大人なりきり掲示板

【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】
日時: 2024/10/18 18:55
名前: 執事長  (ID: 3nikXZtz)



 それは空から降ってきたのか、あるいは地から湧き出たのか。

 あなたの手には、身に覚えのない一通の招待状が握られていた。

 艶めく黒薔薇の封蝋が、" 早く読んで "とあなたを誘う。

>―― 嗚呼、なんて美味しそうな貴方。今夜、お迎えにあがります ――

 それは、狂った喜劇を好む神様の、歪んだ悪戯だったのだろうか。

 斯くしてあなたは異界へ攫われ、人を喰らう怪物たちと一つ屋根の下で暮らす事となった。

 この世に一つだけのグランギニョル、その幕が今ここに上がる。



  ▼ 規則や世界観 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=680 】

  ▼ 提供一覧 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=681 】

  ▼ 参加方法 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=683 】


  ▼ 概要 ▼

/ 指名制 / 人外×人間 / メリバ要素、共犯者・隷属・共依存要素、捕食・流血表現を含有 / シリアスでダークな雰囲気も、仄々切ない純愛も /
/ あなたの指名や行動でエンドが分岐、1度エンディングを迎えてもご所望の限り物語が続くマルチエンド式 /
/ 基本は登録制、ご希望の方はお試し交流でも勿論可 /
/ 時にイベント開催 /
/ 完也を推奨、当方はご挨拶の後から伽羅口調にてお返事させて頂きます /
/ お互いが楽しめてこそ、真のハッピーなりきりライフ!という信条の下、相性重視 /
/ 演者様(参加希望者様)以外の書込みはご遠慮ください /

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Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.35 )
日時: 2025/04/06 20:53
名前: マリーシュカ/レナード (ID: TZSGctBI)


>[ 今回のお出迎え案内役:マリーシュカ ]


>ウィリアム(>>30>>34

初めまして、黒薔薇のお屋敷へようこそ。以前からこの世界へ興味を持ってくれていたのね…ありがとう、ウィリアム。お会いできて嬉しいわ。
お迎えに上がる初回指名訂正をありがとう、ウィリアム。ひとつ気掛かりなことがあるのだけれど、レナードやレンブラントは性格上ある程度の確定描写をしてしまう時があると思うの。ご承知おき頂いたうえで、気になった時は教えて頂戴ね…私達も貴方とのご縁を大切に育んでいきたいと思っているから。
では、レナードを呼んでくるわね。あまり愛想の良い子ではないから、絡みにくければいつでもお声掛けしてね。それでは、良い夜を。


***


(コツリコツリと上等な革靴の跫音が、月明りと蝋燭のみで照らされた仄暗い廊下に反響する。まさに今しがた ディナー ≠終えたばかりで、食事中に口角や喉元を濡らした獲物の血液は綺麗に拭き取ってはいるものの、大量の血液を摂取した身体からはほんの僅かに赤い鉄が香り立ち、鼻のよい相手には勘付かれてしまうだろうか。ふとキィキィ鳴きながらコウモリの姿をした使い魔が耳元に寄ったかと思えば、何と先ほど来たばかりの新入りがいると言う。ともあれ今は満腹、次の食事については当面の間考える必要はないため「 今は興味ない。 」と使い魔の報告を一蹴し。しかし一際大きな鳴き声が響いた後、一定のリズムで響いていた跫音はピタリと止む――何故ならば、今まさにすぐ隣にある扉が件の新入りの部屋であると使い魔に耳打ちされた為で。興味がないと言い放ったものの扉一枚隔てた向こうにまだ見ぬ獲物があると思えば、運命的な手軽さに気持ちは傾き「 …さっき≠フ部屋を片付けて来い 」と使い魔に対して人払いを済ませた後、神経質なノックを3度。返ってきた人の声に意識はあるのだと確信したが、さらに時間的には数秒ほどであろうも体感的にはもっと長く感じてしまい数秒待っても開かれる気配のない扉を睨みつけ小さく溜息を吐き、白すぎる片手を開いて扉へかざせば独りでに扉は開いてゆき。待たされたことが御不満の様子で、招かれる前に不機嫌そうな調子で不躾にも一歩二歩と部屋へ立ち入り「 ――他の奴の気配がない。正真正銘の新入りってわけだ 」血の匂いを仄かにまといながら部屋をぐるりと見回して最後に扉を開けようとしていたらしく目の前の貴方へと視線を注ぎ。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.36 )
日時: 2025/04/07 01:09
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>35

