 ――日光浴は身体に毒でも、月光浴は良えかもせんなぁ 」とシームレスに話題を切り替えて窓の向こうの黒い森から貴方の横顔へと視線を移し。そこから暫し廊下を進んでいくつもの角を曲がり階段を上り、到底自室への帰路など人の身では分かり得なくなった頃に悪魔は再度唐突に開口し「 そういや、音楽嗜む趣味はあるん? 」と世間話のような調子で問いを投げ。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.84 )
日時: 2025/04/26 11:36
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>83

>レンブラント

 ここには他にも住人がいるというが、具体的な人物像は浮かび上がらない。不意に独り言のように呟かれた“吸血鬼の出来損ない”という言葉のその先を尋ねようかと思ったが、話題はするりと変わってしまう。どこか不穏な言葉の雰囲気に、これ以上口をはさむのは憚られる気持ちもある。
「太陽は苦手なんですね。夜も静かで素敵ですが、人間の身としては太陽の温かさが懐かしいものです……ここはずっと夜ですから」
 視線を感じ、とりあえずは話題に沿って頷いておくことにした。ひんやりとしたこの夜の世界にも慣れてはきたが、やはり真上から降り注ぐあたたかな太陽の光を懐かしまずにはいられない。
 ヴァンパイアが太陽光を苦手とする話は有名な話ではあるし、世の中の所謂悪しき存在はたいてい昼間には現れないものだ。光を拒む者たちにとって、ここは安寧の居場所でもあるのだろうかと、滲んだ輪郭の思考に沈み込む。
 はっと再び声をかけられ、目をあげればすでに自分がどこにいるかと分からなかった。本当にこのまま見捨てられでもすれば自分は容易く闇に潜む化け物に食い殺されるだろう。緊張感に絡まる腕に力がこもった。
「一応……簡単に譜面を読んだり、ピアノなら触ったこともあります、けど……流行りの曲も聞いたりはしますよ」
 流行りの曲ならラジオで聞くこともあるが、レコードから流れる音も好きだった。ここに来てから日々を追われるだけで音楽を鑑賞する気にもなれなかったことを振りかえりつつ、何とか返事を返す。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.85 )
日時: 2025/04/26 12:33
名前: レンブラント (ID: 96KXzMoT)


>ウィリアム(>>84

(ふと窓の外を鳥とも化物ともつかない有翼種のシルエットがバサリと音を立てて通り過ぎてゆき、それに気を取られるように窓へ視線を遣りながら「 ――人間界(あっち)に未練あるか?恋しいなら太陽を見れない事もないで。」今はまだ強いる気のない貴方の人間界での事への布石を投げ入れ、そっと言添えておく。絡まった腕へ入れられる力に、一方は好奇心に、もう一方は嗜虐心に任せて価値ある肉体の片鱗をつまみ食いしたにもかかわらず忌避されるどころか頼られた様な気さえすれば、怪物の身で自惚れてしまいそうになるが淡々と微笑を敷いたまま、ふと獲物達に用意された自室とは違う両開きの大きな扉の前に立ち止まっては寒空のような青い双眸を横目で見つめ「 触れたことはあるんやな。俺もバイオリンは弾けるで 」視線を扉へ戻し奥へ押し遣るようにゆっくりと両方の戸を開けば、80から100平米はありそうな室内は壁も床も一面がワインレッドに染められ、突き当りには月の影を羽織る黒薔薇のステンドグラス。室内の照明は要所に置かれたランタンと華美な硝子の向こうから差し込む月光のみ。一歩踏み入れればふわりとした絨毯の感覚に靴を脱ぎたくなること請け合いで、壁沿いには黒地に金の装飾が施されたバロック調の椅子やソファが並び。ステンドグラスの下には冴え冴えとよく手入れの行き届いた黒いグランドピアノ、少し離れた場所にハープや打楽器の類、弦楽器は大きいものから順に高級感のあるケースの中へ立てかけられるように壮観と並べられており。他にも一楽団を容易に形成できそうな多種多様の楽器がそれぞれガラスケース等に収納されていて、やにわに絡められた腕をそっと引くようにしながら止まっていた足を動かし「 君がピアノ弾くンも聴かせてや? 」そう声を掛けて室内へ入れば目的地に到着したためエスコートのための腕をするりとほどいて扉を閉め、誰も入ってこられないように魔力の鍵を手早くかければ振り返り「 こン中は安全やから、好きに見て触って弾いて良えよ 」一先ずは貴方のリアクションを観察する為か自分は扉の前から動かず、そっと腕を組んだまま目を細めるようにして微笑み。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.86 )
日時: 2025/04/26 22:58
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>85

>レンブラント

「……そのような機会があれば、是非」
 一度失ったものをもう一度手に入れたらどうなるのだろうか。きっと人間の意地汚い欲が現われるだろう。自分はもう取り繕えない。そう思えば、噛みしめた唇の隙間からは何も出てこなかった。
 黙ったまま歩みを進めていれば、重厚な扉が開かれた先、高級な楽器が並ぶ空間は圧巻であり、心や頭に渦巻いていた恐怖は一度ぱっと和らぐことになる。
「わぁ、凄いですね! ここまで立派なものが揃っているなんて……」
 レンブラントはバイオリンを心得ているというし、他にもこのような趣味を持つ者がいるのか、それともこの屋敷を作ったものが音楽好きだったのか。解かれた腕の中から一歩踏み出し、恐る恐るピアノへと手を伸ばす。実家にあった古いアップライトピアノとは比べることもできない立派なグランドピアノだ。
 いくつかの譜面を頭に思い浮かべ、鍵盤に指を滑らせる。深く広がる音を確認し、ペダルに足をかけた。
 流れるのは同じ旋律を繰り返す穏やかなクラシック、美しい旋律と流れるような指の動きが心地よく、何度も練習した曲だ。淡々と無心でピアノに向かい合うのは心地の良い時間であり、最後の音を響かせてゆっくりとペダルから足をあげたとき――不意にこれが教会音楽であることを思い出した。
 「あっ……す、すみません! そんなつもりじゃなかったんです!」
 急いで椅子を引いて立ち上がり、弁明を口にした。

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