大人なりきり掲示板
- 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】
- 日時: 2024/10/18 18:55
- 名前: 執事長 (ID: 3nikXZtz)
それは空から降ってきたのか、あるいは地から湧き出たのか。
あなたの手には、身に覚えのない一通の招待状が握られていた。
艶めく黒薔薇の封蝋が、" 早く読んで "とあなたを誘う。
>―― 嗚呼、なんて美味しそうな貴方。今夜、お迎えにあがります ――
それは、狂った喜劇を好む神様の、歪んだ悪戯だったのだろうか。
斯くしてあなたは異界へ攫われ、人を喰らう怪物たちと一つ屋根の下で暮らす事となった。
この世に一つだけのグランギニョル、その幕が今ここに上がる。
▼ 規則や世界観 ▼
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▼ 提供一覧 ▼
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▼ 参加方法 ▼
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▼ 概要 ▼
/ 指名制 / 人外×人間 / メリバ要素、共犯者・隷属・共依存要素、捕食・流血表現を含有 / シリアスでダークな雰囲気も、仄々切ない純愛も /
/ あなたの指名や行動でエンドが分岐、1度エンディングを迎えてもご所望の限り物語が続くマルチエンド式 /
/ 基本は登録制、ご希望の方はお試し交流でも勿論可 /
/ 時にイベント開催 /
/ 完也を推奨、当方はご挨拶の後から伽羅口調にてお返事させて頂きます /
/ お互いが楽しめてこそ、真のハッピーなりきりライフ!という信条の下、相性重視 /
/ 演者様(参加希望者様)以外の書込みはご遠慮ください /
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- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.251 )
- 日時: 2025/06/04 18:57
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>249
>レナード イベント
息が止まるようだった。心臓が急激に脈打って、血を失った体がぐらりと揺れた。
そこにいるのがレナードであることは分かった。しかし、彼の下で今まさに命を絶たれたそれが人間であるとは理解したくなった。彼らの『食事』がどのようなものなのか、知識として知ってはいたが、本当の意味で理解することは本能が阻んでいることだった。
「すみません……声を、かけたんですが……」
目の前が回る。ショックが目眩を悪化させ、思わず扉に手をついた。体が重い、それでいて思考はぐるぐると加速し続けてまとまらない。
「食事中だとは知らなくて、でも……失礼、でしたね」
裂けた皮膚の間から血が垂れ流れ続ける感覚。数滴ぽたりぽたりと足元に赤い点が描かれる。どこか遠い出来事のように床を見つめ、慌てて被りを振った。
「出て行きます、すぐに」
ここから立ち去らなければならない。ここがどこかもわからないが、とにかくここにはいられない。まともに上がらない脚を叱咤しながら踵を返す。
思考の端には垂れた青白い肌がこびりついている。ここに来た自分にとって、一番最後に待ち受けている未来を叩きつけられたのだ。
――今見るべきじゃなかった。
とにかく最悪の気分だったが、立ち続けなければ、歩き続けなければ今晩にでも自分は同じ道を、それ以上に無惨な最後を遂げることになる。それだけは避けたいことだった。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.252 )
- 日時: 2025/06/04 19:53
- 名前: レナード (ID: P747iv5N)
>ウィリアム(>>251)
――……其の出血は誰かに食べられかけたって事?
(今まさにそうなるかもしれない未来を見せ付けられた彼。紅い鮮血が見える腕から滴る様に、怪訝とも心配とも苛立ちとも取れる感情を眉間の皺に宿して。よくよくと様子を観察すれば今にも倒れてしまいそうな状態に思える、普段よりも輪をかけて血の気が薄く見えるのは月光のせいだろうか。何にしてもこうして自らの食事場面に遭遇してしまったという事は彼が自分の部屋を抜け出したという事。否誰かに連れ去られかけた可能性もある、がきっとどこか好奇心に捨て身さを感じさせる彼の性質は前者なのだろうと推測しては忠告してやったのに馬鹿な事をと短く溜息を吐いた直後「 …!待ちなよ 」踵を返したシルエットを視認した刹那、既に事切れた嘗ての獲物の元から未練なく離れるように反射的に身体は動き瞬間移動と見紛う速度で片腕にて足元の覚束無い彼の体重を受け止め支えて。ただの弱った獲物など捨て置けばいいものを、頭で考えるより先に行動に移っていた事にはきっと気付いていないのだろう「 ……ここで野垂れ死にされたら後味が悪い 」尤もらしい理由をつけ、きっと歩くこともままならないであろう彼の足元にしゃがみ込んでは下から掬い上げるような形で背中に彼を負ぶさって。そのまま歩き始めるのは、常に部屋や廊下や階段の配置が変わり続ける屋敷の絡繰りで貴方の自室が偶然近くまで来ていると察知しているからだろうか。)
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.253 )
- 日時: 2025/06/08 14:34
- 名前: 執事長 (ID: zT2VMAiJ)
