大人なりきり掲示板

【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】
日時: 2024/10/18 18:55
名前: 執事長  (ID: 3nikXZtz)



 それは空から降ってきたのか、あるいは地から湧き出たのか。

 あなたの手には、身に覚えのない一通の招待状が握られていた。

 艶めく黒薔薇の封蝋が、" 早く読んで "とあなたを誘う。

>―― 嗚呼、なんて美味しそうな貴方。今夜、お迎えにあがります ――

 それは、狂った喜劇を好む神様の、歪んだ悪戯だったのだろうか。

 斯くしてあなたは異界へ攫われ、人を喰らう怪物たちと一つ屋根の下で暮らす事となった。

 この世に一つだけのグランギニョル、その幕が今ここに上がる。



  ▼ 規則や世界観 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=680 】

  ▼ 提供一覧 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=681 】

  ▼ 参加方法 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=683 】


  ▼ 概要 ▼

/ 指名制 / 人外×人間 / メリバ要素、共犯者・隷属・共依存要素、捕食・流血表現を含有 / シリアスでダークな雰囲気も、仄々切ない純愛も /
/ あなたの指名や行動でエンドが分岐、1度エンディングを迎えてもご所望の限り物語が続くマルチエンド式 /
/ 基本は登録制、ご希望の方はお試し交流でも勿論可 /
/ 時にイベント開催 /
/ 完也を推奨、当方はご挨拶の後から伽羅口調にてお返事させて頂きます /
/ お互いが楽しめてこそ、真のハッピーなりきりライフ!という信条の下、相性重視 /
/ 演者様(参加希望者様)以外の書込みはご遠慮ください /

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Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.245 )
日時: 2025/05/30 00:26
名前: ギレルモ (ID: 17jRVk42)


>ウィリアム(>>244

(おねだりへは無事にこの場所へと辿り着ける保証が無いだろう。屋敷を彷徨く言葉を持た無い化け物に食べられる可能性も、他の住人に食べられる可能性も捨てきれない上に今日この場へと辿り着いたのは偶然の産物。調子の良い事をぽんぽんと吐く自身とは対極的な誠実に思える言葉に一度大きくまばたきをして「 んふ…そうだネ。もしキミに仲良しの使い魔がいるなら道案内してくれるかもよ? 」なぜだかは分からないけれど、彼はきっと命尽きる前に自分にまた会いに来てくれるだろうと感じてその為の淡い道標を示し。この檻が開かなければ自ら貴方の元を訪問することが出来ない不自由さを内心で呪いながら。「 オレはヒトと吸血鬼の混血種だからネ。ねぇ聞いてよ、アイツらイジワルなんだよ? 」紡ぐは多数を、更に言えば種族そのものを対象に挙げたような表現で、この屋敷に囚われた純種2名の事を指しているとは考えにくいだろうか「 オレみたいな成り損ないはさ、おエラいヴァンパイアサマとおんなじ獲物を狩っちゃダメだって。貴族とかじゃなくて、そのへんに転がってる死にかけでも食べてろってさ。だから拾って食べてたらサ、魔法で取り上げて腹ペコのオレを笑って、そんでヤな事いっぱい言うの。オナカ空くのはダンピールだってヴァンパイアだっておんなじなのにさァ、おかしいよネェ? 」あっちこっちに視線や手を動かしながら、抑揚たっぷりの声で同情を誘うように情報の肉付けを。最後には自分が正しい事を認めてもらうためにストレートな視線を向けて。しかしこれはあくまでも不完全な怪物視点での供述。似て非なる種族間では感じ方も見え方も違うのかもしれない、彼と関係のある二人の吸血鬼はどう供述するのだろうか。目の前のダンピールの言葉だけを鵜呑みにすることは出来ないだろう。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.246 )
日時: 2025/05/30 22:23
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>245

>ギレルモ

「えっ、そんなこともしてくれるんですか? あのコウモリたち……やっぱり他のコウモリとは違うんでしょうね。なんだか言葉も通じている気がするし」
 ここにきてコウモリに話しかけるのが普通になってしまったが、改めて考えると動物に人間の言葉など通じないはずだと思い出す。その上道案内までしてくれるのであればありがたい話だ。今度試しに頼んでみようと素直に受け入れる。
「こんな状態のあなたを放っておくわけにはいきませんし……まさか私が嘘を言っているとでも思いましたか?」
 こんなところにいれば諦めが心に染み付いていても仕方がない。ぱちりと瞬きをしたギレルモにはっきりと再びここに来ると宣言しておく。再びここに来ることすらも難しい話かもしれないが、執筆活動に行き詰ることも増えた今の自分にとっては新たな目標にもなるだろう。
「混血……そんなこともあるんですね」
 檻の出入り口を気まぐれに探しながら聞くギレルモの話す内容は、にわかには信じ難いものだった。確かにレナードは初対面では傲慢なように見える態度に面食らったが、餌と称する自分との取引にも誠実だ。マリーシュカに至っては最初から親しみを感じる女性である。人間との混血だからと言ってそこまで態度が変わるものなのだろうか。
「確かにおかしい話ですね。空腹も、その時に食べるものも誰からもとやかく言われるものではありませんから。……でも、彼らが本当にそんなことを言ったんですか?」
 ギレルモに同調した方がいいことは理解していた。それでも違和感は拭えず、慎重に声の調子を抑えながら問いかける。あなたのことを疑っているわけではない、ただ信じ難いだけ。そんな雰囲気を纏わせながら、手を止めて彼の目を見つめ返した。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.247 )
日時: 2025/05/30 23:24
名前: ギレルモ/ユギン (ID: LU1dyaTr)


