大人なりきり掲示板
- 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】
- 日時: 2024/10/18 18:55
- 名前: 執事長 (ID: 3nikXZtz)
それは空から降ってきたのか、あるいは地から湧き出たのか。
あなたの手には、身に覚えのない一通の招待状が握られていた。
艶めく黒薔薇の封蝋が、" 早く読んで "とあなたを誘う。
>―― 嗚呼、なんて美味しそうな貴方。今夜、お迎えにあがります ――
それは、狂った喜劇を好む神様の、歪んだ悪戯だったのだろうか。
斯くしてあなたは異界へ攫われ、人を喰らう怪物たちと一つ屋根の下で暮らす事となった。
この世に一つだけのグランギニョル、その幕が今ここに上がる。
▼ 規則や世界観 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=680 】
▼ 提供一覧 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=681 】
▼ 参加方法 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=683 】
▼ 概要 ▼
/ 指名制 / 人外×人間 / メリバ要素、共犯者・隷属・共依存要素、捕食・流血表現を含有 / シリアスでダークな雰囲気も、仄々切ない純愛も /
/ あなたの指名や行動でエンドが分岐、1度エンディングを迎えてもご所望の限り物語が続くマルチエンド式 /
/ 基本は登録制、ご希望の方はお試し交流でも勿論可 /
/ 時にイベント開催 /
/ 完也を推奨、当方はご挨拶の後から伽羅口調にてお返事させて頂きます /
/ お互いが楽しめてこそ、真のハッピーなりきりライフ!という信条の下、相性重視 /
/ 演者様(参加希望者様)以外の書込みはご遠慮ください /
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.281 )
- 日時: 2025/07/17 01:40
- 名前: ラザロ (ID: WqtRIGcg)
>ウィリアム(>>280)
二人称でのつもりでしたが特別に、一度世話を焼いた事のある体でお迎えに上がらせて頂きますね!
___
なンだようっせえな!こんな鬱陶しい服着てられるかってんだ!
( 喧々囂々と怒号を張り上げながら、困惑する使い魔達をよそに着付け途中だった浴衣の襟を掴む。屋敷の支配者の命令とはいえ、嫌だからこそ、従ってやるのがあまりにも悔しい。機嫌はまさに最悪中の最悪で、羽織っていた浴衣の袖から粗野な動作で腕を引き抜いて。直後、別の使い魔がおずおずと差し出した手紙を"今度は何だァ?!"と額に青筋を浮かべながら奪い取るように受け取る。内容に目を通した瞬間、眉間のしわは瞬く間に消滅し、三白眼をキョトンと瞠る。犬や猫がするように、招待状を鼻先にくっつければスンと一度だけ深く匂いを嗅ぎ「 ダハハハ! 」と呵々大笑。間違いようもない、この誠実さを帯びた匂いは一度世話を焼いた事のある貴方のものだ。このあまりに真摯で格式張った文の差出人が貴方であると知れば、先ほどあれだけ騒いだバツの悪さに舌打ちを零してから、再度浴衣を羽織り直す。光沢のある黒生地に豪快な金の昇り龍、胸元は腹筋が覗くほどに開けさせ、細い黒帯をきゅっと締めることでなんとか浴衣の風体を保ち。裸足にシンプルな草履を履けば、その足で向かうのは貴方の部屋。ドンドンドン、配慮も加減もないいつも通りの乱暴なノックの後、間髪入れずに「 オラ、迎えに来てやったぜ。ったく、あんな誠実さの滲む文字で笑わせやがってよォ 」眉間のしわは戻っているが、口角はどこか浮ついたように上がっている。獲物から招待状を貰えるというのは存外悪くない気分で、上機嫌を滲ませた声音で「 すっげえ動き難いのは解ってるが、あんまり俺を待たせたら金魚と一緒に沈めちまうぞ 」と続けて。)
***
よォウィリアム、遊びに来てくれて有難な。
手前と浴衣で並んで歩くなんて、なんつーかその…小っ恥ずかしいが、手前が望むなら一夜の祭を存分に楽しませてやらァ。
俺とのイベント完結後は他の怪物とも祭に行けるし、期間限定モンを満喫してくれよな。
ンじゃ、今宵も宜しくな!