>ルネコの備忘録を更新致しました。【www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=684】
>All
此れより水曜までの4日間は返信頻度が高くなります。此れ以降からは徐々に返信頻度が低くなる事だろうと思いますので、ご承知置き下さい。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.254 )
- 日時: 2025/06/09 00:25
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>252
>レナード イベント
気分を害したような問いかけだった。食事を覗き見した次に聞くにはあまりにも不穏な台詞であり、足が思いのほか速く動いたのは意外だった。
それでも人間と住人の差は大きく、一歩踏み出した時にはぐらりと傾いた体はすんなりとレナードに支えられ、思った以上に優しい感触に驚いて振り返る。先ほどまで人間を喰らっていた化け物が、好きな物語を共に語り合う友人の顔をしていることが飲み込めない。
本当に彼らのことを知らなかったのだ。ギレルモとの会話の中で感じた無知をひしひしと感じる。
「……すみません」
何とか絞りだした声は、意外にも落ち着いていた。そのまま体をゆだね、冷たい背中や髪をどこか呆然とした気持ちで眺めていた。
無言で部屋まで運ばれていた時、ふと思い出したようにレナードの疑問へと答える。
「さっきまで地下にいたんです、そこでギレルモさんという方に会って……あまりにも空腹だというので、血を分けていたら、この有様で」
情けないですね、といつものように軽く笑いたいところだったが、声に力が出ない。どうしても元気が出ないのは貧血のせいだと決め、そっとレナードの肩に体重を預け、休ませてもらうことにした。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.255 )
- 日時: 2025/06/09 02:28
- 名前: レナード (ID: zT2VMAiJ)
>ウィリアム(>>254)
――――どうやって、
(ウィリアムの腕に牙の間隔で開いた二つの穴。目線を導けばそこには同属の捕食痕と思しき傷跡。流血は止まり少しずつ瘡蓋のようになりつつあるものの、血を糧とする生物に喰われた事実が夢では無い事を示す証である事は確かであろう。彼自身の意思で喰わせたんだろうか。血を要求する怪物となれば自ずと候補は絞られ、そこから今し方捕食を終えた自身と食事に対して妙な拘りを持つ昔馴染は必然と除かれ、辿り着いた対象は暗い檻の向こうから不気味な白濁した双眸を三日月に歪めて笑う姿。地下に幽閉されているため遭遇など出来ない筈、しかし途中まで口を突いた疑問は何もかも黒薔薇の悪戯と片付けられる愚問として霧散し。倒れた時の衝撃を覚悟していたであろうにも関わらず、感じさせたのは打撲による痛みでは無く離れた場所に居たはずの冷たい体温。「 ……誰でも彼でも旨い旨いって食べる奴でしょ 」彼が答え合わせた捕食者と自らの推測を一致され特別な温度は宿していない声でそう応え「 よく生きて帰してもらえたね 」無理矢理にでも背から下りようとしない挙動が指し示す何よりも貧血の真実。屋敷にいる吸血鬼との関わりが無ければ、もっと言えば探しに来ると出したはったりが通じなければあの場で命を落としていただろう事は想像に易い。感心というよりは無駄に危険を冒しあまつさえ自ら進んで血を飲ませたという行動の無鉄砲さに対する皮肉の方を色濃く宿した声を短く落とし。然程時間をかける事なく辿り着いたのは彼にあてられている部屋。見返りはレナードの事だから、きっとそれを求めての行動でない事は理解しているつもりだろう。背中の体温を地へと解放すれば代償に対するには沈黙を以って不要と示し。性別も今生きているのかも分からない、部屋の内装から察するに目を掛けられていただろう事は明らかで、きっとあの場で優先されるべきは彼では無かったはず。遠目から見ても分かる上等なシルクのベッドシーツに飾り付けられた室内、何よりも食にうるさいレナードが食事として選んだ事がそう考えられる理由で。きっとあの人間はレナードに情を抱いていたのだろう。命を落として直ぐに別の人間へと駆け寄られたら、想像の域を出ないたられば話だが良い気はしないか。当人は食後の気紛れで次の獲物候補をあるべき棚に戻したに過ぎない、そう自分の中では認識して踵を返し。)
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.256 )
- 日時: 2025/06/13 23:13
- 名前: 執事長 (ID: wUNg.OEk)
>期間限定イベント― Until Fireworks Bloom... ― 開始!
6月20日迄は胡蝶の夢イベントと同時開催。其れ以降はイベント差し替え、此方一択になります。
黒薔薇の気紛れに人間界の祭を模した、其処にはお祭りの屋台が並ぶ光景。
露店には喉を潤す為の飲み物、甘味、遊び、各々怪物が担い。
沢山ある出店を練り歩こう。
黒色の浴衣に白で抜かれたような海月柄、新緑色を基調に、それより深い色と淡い色を各々合わせて笹の葉の紋様が細かく描かれた浴衣等々、怪物達のイメージカラーを彷彿とさせるだったりな帯が例えば紫や赤褐色、白に紺色、各種取り揃えられてたり、髪の留め具には怪物達の特徴を宿したものを使われている、例に鱗を想起させる紺碧の玉が二つ飾られたものを髪に挿してみたり。
選んで使い魔に着付けして貰う描写、祭に行きたい旨と(二人称)と一緒に、の誘い文句を添えて文字の特徴を示し手紙を認め託す場面の交流文を提出してエントリー。
交流文とは別で、指名も教えて下さいね!其れでは、お楽しみ下さい!