>マリーシュカ
美しい女性からの声かけに応じない男などおりません。蛇足になるかとは思いますが、手短にご挨拶を。
この度はご招待いただきありがとうございます。人には人の務めがあり、得意不得意がある。それも承知のうえですから、どうぞ僕のことはお気になさらず、レディ。あなたの配慮に感謝をいたします。素敵な夜を。


----------

>レナード
「あ、すみません、どうも部屋を間違えたよう……で……?」
開かれた扉の先、目に飛び込んできたのは美しい銀色の髪と、青白い肌の中に浮かび上がるような紅い双眸。その瞳と似たような深紅を反射させるピアスと質のいいマントコート。
自分が泊っているホテルにいた、素朴な顔をした手伝いの少女や居眠りの激しい初老のホテルマンではないことは、混乱した頭でも一瞬で理解できた。
軽い調子で飛び出た自身の声を喉の奥に押し込み、唐突に表れた紳士から発せられた言葉にまた目が回りそうになる。他の奴、新入り。
――よくわからん。
雑だが端的な結論がたたき出されるまで数秒。こういう時は諦めが肝心だと言い聞かせながら、痛いほどの視線を皮膚で感じ取りつつ、一度軽い咳ばらいをして姿勢を正す。落ち着くために深く吸いこんだ空気の中に、僅かな鉄の匂いを感じ取った。
「失礼しました、ミスター。私はウィリアム・ロックウッドと申します。お恥ずかしながら、多分部屋を間違えた、ようで……ええっと、ここは何号室でしょうか」
酒を飲んだ記憶すら飛ぶ悪酔いをして、あの安ホテルとは違うところにでももぐりこんでしまったのだろう。じんわりと滲む焦りを手の中で握りしめながら、自分よりも少し高い位置にある不機嫌そうな目をちらりと見上げた。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.37 )
日時: 2025/04/07 08:10
名前: レナード (ID: 0llm6aBT)


>ウィリアム(>>36

……なんだ、素直みたいだね。
(中には獲物として拉致されてもなお、命知らずにも怪物に牙を剥く活きが良過ぎる者も存在する。傲岸不遜なヴァンパイアに言わせてみればその輩は身の程を知らないただの愚か者で、だからこそ貴方もその類ではない事が判ればフッと張り詰めていた空気を和らげて。どうやら素直な獲物を好むらしい。威丈高な態度は一貫したまま貴方の斜め前に位置する壁に寄りかかって腕を組み、礼を尽くされて当然とばかりに貴方が名乗るまでは自分の名も明かさぬつもりで居たが、即行に名乗られ、然し先に名乗られておきながら気紛れに自分の名前も明かさぬまま、かと思えたが「レナード。部屋を間違えたぁ?違う、そんなわけないだろう。」端的に名乗り返せば、部屋を間違えたかもと云う事を完全否定し、指先で上腕あたりをトン、トンと弾きながら「 面倒な説明は嫌いなんだ。詳しい事は他の奴から聞いてよ 」と案内役には完全に不向きな前置きの後「 此処は黒薔薇の屋敷で、人間の世界じゃない。お前は元居た場所に絶対に帰れないし、いつか屋敷の住人に喰われるために選ばれて来た。 以上。」伝え方を選ばずシンプルに淡々と、この屋敷での生活における重要な要点を並べる。それが貴方にとってどんなに荒唐無稽で受け入れがたい事実であっても、それを慮ることに労を尽くさない怪物は退屈そうに眉を寄せながら目を閉じて「 命が惜しいなら独りで部屋を出ない事。……分かった? 」後日、他の怪物から――特に幼馴染である女のヴァンパイアから小言を言われるのは面白くない。ゆえに一方的に伝えて終わりではなく、理解度の確認と質問の有無を問うつもりで語尾を上げながら瞼を上げ、相変わらずの不愛想な目つきで貴方を見つめて。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.38 )
日時: 2025/04/07 12:45
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: iv8UKAb0)