>ウィリアム(>>246

通じはするよ。それを解して発言は出来ないケレドね
(今迄身の回りの世話をしてくれる蝙蝠たちとは最低限の関わりしか無く、見分けが付く程に仲が良い使い魔がいる訳では無いが妙に気に掛けてくれる個体がいることも事実か。頼めば連れて来てくれるだろうか、なんて試してみない事には分からないものの試してみる価値はあるだろう。一先ずは自分の部屋へと戻らないと分からないし、当てが外れたとしてもまた歩き回っていれば辿り着ける可能性だって無い訳では無い。「 イヤ、オレと対極的なところに居る存在だなァと思って、 」そのまさかウソだというより、約束を果たそうとする彼が此処に辿り着けるかが心配なだけで。「 アハ、そーだよネ。オバケだっておなか減るんだから。ヴァンパイアはそう言ったんだヨ 」ぱち、ぱちとやる気のなさそうなまばらな拍手は少なからずも自身の主観的な身の上話に共感を得られたのだと感じたから。この屋敷に囚われる顔見知りでしかないゴーストを他意なく引き合いに挙げては話題を閉じ、彼らがそう言ったのかは、それが過去によるヴァンパイア全体種族を嫌う理由。お仕舞いにし彼をこのまま見送ろうと決めて「 今回のところはオワリかな。またおいでエ、ネコちゃん。きちんと血になるもの食べるんだよ 」ぬる、と目を細めてかっくり首を傾け死人の色の手をひらひらと振り。一見すれば健康を気遣うような言葉も全て自身の飢えを凌ぐためと隠すつもりもなく、何の確証もない次への期待がきっと今夜だけは渇きを癒してくれるだろう。)


***


ギレルモとの時間は終わりだろうなって事で一旦お邪魔しますね。このまま【 怪物の証明 】の方に入って良ければ【 貧血気味な身体で自分の部屋に戻る最中に気付いた異音の出所を探して見つけた部屋の扉を開ける 】場面を出して貰うつもりにしてるんですが、問題ないでしょうか?


やあやあ、こんばんわ仔羊ちゃん。いや、仔猫ちゃんの方が正しいかな?ギレルモはかなり癖のある住人だったから、充実した交流をして貰えて嬉しいよ。暴力的な飢餓に支配されてる以上、食べられるなら誰でもいいって子だから君の望むような見方を彼がするかどうかは現時点では定かじゃないけれど、君が会いに来てくれるならいつだって大歓迎の筈さ。

さて、次はいよいよレナードとの日常イベントだね。導入部分は上記のイメージで問題ないかな。この一幕が君たちの間に何を齎すか、じっくりと見守っているね。追加で何もなければ、僕の方にはお返事不要だよ。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.248 )
日時: 2025/06/01 12:26
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

「誰だって飢えに苦しめば気が立ったり、約束も守れなくなりますよ。あなたも、少し食事をすれば私と目を見てちゃんと話ができたでしょう。たったそれだけの違いです」
 ウィリアムは恵まれた人間だった。好きな時にあたたかな食事を採れるし、そのことが何よりも幸せであることも知っていた。だからこそ、目の前の飢えに苦しむ怪物とも会話し、友好を深めることができると信じていた。
 人間で言えば栄養失調状態、長く話をさせるのもまずいのだろうかと話に一度区切りをつける。長い間このような境遇に晒されていたらしい存在が、次来た時に動くこともない屍になっていることはほぼないだろうが、それでも不安や心配は心に浮かび上がるものだ。
「ギレルモさん。近いうちにまた必ず来ますから、待っていてくださいね」
 約束を確かめるように、名前を呼びながらゆっくりと言葉を紡ぐ。
 自分自身という食料のほかにも、この部屋に持ってこれるものはあるだろうか。寒いというのも飢餓からくるものだろうが、クッションや毛布類は自室にあるもののほうが質がいいようにも見える。必要最低限な家具に目を走らせて色々と算段を立てつつ、最後には穏やかな笑みを見せて頷いた。

