大人なりきり掲示板
- 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】
- 日時: 2024/10/18 18:55
- 名前: 執事長 (ID: 3nikXZtz)
それは空から降ってきたのか、あるいは地から湧き出たのか。
あなたの手には、身に覚えのない一通の招待状が握られていた。
艶めく黒薔薇の封蝋が、" 早く読んで "とあなたを誘う。
>―― 嗚呼、なんて美味しそうな貴方。今夜、お迎えにあがります ――
それは、狂った喜劇を好む神様の、歪んだ悪戯だったのだろうか。
斯くしてあなたは異界へ攫われ、人を喰らう怪物たちと一つ屋根の下で暮らす事となった。
この世に一つだけのグランギニョル、その幕が今ここに上がる。
▼ 規則や世界観 ▼
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▼ 提供一覧 ▼
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▼ 参加方法 ▼
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▼ 概要 ▼
/ 指名制 / 人外×人間 / メリバ要素、共犯者・隷属・共依存要素、捕食・流血表現を含有 / シリアスでダークな雰囲気も、仄々切ない純愛も /
/ あなたの指名や行動でエンドが分岐、1度エンディングを迎えてもご所望の限り物語が続くマルチエンド式 /
/ 基本は登録制、ご希望の方はお試し交流でも勿論可 /
/ 時にイベント開催 /
/ 完也を推奨、当方はご挨拶の後から伽羅口調にてお返事させて頂きます /
/ お互いが楽しめてこそ、真のハッピーなりきりライフ!という信条の下、相性重視 /
/ 演者様(参加希望者様)以外の書込みはご遠慮ください /
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- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.113 )
- 日時: 2025/05/02 12:31
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: iv8UKAb0)
>>112
イベント
>ハイネ
急かすような砂時計の音にカウントも早くなる。とは言っても、数え間違いようのない数だ。この気まずい空間に耐えかねて目を逸らす前に手っ取り早く済ませてしまわなければならない。
妙に手触りのいいひんやりとした肌だったり、真っ直ぐに見つめられるくすぐったさも全部無視して無心で10のカウントを終えた。もちろん手も動かしていたが感触を楽しむ暇も余裕もない。
「……これでいいんでしょうか」
素早く手を引っ込めた。これ以降の軽率な接触は許されないだろうという生存本能による行動ではあるが、万が一のために目は離さないままである。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.114 )
- 日時: 2025/05/02 13:36
- 名前: ハイネ (ID: ZFLyzH3q)
>ウィリアム(>>113)
…………、
(砂時計は刻一刻と制限時間までの時を刻んでいる。皮膚や肉など容易に切り裂けるであろう鋭い爪を携えた彼の頬に添える冷たい両手、ズグズグと痛む片方は先の爆裂で使い物にならないが。残り少なくなってきている砂時計。気まずい空気に普段鬱陶しいほど流暢に回る舌もこの非常事態には凍り付いてしまって。照れはしないが心を埋め尽くす動揺。残り時間が僅かだと警告しているのだろうか、天井からはハラハラと黒い薔薇の花弁が雨のようにいくつも舞い落ちて。このままでは無数の黒い花びらが隙間なく部屋を埋め尽くし、窒息死してしまうだろうが、其の前に何かが罅割れるような音と共に壁の一面に空間が広がれば暗い通路が生成され、その向こうには青年の自室と思しき風景が待っているだろう。視界の隅、四方を囲む壁の一枚だったはずの場所に生み出された通路にいつの間にかカウントダウンを止めていた砂時計。きっと部屋を出るための条件が満たされたからだ。)
おや、どうやら無事クリアだそうですよ。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.115 )
- 日時: 2025/05/03 17:51
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>114
イベント
>ハイネ
そういえばここまで静かな目の前の人物を見たのは初めてかもしれない。
「……え、クリア?!」
口を開いたハイネを見て不思議な感想を抱いたのもつかの間、クリアの三文字に驚き周囲を見渡すと、いつの間にか黒薔薇の花弁が床に散らばっていたり、壁に通路ができていたり、その先には見慣れた部屋があったりと再び驚くことになった。
「ああよかった! 微妙な表記だったので心配でしたが何とかなりましたね!」
白い部屋で黒薔薇に埋もれて、頬をもちもちしながら死ぬ、という何とも滑稽で奇怪な運命を免れたことに喜びの色をにじませながら声を弾ませたが、ふと未だに痛々しい指先を見て表情を曇らせた。
「怪我は悪化しませんでしたか?」
思わず声をかける。一度やんわりと断られたものを再び問いかけるほど治療の腕があるわけではないが。
友人が怪我をしていれば気を使って声をかける、それが普通だと思ったからだ。
「治療ならここにいるコウモリなどがしてくれると思いますが、その……あまりお気になさらず」
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.116 )
- 日時: 2025/05/03 18:24
- 名前: ハイネ (ID: m1Jlk.6M)
>ウィリアム(>>115)
ええ、大丈夫ですよ。お気遣い痛み入ります。さっさと出ておきましょう。
(この密室から出ることを許されたのだと気付けば、こちらもああ良かったと感じて静かに目許を少しだけ緩めて。気遣われ、大丈夫と紡ぐ言葉は虚勢を張っているのか否か、定かじゃないが。途中で出口を塞がれる可能性もある、長居は無用と一歩目を運び、通路の終わりまで歩みを進めるだろう。その背後、永遠に閉ざされた空間には一切の痕跡も亀裂も残っていない筈だ。)
【 今回のテーマでの脱出は成功です。イベントへのご参加ありがとうございました。期間中は何度でもエントリー可能ですので、もし別テーマにもご興味ありましたら再度エントリーいただけると嬉しいです。改めまして、素敵な明晰夢をありがとうございました 】
お次はどう致しましょうか?