>>37

>レナード

 レナード。当たり前だが聞き覚えのない名前だ。
 しかし、尊大な態度やファミリーネームを名乗らないところから、この手の人物によくある『わざわざ名乗らなくても知っているだろう』という言外の圧、この辺りの金持ちか地主だろう。失礼のないことに越したことはない。
 一人胸の内で納得し、これ以上追求すれば傾いたご機嫌がさらに傾いてしまうだろうと黙って頷いたウィリアムだが、その後レナードから語られた言葉は到底納得し得ないものであったし、自然に黙ることにもなった。
 自分はいつの間にか、人間の世界ではない黒薔薇の屋敷にいて、元いた場所には帰ることができないまま、住人に食われて死ぬ定めが決まったのだと言う。
 友人と蝋燭一本で語り合った幼い時のウィリアムでさえ、もう少しまともな話を考えていた。起承転結、登場人物が摩訶不思議な世界に巻き込まれるには理由と導入が必要である。こんな理不尽で救いのない物語などあるものだろうか。
 目の前の紳士、レナードから淡々と告げられる不幸な設定に理解が追いつかないまま、ふと記憶の端に蘇ったのは、黒薔薇の封蝋であった。
 ――……なるほど。
 あの招待状を開いた時、所謂伏線(フラグ)を踏んだのだと、小説家の性が悟る。
 ――事実は小説より奇なり、とは言うが、これはちょっとやりすぎな気がするな……。
 気が遠くなったとき、レナードの語尾がわずかに跳ね上がった。それがこちらへ投げられた確認の言葉であることを理解し、困惑のまま口を開く。
「……ご忠告、ありがとうございます。納得……したわけではありませんが、理解しました」
 どうやら彼の良心によってなされた説明を今は飲み込むしかない。顔に滲み出る絶望の色を押し隠そうと、無理やり口の端を歪める。笑顔と見えなくもない歪な表情。
「何はともあれ、助かりました……レナードさん。あなたがいなければ、私はいずれこの部屋を出て闇雲に歩き回っていたことでしょうから。友好と感謝の印に」
 紳士同士のコミュニケーション、礼儀と親しみの形式的な方法として、ウィリアムは右手を差し出して握手を求めた。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.39 )
日時: 2025/04/07 15:03
名前: レナード (ID: 0llm6aBT)


>ウィリアム(>>38

(彼が理解するまでの間に、手持ち無沙汰に視線を逸らしていれば、予想外にもすんなりと無茶苦茶な理不尽を受け入れるような貴方の言葉に思わずわずかに目を瞠り、壁から声の主へと視線を移して「 ――それは重畳。この状況で笑っていられるなんて、随分変わった獲物だね。 」無理矢理にでも作られたのであろう笑顔でも、不機嫌な炎を燻ぶらせていた双眸は一抹の興味の色を呈して。屋敷へ攫われてきた人々は普遍的な価値観ではひどく気の毒だが、ヒトを家畜と割り切る自身は貴方を可哀想だなんて微塵も思わず、だからこそ他の獲物のように理不尽な現実にギャアギャアと泣き喚いたりしない事に感心したのだろうか。本当に体重があるのか不審になるほど足音の一つもなく、貴方の佇む床の前に一瞬で移動すれば、握手を求められていた手を一応手に取り。その際、ひんやりと冷た過ぎる温度を感じられるだろう。次いで自身の唇は形の良い耳元に寄せて「 今夜俺に喰われるかもしれないって、本当に理解出来てる? 」まるで興を引かれた獲物に少しちょっかいをかけて甚振るような、捕食者の愉悦をわずかに囁くような声に乗せて。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.40 )
日時: 2025/04/07 22:40
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>39

>レナード

 獲物。
 そんな不思議な単語で今まで現状把握に忙しくしていた思考が一気に目の前の人物に集中した。
 人形のような色の肌と同じように、体温を感じない掌。
 そして耳元で囁かれた言葉に初めて合点がいく。
 まさに、自分の目の前にいるこの人物こそ、この屋敷に住むという怪物であると。
――だったら最初に言ってくれよっ……!
 よく見たら口元に牙が見えるとか、肌や目の色が不自然だとか、今考えると自身の注意散漫力に呆れ果てるが、この人に類似した化け物を見抜くなんてことは、点が三つ集まれば人の顔に見えるような脳で支配された一般庶民には初見殺しの無理難題である。
 何よりも心細かった時にやってきた、少々傲慢な態度をとりながらも対話できそうな人型の生物に信頼を寄せるくらいは許されたいところだ。
 ぞわりと悪寒が背筋を走り、肌が粟立った。理解できていませんでしたと泣きながら謝罪したいと膝が笑い始める。
 しかし、両親や兄弟から呆れられるほどにウィリアムは頑固であり、己を偽るのも上手かった。
「……もし、そうであったとしても。今ここで友人であるあなたを無碍にする理由にはなりません」
 顔色は青く、今にでも逃げ出しておかしくはないような表情をしながら、その声はしっかりと落ち着きを演じ、握手を雑に解くようなことはしない。今深呼吸すれば微かに香る血のにおいをさらに吸い込むことになるだろうと、喉は引きつったままだったが。
「しかし、レナードさん。とても突飛なことで私も驚いております……ので、考える時間を、ください。一晩ほど……ええっと、今、時間も分かりませんが」
 とにかく今は安全を確保してこれからのことを考えたかった。震える唇を叱咤して何とか笑みを浮かべつつ、どうにかなれの勢いで言葉を並べる。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.41 )
日時: 2025/04/08 00:14
名前: レナード (ID: 0WMyBd86)