【 怪物の証明 】

「…………はぁ」
 ようやく階段を上りきり、大きなため息が口から零れ落ちる。
 虚勢を張っていたものの、噛まれた腕はじくじくと痛み、出血は止まったとはいえ綺麗に舐めとられた血液は体に戻ることはない。目の前がぐるぐると回るような感覚、肌には冷たい汗がにじんでいる。
「早く帰ってしまわないと、どこかで倒れたらお終いだぞ」
 またここに来ると約束をした。それ以前に、まだ途中の物語の先を書き綴るという仕事も残っている。こんなところで伸びている暇はないのだと、自分の体に言い聞かせながら壁から背を離す。
 大体の道のりはぼんやりと覚えてはいたものの、中々に手ごわいこの屋敷の中でおぼろげな記憶はないに等しいほど仕事をしない。現にウィリアムは随分と前に方向感覚を失い、体温を失いつつある体を引きずりながら屋敷の中を歩き回っていた。
 偶然知り合いの住人にでも出くわさないかと期待を込めえて周囲を見渡すがそこは闇だらけ。加えて貧血でグラグラと揺れる頭ではあまり深くものを考えることができない。不意に聞こえた音がどれだけ異質であっても、それが幸運なことであるように感じてしまうほど。
「……誰かいるんですか? すみません、ちょっと道が分からなくって」
 その音が何だったのか分からないまま、そこに何かがいるという確証だけで、ウィリアムはその部屋の扉のドアノブをひねった。

――――――――――

ありがとうございます。こちらで前回の返事と【怪物の証明】の場面をつなげて書かせていただきました。よろしくお願いいたします。
byパステル

――――――――――

こんばんは。私は羊も猫でもないんですが、まぁあまり言い返していてもキリはないですね。
癖があるどころじゃありませんでしたが、何とか話ができてよかったです。私が望むことを相手に押し付ける気はありませんよ、ただ信じているだけですからね。
これからも……泥臭い方法ですが、何かを成し遂げてみたいとは思っています。存分に楽しんでいてくださいね。それでは。
byロックウッド

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.249 )
日時: 2025/06/01 12:46
名前: レナード (ID: LdHPPNYW)


>ウィリアム(>>248

(他の住人と比較すれば食事回数が控えめである自身には、そうでなくとも一度の“食事”はただ飢えを凌ぎ生き永らえるためだけの行為ではなく、この暗い屋敷で美食からしか得られない何かを嗜むために重要な時間。ゆえに適当な獲物を初対面で喰らう事はほぼなく、今夜の食事も面識のある人間だったのだろう。そこはとある獲物の部屋、ベッドの天蓋から垂れる月光を透かす半透明のヴェールは巫女の羽衣のように夜風に揺れ、シーツは紅いサテン生地へと張り替えられている――いずれも獲物に与えられる個室のデフォルトではなく、きっとこの部屋の主がレナードか或いはそれ以外の怪物にお願いして整えてもらったのだろう。そのベッドの上、誰かを組み敷く形に覆い被さる影は濃紺のマントコートを纏い、時折吹き込む夜風がその裾を揺らせば裏地の紅がちらちらと月明かりを反射する。小さく聞こえてくる何かを啜るような音は奇しくも貴方自身がつい先程身を持って耳に刻んだものと酷似しているだろうか、濃紺の背に回されていた真っ白な腕が一切の力を失ったようにはらりと脱力しベッドの縁へ落ちたのとほぼ同時、聞き覚えのある声に声を掛けられた気がして影はぴたりと一切の挙動を止めて。ゆっくりと上体を起こし首を巡らせて振り向く、月輪を背負う口許には僅かな鮮血が付着しているだろう「 ……人様の食事を覗き見?そんな趣味あったんだ 」白い手の甲で口許を拭いながら放たれるお決まりの憎まれ口、それはいつものような小馬鹿にする調子ではなく幾ばくか平坦であろうとするような声色で。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.250 )
日時: 2025/06/04 12:53
名前: 執事長 (ID: 6kBwDVDs)


>ルート選択にお悩みの方へ(>>32

>日常イベントを公開いたしました!ご興味のある方は(>>60>>219)をご参照くださいませ…!

▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼

◆レイ・アナスタシア・フィーナ(>>71
◆ウィリアム・ロックウッド(>>30


▼ 現在のブックマーク ▼

●レイ × ジェイド ⇒ 【 >>186
●ウィリアム × レナード ⇒ 【 >>249 】 ※日常イベント「怪物の証明」発生中

>宝箱を更新致しております。(www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=685)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.251 )
日時: 2025/06/04 18:57
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>249

>レナード イベント

 息が止まるようだった。心臓が急激に脈打って、血を失った体がぐらりと揺れた。
 そこにいるのがレナードであることは分かった。しかし、彼の下で今まさに命を絶たれたそれが人間であるとは理解したくなった。彼らの『食事』がどのようなものなのか、知識として知ってはいたが、本当の意味で理解することは本能が阻んでいることだった。
「すみません……声を、かけたんですが……」
 目の前が回る。ショックが目眩を悪化させ、思わず扉に手をついた。体が重い、それでいて思考はぐるぐると加速し続けてまとまらない。
「食事中だとは知らなくて、でも……失礼、でしたね」
 裂けた皮膚の間から血が垂れ流れ続ける感覚。数滴ぽたりぽたりと足元に赤い点が描かれる。どこか遠い出来事のように床を見つめ、慌てて被りを振った。
「出て行きます、すぐに」
 ここから立ち去らなければならない。ここがどこかもわからないが、とにかくここにはいられない。まともに上がらない脚を叱咤しながら踵を返す。
 思考の端には垂れた青白い肌がこびりついている。ここに来た自分にとって、一番最後に待ち受けている未来を叩きつけられたのだ。
 ――今見るべきじゃなかった。
 とにかく最悪の気分だったが、立ち続けなければ、歩き続けなければ今晩にでも自分は同じ道を、それ以上に無惨な最後を遂げることになる。それだけは避けたいことだった。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.252 )
日時: 2025/06/04 19:53
名前: レナード (ID: P747iv5N)


>ウィリアム(>>251

――……其の出血は誰かに食べられかけたって事?
(今まさにそうなるかもしれない未来を見せ付けられた彼。紅い鮮血が見える腕から滴る様に、怪訝とも心配とも苛立ちとも取れる感情を眉間の皺に宿して。よくよくと様子を観察すれば今にも倒れてしまいそうな状態に思える、普段よりも輪をかけて血の気が薄く見えるのは月光のせいだろうか。何にしてもこうして自らの食事場面に遭遇してしまったという事は彼が自分の部屋を抜け出したという事。否誰かに連れ去られかけた可能性もある、がきっとどこか好奇心に捨て身さを感じさせる彼の性質は前者なのだろうと推測しては忠告してやったのに馬鹿な事をと短く溜息を吐いた直後「 …!待ちなよ 」踵を返したシルエットを視認した刹那、既に事切れた嘗ての獲物の元から未練なく離れるように反射的に身体は動き瞬間移動と見紛う速度で片腕にて足元の覚束無い彼の体重を受け止め支えて。ただの弱った獲物など捨て置けばいいものを、頭で考えるより先に行動に移っていた事にはきっと気付いていないのだろう「 ……ここで野垂れ死にされたら後味が悪い 」尤もらしい理由をつけ、きっと歩くこともままならないであろう彼の足元にしゃがみ込んでは下から掬い上げるような形で背中に彼を負ぶさって。そのまま歩き始めるのは、常に部屋や廊下や階段の配置が変わり続ける屋敷の絡繰りで貴方の自室が偶然近くまで来ていると察知しているからだろうか。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.253 )
日時: 2025/06/08 14:34
名前: 執事長 (ID: zT2VMAiJ)


>ルネコの備忘録を更新致しました。【www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=684】

>All

此れより水曜までの4日間は返信頻度が高くなります。此れ以降からは徐々に返信頻度が低くなる事だろうと思いますので、ご承知置き下さい。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.254 )
日時: 2025/06/09 00:25
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>252

>レナード イベント

 気分を害したような問いかけだった。食事を覗き見した次に聞くにはあまりにも不穏な台詞であり、足が思いのほか速く動いたのは意外だった。
 それでも人間と住人の差は大きく、一歩踏み出した時にはぐらりと傾いた体はすんなりとレナードに支えられ、思った以上に優しい感触に驚いて振り返る。先ほどまで人間を喰らっていた化け物が、好きな物語を共に語り合う友人の顔をしていることが飲み込めない。
 本当に彼らのことを知らなかったのだ。ギレルモとの会話の中で感じた無知をひしひしと感じる。
「……すみません」
 何とか絞りだした声は、意外にも落ち着いていた。そのまま体をゆだね、冷たい背中や髪をどこか呆然とした気持ちで眺めていた。
 無言で部屋まで運ばれていた時、ふと思い出したようにレナードの疑問へと答える。
「さっきまで地下にいたんです、そこでギレルモさんという方に会って……あまりにも空腹だというので、血を分けていたら、この有様で」
 情けないですね、といつものように軽く笑いたいところだったが、声に力が出ない。どうしても元気が出ないのは貧血のせいだと決め、そっとレナードの肩に体重を預け、休ませてもらうことにした。

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