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.282 )
- 日時: 2025/07/18 00:41
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>281
>ラザロ イベント
返事は予想以上に早く、騒々しく届いた。大きく響いたノックの音の後、乱暴ではあるが彼なりの気遣いが見えるような声が聞こえる。
自分で身に着けるのは初めてである異国の衣装をしげしげと眺めていたところだった。流石に扉を蹴破られることはないと思いつつも、できる限り早急にドアノブへと手をかける。
「お久しぶりです、ラザロさん。手紙を受け取っていただけたんですね」
ラザロの着こなしに目をやれば、引き締まった体躯によく似合うと笑みを浮かべて賞賛を並べた。対照的にウィリアムは普段着ているシャツの上から着流しを掛け、帯で締めるアレンジをしているため、少々暑苦しくも見えるかもしれない。
「どうもこれだけ露出が多いのは慣れないもので、色々と工夫をしてくれました。これで自由に動けます」
迷惑をかけることはないだろうと自信たっぷりに宣言すると、改めて礼を言いつつ、早速外へ向かおうと提案した。
「それにしてもここでイベントが行われるなんて思っても見ませんでした。ちょうど執筆も行き詰っていて、気晴らし……良いネタになりそうですね」
不思議なことがよく起こる屋敷だが、こんなことは頻繁にあるのだろうか。ラザロの顔色を窺いつつ、廊下へと歩みを進める。
――――――――――
こんばんは、ラザロさん。
今回もまた特別な経験ができて嬉しい限りです。一緒にイベントを楽しみましょうね。
byウィリアム・ロックウッド
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.283 )
- 日時: 2025/07/18 01:45
- 名前: ラザロ (ID: RaUA8Tgo)
>ウィリアム(>>282)
おう。――其れでもえらくさっぱりしてンな、背後から狙われたら終わりだぜ
( 名を呼ばれれば、どこか照れ臭そうに視線を明後日にやって短く応えて。扉を開けてくれた今夜の貴方、いつもの堅苦しさを残した姿とは一風変わり、どこか無防備で洗練されたようなビジュアルに一瞬目を瞠っては言葉を失う。そうしてようやく口を開けば、気の利いた誉め言葉とは真逆の憎まれ口を叩き「 だから俺から離れンじゃねえぞ。折角の祭なんだ、羽目外して燥いでいいがよ、それだけは絶対守れ 」直視するのもなんだか気恥ずかしいような、そんな気持ちを堪えながら視線を貴方へ注ぎ続ける。言い終われば、ぶっきらぼうに貴方の右手を奪うように掴んで「 分かったな、ウィリアム 」と念押してから、グイと自分の方へ引き寄せて。次いで、純粋な礼を告げられてしまえば、居たたまれなくなりガシガシと短い髪を掻いて「 ――嗚呼クソ、脅したいわけじゃねえンだ。 」とそっぽを向いて吐き捨てて。そのまま髪から口許へ手を移し、牙が羅列するそこを覆い隠すようにして「 ……手前の頼みだから来てやったんだからな。 」ぽつり、いつもとは違う控えめな声音で珍しく正直に言葉を落とし。その後、間髪入れず貴方を引っ張るようにしてズンズン廊下を進み「 礼なんて良いからよ、庭に着く前にまず何処へ行きてぇか考えとけよな 」エスコートと言いつつ、貴方の意志は第一に尊重する。そんな意図を粗野な口調へ乗せながら、遠くから聞こえる祭囃子の方へ近付くように歩みを進める。勿論、貴方の手は固く握ったままで。鼓膜を打つ囃子の音が近付くにつれ、鼻先を擽った甘い匂いが漂う。それは林檎飴、というもので。)
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.284 )
- 日時: 2025/07/20 10:53
- 名前: 執事長 (ID: 8JrAMFre)
>ルート選択にお悩みの方へ(>>32)
>日常イベントを公開いたしました!ご興味のある方は(>>60,>>219)をご参照くださいませ…!