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.117 )
- 日時: 2025/05/04 02:28
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>116
イベント
>ハイネ
「え、あ、はい! そうですね!」
急かされるままに通路へと足を向ける。
さらりとでた言葉がどんな意味を持っているのか分からなかったが、それでも『大丈夫』だと聞けば少しだけ安心できる気がした。自分の言葉は届いているのだと。
振り返れば元来た空間はなくなり、すっかり元通りに塞がっていた。
「不思議な体験でしたね」
無事だからこそ笑って言える言葉だ。改めてここで生きていることを実感できる時間だった。
ーーーーーーーーーー
ありがとうございました。また違った雰囲気の世界観と住人の様子を楽しめてとても楽しかったです。
次は通常の交流としてマリーシュカさんとの対話をお願いしたく思います。その後、イベント期間中、もしくは他イベントがありましたら検討させていただければと思います。
byパステル
ーーーーーーーーーー
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.118 )
- 日時: 2025/05/04 02:46
- 名前: クォーヴ/マリーシュカ (ID: m1Jlk.6M)
>ウィリアム(>>117)
さて、君を知る住人はどちらも会いたがるだろうけど――今回はまだ本編ではお話してもらったことのないマリーシュカを向かわせようかな。レナードをよく知る住人でもあるし…共通の話題があるって何だか素敵だね。
ロル内でも描写はするけれど、レナードからマリーシュカに「面倒を見てやってくれ」とお願いをした体で訪問させようと思うんだ。よろしく頼むね。
***
マリーシュカ:
(自室を去ってゆく同胞の後ろ姿を見送りながら、珍しいこともあったものね、と内心で呟いた。このお屋敷で最も古い悪魔は招待状をレナードへ返却したらしく、そこで初めて彼は自身の気紛れが危険な悪魔を貴方に引き合わせてしまったと気付いたのだ。あんなに傲岸不遜なヴァンパイアが『気にかけてやって欲しい』だなんて――よっぽど血が美味しかったのかしら、なんて怪物の域を出ない些か猟奇的な思考を巡らせながら辿り着いたのは貴方の部屋。柔らかな調子でノックをすれば「 こんばんわ、ウィリアム。レナードの紹介で来たのだけれど…今、大丈夫かしら 」夜闇に溶け込むような、夜霧を透過するような、凛としているのに全く高圧的ではない穏和な声色は特段意識したものではなく。貴方からすれば自身は突然の招かれざる訪問者であると弁えているからこそ、例え扉が開かれなくとも催促をすることもなく「 はじめまして、私はマリーシュカ。あなたを食べに来たのではなくて、彼からのお願いを受けたの 」害意なく明確な目的を持って訪れたのだと真摯に伝えては、腹の前で白い手を上品に重ねながらそれ以上の追い打ちはせず反応を伺おう。)
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.119 )
- 日時: 2025/05/04 21:19
- 名前: ウィリアム (ID: hoeZ6M68)
承知しました。丁寧なご案内ありがとうございます。
共通の知人を喜ばしく語り合えるのであればとても楽しみです。どうぞよろしくお願いしますね。
byウィリアム・ロックウッド
――――――――――
>>118
>マリーシュカ
この場所では聞きなれないノックの音が響いた。
もはや日課になった報告書のような日記に書き連ねていた文字をとどめ、ペンを置く。この部屋にノックをしてやってくる住人の顔を思い出して絞ろうとしたところ、聞こえてきた声は今まで聞いたこともないほど美しく穏やかだった。
レナード。この黒薔薇の屋敷に初めて来たときにやってきたヴァンパイアだが、彼の紹介ということはレンブラントと同じく招待状を持ってやってきたのだろうか。
「は、はい、大丈夫ですよ! 今ドアを開けますのでお待ちください」
慌てて返事をすれば文机の上を整理し、日記を素早くしまい込む。僅かな躊躇いの後、思い切ってドアを開いた先には、やはり見知らぬ美しい女性が立っていた。思わず金色の長い髪や紫色の瞳を見つめていると、口元から鋭い牙が見え隠れしていることに気がつく。ここに来て手に入れた特殊な観察方法だった。
「……初めまして、マリーシュカさん。それはありがたいことですが……彼からのお願いというのは?」
食べに来たのではない。はっきりとした意思のある言葉だと感じながらも、やはり相手は人間の外側にいる存在。にこやかな笑みを貼りつけつつも、どこかに含みがあるのではないかと警戒と緊張をにじませながら問いかける。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.120 )