>ウィリアム(>>40

(興味を持たない獲物に対してならば、相手の表情の機微など気に掛ける価値も無く意識すら向けないだろう。しかし慄いていながら叱咤して奮い立たせる姿に、興味が引く。囁いた後、勝手に二つの青を見つめたまま首筋へといつもは加減しないが加減の出来るレナードは無表情のまま軽く牙を立て。加減した加害であれば、痛みも然程感じず傷もすぐに治るだろう。トロリと蜜のように流れ出た血液を指先で掬い取り、白い顎を反らせて口腔へ垂らすようにそれを舌の上へ。美食家たちがワインを嗜むように舌で転がし、何か物を言うでもなく傷を付けた事に対して「 それ、他の怪物と話す時のネタになるね 」レナードに味見された、と。サイコパスじみた、温い言い方をすれば呑気な言葉を謝罪代わりに吐いた後、パチンと指を鳴らしてコウモリの使い魔を呼び「 塞げ。 」顎先でクイと貴方の首筋の傷を示しながら命を下し、消毒液やらガーゼやらを魔法で浮かせながら器用に傷の手当てをする使い魔を尻目に自身はくるりと踵を返して背を向け、数歩扉へ向かって歩を進めた後に立ち止まり驚いていると云う事や考える時間が欲しい事には肯定し「 驚くのもそれはそうだ。けど……――お前はもっと美味くなれる筈だ。熟すまで生きていられたら、この俺がお前の名前を呼びながら殺.してあげてもいいよ。 」わずかな衣擦れの音と共に振り向けば、そこには先ほどまでの仏頂面ではない微かな笑みが薄く敷かれていて「 嬉しいでしょ?強がりのウィリアムくん 」見抜いていたかのような口振りと揶揄するような口調で名を呼んで。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.42 )
日時: 2025/04/08 01:25
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>41

>レナード


「いっ……!?」
 それほど鋭い痛みがあったわけではないが、予想していない感覚に思わず声が出た。反射的に首筋に手を当てるが、やってきたコウモリたちを見て慌てて傷口を見せ、大人しく治療を受けることにする。
 コウモリを間近で見たのも、こんなにもおとなしい動物だと知ったのも初めてだ。当たり前のように不思議なことがおこっている目の前の出来事を上手く呑み込めないまま、レナードの言葉にも戸惑いながら返事をするしかない。
 味見と称して血を飲み込んだ様子や口から覗く牙を見るに、彼は俗にいうヴァンパイアというものなのだろうか。幼い頃に話のネタにするべくどっさり読んだオカルト本を思い出しながら、背を向け、この部屋を出ていこうとするレナードの姿を眺めていると、再び突拍子のないことを言われ、思わず間の抜けた表情を浮かべた。
「……はい、その、光栄なことです」
 正直喜んでいいか分からない。しかしここで何か失言すれば今度こそ動脈を食いちぎられる可能性もあるだろう。どっど噴き出る冷や汗を感じながら、何とか頷く……後にこれもこれで失言になるのではないかと思ったが、考えないことにした。
「あ、もし出ていかれるのであれば、一つだけお聞かせください。他の方……怪物? も、あなたのような方々なのでしょうか」
 人と似た姿であると思えばそれなりに警戒することができるし、レナードと同じく対話ができるのであれば、今のように危機を回避することもできるかもしれない。淡い期待を抱きつつ問いかける。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.43 )
日時: 2025/04/08 07:43
名前: レナード/レオニダス (ID: 0WMyBd86)