>夏の期間限定イベント― Until Fireworks Bloom... ― 開催中!(>>256)
▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼
◆レイ・アナスタシア・フィーナ(>>71)
◆ウィリアム・ロックウッド(>>30)
▼ 現在のブックマーク ▼
●レイ × ジェイド ⇒ 【 >>279 】
●ウィリアム × ラザロ ⇒ 【 >>283 】 ※限定イベント「Until Fireworks Bloom...」発生中
>ルネコの備忘録を更新致しました。【www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=684】
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.285 )
- 日時: 2025/07/24 22:31
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>283
>ラザロ イベント
唐突に物騒な言葉が聞こえたかと思えば、それは彼なりの感想であると短い間をおいて察することができた。
不器用な物言いは昔なじみの友人を思い出させる。それでいてどこか真っすぐにも思える視線を受け、ウィリアムはにこりと笑って見せた。怯えることもなく、友人であるその人と向き合いたいのだと知らせるには十分な笑みである。
「ええ、勿論。離れていろと言われてもくっついていますよ。こんな楽しそうな日に怪我なんてするものでもないですからね」
引き寄せられる力に抵抗する気もなく隣に並び、いつもよりは早く足を進めながら、さてどこに行くかと考える。
「とはいっても、この催しについてはそんなに知らないので……ああ、でも雰囲気はなんとなく察しがつきますね」
いつかの旅行先で聞いた軽妙な太鼓や笛の音。こんな場所で出会うには少々ミスマッチに思えるような思い出を探りながら、甘い匂いにつられて足を踏み出す。
「まずは何か食べてみましょう、こんな特別なイベントですから、あなたの口に合うかもしれませんよ」
彼らの食事は特別なものであり、自分と同じ味を共有することは難しい。しかし、こんな機会であれば希望もあるかもしれない。好奇心をにじませながらラザロへと提案を投げかける。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.286 )
- 日時: 2025/07/24 23:39
- 名前: ラザロ (ID: TZkODFX/)
>ウィリアム(>>285)
あァ、手前はお祭野郎ってガラじゃァねえだろな。
( 酒を右手に肴を左手に、千鳥足で提灯の下を闊歩し祭を楽しむ貴方の姿は、如何せん想像に難く。人工的な浮いた催しには不慣れだろうとは思っていたが、まさかあまり触れてきていないとは。何か感慨深そうに、深く吐息して「 悪かったな、手前にとって新鮮な催し物がこんなニセモノでよ 」願わくば、命の危機などない元の世界で連れて行ってやりたかったが。それは不可能というもので、やがて目の前に広がるであろう魔力で塗り固められた夏祭りを案内してやることしか出来ない、己の無力を噛み締め無意識に繋いだ手に力を籠め。「 この甘ぇ匂いは林檎飴、だっけか。よォし、んじゃ先ずオオカミと人魚んトコだな 」疑問の色を声音に乗せながら、食い物と腹拵えになりそうな提案を返してくれた事に、上等だと口角を吊り上げ。果物を飴細工にした露店の番を挙げれば、いよいよ祭の会場が見えてくる。いつ階段を下りたのか、何度角を曲がったのか、人間に知覚できないのはこの屋敷の魔力のせいで。月明りに紅い提灯の彩りが混ざる廊下の果て、開かれた扉をくぐれば――一面の向日葵。どれもこれも月光を反射して桃色や紫に淡く発光し、茨の森の枝には和風な提灯がいくつも連なっている。少し遠くにぽつぽつと屋台の灯りが見え、祭囃子は音量を増して「 これが人間界の祭ってヤツか。悪くはねえな 」空いた手で顎を擦りながら、想像以上にカラフルで妖しげな雰囲気を堪能する。これを見た貴方がどう反応するのか、ちらりと横目で盗み見て。「 腹ごしらえだ。行こうぜ 」今度は先ほどのように強引ではなく、貴方の情動を邪魔しないように優しく手を引いてエスコートを。向かう先は色とりどりの暖色ランプに飾られた屋台で、軒先には色々な種類のフルーツ飴が陳列されているのがぼんやりと分かる。店番の怪物は、耳と尻尾のシルエットからしてどうやらワーウルフのどちらからしい。近付いてみなければ正体は分からない、しっかりと貴方の手を握ったまま屋台へと距離を詰めよう。)