- 日時: 2025/05/04 23:33
- 名前: マリーシュカ (ID: ZFLyzH3q)
>ウィリアム(>>119)
(礼儀正しい声掛け、マリーシュカの前に出会った悪魔はドアをノックする事をして入ってきた試しがない。それから容易に想像できるのは、初対面――つまり未だ思い入れのない獲物に対しては当然礼を尽くそうともしない幼馴染と悪魔のお行儀の悪さ。同胞のきっと迷惑を掛けたであろう粗相に対してはにかむように華奢な肩を僅かに竦めて申し訳無さそうに微笑むに留め「 同胞らがごめんなさいね、レナードから面倒を見てやってくれと頼まれたの。今夜の私の時間はあなたのものよ 」輪郭にかかる髪がふわりと流れるか否かの緩やかさで首を傾いで、今夜の時間を捧げるに自身の都合には何ら問題ないと伝えて。扉を開け今夜受け入れてもらえた事に「 お出迎えありがとう 」と淡く膝を屈めてカーテシーをしてから部屋へとお邪魔しよう。中央辺りまでゆっくりと歩を進めて見渡すのは未だ殺風景な何も無い部屋、寂しくならないのかしらとお節介が胸中で顔を覗かせ「 これからいくらでもあなた好みのお部屋に出来そうね。その気があればお手伝いさせて 」あくまでも否定的な物言いは避け、顎の斜め下あたりで柔く手を組めば未来の素敵なお部屋に思いを馳せて朗らかに微笑んで。対価を求める打算的なものも毒気もない申し出は、もう片方の吸血鬼と悪魔の長しか知らない貴方にはどのように映るのだろう。)
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.121 )
- 日時: 2025/05/05 21:04
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>120
>マリーシュカ
「面倒を見る……?」
目の前の女性の口から飛び出た言葉を思わず繰り返すが、改めて考えればレナードは少々ぶっきらぼうなもの言いながらもこの屋敷の危険性などを最初に教えてくれた住人である。傲慢な態度が表だって目立つが、案外面倒見のいい性格なのかもしれない。
「そうでしたか、わざわざお越しいただきありがとうございます。よろしければレナードさんにも今回のお気遣いへの感謝をお伝えください」
どうやら親しい関係性らしい彼女に伝言を頼むことにし、客人を丁重に招き入れる。
マリーシュカの所作は丁寧で美しいものだった。レナードやレンブラントが粗暴であったとは決して言わないが、彼女のこちらに対する気遣いは柔らかく、安心できるものがある。
気が抜けたウィリアムがそっと息を吐き出して緊張を解いた時、ふい聞こえをかけれたことに目線を上げた。
「……あなたは、何も仰らないのですね」
穏やかに助けを差し伸べる言葉の裏に何の含みもないことに驚きつつ、素直な感想を口にする。
人間でさえ、他者を助ける時には対価、主に金銭を要求する。その行為が浅ましいとも思わないし、時には敬意を表すこともあるだろう。なおかつここの住人にとって人間は食物、家畜のような存在なのだろうと認識していた。先に出会ったヴァンパイアや悪魔も味見という対価をためらいなく求めてきたことにも慣れてきたところでもあった。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.122 )
- 日時: 2025/05/05 23:47
- 名前: マリーシュカ (ID: .Zhp6ZI9)
>ウィリアム(>>121)
!――ええ、そうするわ。
(謝辞を伝えられる事に虚を突かれたように目をぱちくりさせ、口元を綻ばせた。再度部屋の中へ目を遣り「 そうね…面積の大きい所に何かを飾るのはどうかしら 」真剣に考え事をするような仕草を取りながら、壁際へと近寄り余白の大きなそこをそっと撫ぜて「 例えば、絵画はいかが? 」はっと閃いたように人差し指を立てて見せれば、また次のアイデアが浮かんだようで視線を斜に向けながらその指を顎に添え「 それか…何かの剥製、とか 」急に飛躍したそれは全くもって冗談のつもりなど皆無。真剣に貴方の部屋のことを考えているとどれだけ鈍感でも分かるほど真摯な表情が雄弁に物語っており、さらに良いことを思いついたとばかりにぱっと微笑めば貴方の方へ向き直り「 どちらもあなたと私で手作りするの。そうすればきっと愛着が湧くんじゃないかしら 」まるで自分のことのように夢想する表情は幼さこそ感じさせないものの正しく無邪気そのもの。「 一度でも要望は聞き届けられたのかしら? 」対価を求められたという事には、交渉はどうなったのだろう、上手く成立したのか、もしそうでないのならば、こんな無味乾燥なままの部屋にずっと閉じ込められっぱなしということ。だとすればあまりにも可哀想で、貴方が肯定を返すのならば幼馴染に苦言を呈することも視野に入れながら心配するような表情を向けて。)
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