>ウィリアム(>>42

この俺が期待してあげてるんだから、簡単に他の奴に喰われて失望させないでよね。
(光栄なこと。それは、尊大な怪物の機嫌を持ち上げるに最適な言葉だった。喰う喰わないの剣呑な会話の間に、異様な光景とどこか生臭い湿り気を帯びた空気。不思議とそれを不快に思わず久し振りに愉しいと思い始めているのだと言い終えてから気付き、後ろへ捻っていた首を前方の扉へと戻して。「 もちろん。けど……食欲旺盛な頭の弱いヤツや理性や知能を持たず対話の出来ないバケモノも徘徊してる。空腹時の怪物に遭遇したらそれはまぁ運が悪い、だね。それから此れ(招待状)によって近いうちにどっかの怪物が訪れに来てくれるだろうから。誰の部屋に飛ばされたのかはお楽しみ。 」問い掛けには答えると、貴方の血液が付着していた指先で触れ手紙を認め、勝手気侭な野放図は手中の招待状を弾き、コイントスの要領で手中から虚空へと手放せば一瞬だけ明滅した黒い光に吸い込まれるように招待状は綺麗さっぱり姿を消していて。ひらひらと手を振りながら無茶苦茶な置き土産を言い残し、空腹時に喰いに来る怪物やランダムに選ばれる怪物には自分も含まれているとは言葉にしないまま扉を開いて。もし背後から声が上がったとして、それが不平不満の類なら気紛れな怪物は振り返ることなく廊下の奥へと消えるだろう。)


***


――交流中にすまないね。私はレオニダス、今回の案内役だ。
君の方から追加で発言・描写しておきたいことが特になければ、初回交流はこれにて〆となる。何か伝え残しがあれば遠慮は無用なのだよ。
初回の〆も秒読みということで君に相談なのだが、もし屋敷での暮らしを続けたいと君が望んでくれるのであれば、次回指名を初期から名前を記載してくれていたレンブラントで如何だろうか。その時点で君の本登録は成立し、特殊キャラの3名についても自由に指名が可能となる。PFについても、変更や追記があれば修正版を頂戴できるだろうか。今後もPFの加筆は勿論自由に行ってくれて問題ない。
レナード……、彼の笑った顔など同居人である私すら久しく見ていなかった。有意義な交流が出来たのも全て君のお陰だ、とても楽しかったよ。ありがとう。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.44 )
日時: 2025/04/09 00:42
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>43

>レナード 〆

「……運、ですか」
 ランダムでやってくる怪物のうち、言葉も通じない有象無象がいるということに緊張が走る。
 ここにやってきた証拠にもなる招待状が綺麗に霧散してしまったことも相まって、胸に空いた虚しさに今更恐怖が流れ込んでくる。
 昔から自分は運が悪いのだ。それも、生まれたときから。
――ここで泣き言を言って、気分を害したほうが悪手だ……。
 レナードの機嫌を取れたら、他の脅威からは逃れられるかもしれない。彼から関心を引き出しつつ“熟す”までの期間、生き長らえるチャンスがあるだろう。
 これと同じように、他の理性ある怪物と対話し、ある程度気に入られたのであれば。その分安全と猶予が確保される。無力なだけの人間が生き残る、意地汚い方法だ。
 みっともなく縋りついてでも生き残るしか、今は手段がない。
「お引止めしてしまい、申し訳ありません。様々なご助言をありがとうございました」
 丁寧に単語を選んで並べていく。幼い頃に自分へ礼儀作法を叩き込んだ家庭教師にこれほど感謝する日が来るとは思わなかった。
 緊張に乾いた唇を舐め、一言付け加えておく。
「……また、お会いできることを楽しみにしております」

 その姿を見送った後、一呼吸おいて行動を始める。まずはこの部屋の中から紙とペンを探すこと。
「まだ死ぬわけにはいかない」
 誰に聞かせるわけもなく呟いた。自分にはまだ、やらなければならない仕事がまだ残っている。

----------

こんばんは、レオニダスさん。お会い出来て光栄です。
こちらからの追加描写は以上となりますね。細かいところを気にする性分でして、少々不格好な形の〆となって申し訳ない。
レンブラントさんとは是非お会いして交流させていただければと思っています。PFに関しても大幅な変更や加筆はありませんが、念のためもう一度提出が必要な場合は今一度内容を改めて提示いたします。
ははっ、随分と緊張しましたが、レナードさんもお優しい方だ。彼の笑顔が見られるなら僕も努力を続ける次第です。まぁ、ここには面白いこともたくさんありますから、少しの間お邪魔させていただきますよ。

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