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.287 )
- 日時: 2025/07/25 21:17
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>286
>ラザロ イベント
「えっ!? いえ、いいんですよ!」
まさかラザロの口から謝罪が聞こえてくるとは思わなかった。それもこの催しものが偽物であることだなんて。思わず裏返った声に自分でも驚き、一つ間をおいて咳払いをする。誤魔化しきれないが仕方がない。
「偽物だろうとなんだろうと、楽しければいいんですから。それに、ここじゃないとあなたや他の人とも会うことはできなかったでしょう」
そんな能天気なことを言えるような立場ではないことは重々承知だ。自分も彼らも、ここにいると言うことを感謝する住人たちはどれほどいるだろうか。それでもからりと笑って見せ、力のこもった手を引っ張った。
「林檎飴、林檎のフレーバーの飴ですか? かわいらしいものを売っているんですね」
それならもっと甘酸っぱい匂いだろうかと未知の食べ物にひかれつつ、連れられるままに屋敷の中を歩く。
「…………すごい、綺麗ですね」
気づけば外に繋がるだろう扉、そして向日葵に出迎えられると思わず感動の声が漏れた。いくらでも堪能できそうな雰囲気の中、普段は恐怖すら感じる森にも明かりが灯っている。
「夜だからこその風情がありますね、ああ、音楽も大きくなってる」
あっちこっちに興味が移り目線を動かしていたが、手を引かれると素直に後に続いた。遠目に見えたフルーツに透明な飴がコーティングされたものを見つけると興味深そうに目を細め、それから店番らしいシルエットに一度びくりと肩を揺らして警戒するように立ち止まった。
「……いや、いや大丈夫。あの人……人? 達には言葉が通じる、大丈夫大丈夫……」
言い聞かせるように口元でもごもごと言えば、何事もなかったかのように歩き出す。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.288 )
- 日時: 2025/07/26 13:57
- 名前: ラザロ (ID: GeNBR54o)
>ウィリアム(>>287)
――そうか。確かに、忘れらンねえ出来事にはなっただろうな
( 実直な剣のような貴方の事だ、他者の機嫌を取ろうと口から出まかせを吐くタイプではないことは重々承知していた。ゆえに、素直な言葉は額面通りに受け取ろう。ヒトが家畜として軟禁されるこの屋敷で、たった一つでも"楽しければ良い"と思ってもらえた事に、今まで感じたことのない暖かさが胸に広がるのを感じながら、相も変わらず笑い交じりに軽口を叩いて。「 いんや、果物をそのままに飴でコーティングされてんだってよ 」屋敷の中を引き連れながら答え。魔界では拝めない、晴天の空を彷彿とさせる双眸が、あちらへこちらへと視線が動く様を微笑ましく眺めて「 こんなのァ序の口だぜ。暫くしたら、花火っつう派手な催しが観られるってよ 」人間が作り出したその仕掛けがどんなものかは未知だが、だからこそ自分自身も何だかんだ楽しそうに僅かに声音を弾ませて。と、お祭気分に似つかわしくない雰囲気をまとう貴方の声に「 あ?オオカミに何か問題でもあんのか? 」と怪訝そうに貴方の顔を見遣る。自身からしたら害がある方だとは思ってない為、貴方が狼狽する道理が全く分からない。とはいえ何事もなかったかのようにしているが不穏なものを感じていた事は確かゆえ、「 …やめとくか? 」と聞いた瞬間、屋台の店番がこちらの存在を知覚して、人物像を話に聞いてたらしく『 あーーー!あの人間! 』と不満や疑念の混じった声が響いた。ちょうどレジーナが当番だったらしく、屋台の中でエプロンを付けたまま腰に手を当て仁王立ちになり『 何よ、ラザロと仲良しなのね 』自身はまだ一度も会えてなかったのに、といった態度で紡ぎ。)
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.289 )
- 日時: 2025/08/01 00:17
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>289
>ラザロ イベント
「果物を飴で! なるほど、それは見たことがないですね……随分と甘そうですが、大歓迎です。ジャムのような味がするのでしょうか」
文明が進んだ、かつて自分が住んでいた街ならまだ納得できるが、このような場所でそんな洒落たものに出会えるとは思わなかった。魔法というものが科学の代わりにあると思えばあり得ない話でもあるのだろうが。
さらに花火まであると聞き、ぱっと目を輝かせて上にあるラザロの目を仰ぎ見る。
「花火! 私の街のお祝い事でも用いられていたものです。化学反応で色が変わる仕組みでしたが、ここではまた一味違うのかもしれませんね……楽しみだなぁ」
そうやって楽しそうにしていたのは少し前までだ。今では誤魔化せないほどの焦りが笑顔を歪めている。何か特別な所以でもあるのかと尋ねられると、居心地が悪そうに頬を掻く。
「いえ、その……恥ずかしい話ですが幼い頃に色々あって今は見るだけで動悸がして……っ?!」
唐突に響いた声に飛び跳ねるように驚き、思わずラザロの陰に隠れるように後ずさる。見た目はもちろん、言葉を話す時点で普通の犬や狼とは全く違うと分かっているはずだが、魂に直接刻まれたトラウマというものはそこまで優しくはない。
「あ、あの、初めまして、ウィリアムと申します。今後ともどうぞよろしくお願いしますね」
言葉はいつも通り丁寧に紡ぎ出されるものの、同時に差し出される手はない。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.290 )
- 日時: 2025/08/01 01:15
- 名前: ラザロ (ID: wTediy7Z)
>ウィリアム(>>289)
――あァ、解ったよ。だからそんなしょぼくれた犬みてえなツラすんな。
( 詳細を話す事までは進められなかったのか、この場ではそれ以上の追及はしない旨を告げて貴方の肩へ穏やかに手を添えよう。「 この動揺も許してやってくれ。なあ、レジーナ 」何故貴方がそんなに動揺するのか気になるが、折角の祭に水を差してまで詳らかにすることでもないだろう。存外冷静に己の中で落としどころを見つけながら、彼女へとギラついた視線で目配せを。『 まあ……それも、そうね。でも、何ていうかその、結構ショッキングなんだもん 』ドラゴンの迫力に気圧されて、というよりかは、何処か距離を置かれているという印象から狼は目を伏せて。けれど、貴方を追い詰めて糾弾したいわけではない。何なら、折角の奇跡の祭典を楽しんでほしい。その本音に従うことを決めたらしく、場の空気を切り替えるように咳ばらいをして『 ラザロに免じて、今夜は綺麗さっぱり気にしないであげるわ。だから、目一杯お祭を楽しまなきゃ許さないんだからね。ほら、さっさとどれがいいのか選びなさいよ!べつに一個じゃなくてもいいから! 』高圧的な物言いは相変わらずだが、端々に貴方への思いやりを忍ばせて。ラザロは半歩前に出て「 ウィリアム、手前はリンゴで良いのか。俺はその黒いのと緑のヤツ。なァ、赤いのだけで良いのか? 」二人の仲を取り持つような穏やかな声音は、荒々しい面に隠された生来の兄貴肌で。自分で林檎飴を選んで貴方へ渡すことも出来たが、わだかまりを少しでも解消するためにレジーナから手渡させた方がいいだろう。そう判断して再度彼女へ目配せを、そうして何喰わぬ顔で自分の分を選ぶ。黒い菱形の果物と、緑の立方体の果物は、魔界にのみ生息するそれで。貴方へ最終確認を施した後「 嗚呼、俺のは全部3本ずつな。 」と厚かましさを見せることで、貴方の遠慮を少しでも軽減させようと試みて。)
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30