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.257 )
- 日時: 2025/06/14 12:49
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>255
>レナード イベント
呆れと皮肉の強い言葉だ。このような無様な姿を見せてしまえば言い返すこともできず、ただ己の短絡的な行動に失笑して頷くことしかできない。
「話を聞く限りは、そのようでしたね……でもそれは、空腹だからという理由でしょう」
誰であっても自分の血となり肉となる食物というものは選りすぐりたいものではある。しかし、それは余裕がある時の話。空腹で今にも倒れそうな時ならば床に転がった腐ったりんごでも必死に手を伸ばして飲み下すのが生存本能ではないだろうか。
飢えているにも関わらず手を伸ばすことすらできなかった痩せた友人の最期が脳裏にちらつく。きっとあの飢えたヴァンパイアを見捨てることができなかったのは、過去を捨てられない自分への許しを乞う行為でもあったからだろう。
「誰でも腹が減っていればなんでも口に入れたくなります……少し、空腹が満たされたら、話もできたし……私は帰ることもできました」
それが怪物の気まぐれであれ、次を期待する打算的な考えからであれ、ウィリアムには関係ない。対話し、約束をしたという事実が何よりも大切なものに感じた。
気づけば見慣れた部屋にたどり着いており、地面に体が降ろされる感覚にほっと息を吐く。立ち上がればぐらりと視界が歪むが、あてどなく歩くこともなくなった今では特に関係もない。壁に手をつき、今すぐにでも帰ってしまいそうなレナードへ礼を述べる。
「……あの方は」
聞くことすら憚られることだったが、聞かずにはいられなかった。
恐らく、この屋敷で唯一見た人間。今まで存在すら知らなかったのはこの難解な屋敷の形にも理由があるのだろうが、それでもこの異界とも呼べる場所に置いて同族が存在していたことを今まで知らなかったのは悔やまれることだ。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.258 )
- 日時: 2025/06/14 13:22
- 名前: レナード (ID: 3EnE6O2j)
>ウィリアム(>>257)
(去ろうとした背にお礼の言葉が届けば足を止めて肩越しに振り返り「 …ただの気紛れだよ 」鼻から下はマントコートの襟で隠され、目許のみで彼を眺める眉間には平素から深く刻まれている溝は消えていて。然し踵を返した刹那に背へ投げられた問には「 …何か気になる事でも? 」要領を得ない漠然とした質問にほんの微かな苛立ちを乗せ「 死体は今頃黒薔薇になってる。もうあの部屋には居ない 」自らの牙で喰い殺したのだと認めるのはそれが至極当然の摂理に則った事象だから。ゆえに気後れする必要など無く、この屋敷で命を落とした人間たちは貴方の部屋の窓枠を飾る大輪の黒薔薇に仲間入りするのだと救えない事実を端的に告げて。元は全部人間だったとか彼からしたら笑えない。室内から見えるのは綺麗に咲き誇っている花弁の、それも一端ではあるものの先日レナードに連れられて外へと出た為に全貌は記憶に新しいだろう。自然の摂理から外れた事実を理解する事は、摩訶不思議な力を何度か見ている身としては難しい事では無いか。)
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.259 )
- 日時: 2025/06/14 20:51
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>258
>レナード イベント
「……」
自然と目は窓の外の黒い薔薇に吸い寄せられていく。
これが自分の行く末か。人の肉がどのようにして植物に変貌するのか、想像もしたくないところではあるが。この世界は自分の板場所とは全く違う法則があるのなら、今更何を不思議に思っていいのかすら分からない。
この屋敷に入ればどこにいても目に付くあのすべてが人間の成れの果てなのだろうか。それだけの人間がここにさらわれ、自分と同じように過ごしたのだろうか。途方もない事実に再びぐらりと目が回るようだった。
「……どうして他に人間がいることを教えていただけなかったんですか。分かっていたら、少しは」
全てが終わってしまうの恐怖に対面する時、少しはそんな気持ちを和らげることができただろうに。
レナードや他の住人にしてみれば人間は家畜のような存在に他ならないが、動物とは違い、人間は早いうちに自らの死を自覚し、恐怖する。その時から最期を迎えるまで、たった一人で耐える時間はどれほど心細いものか、とウィリアムは悲痛な面持ちでレナードを見つめた。
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.260 )
- 日時: 2025/06/14 21:44
- 名前: レナード (ID: 3EnE6O2j)
>ウィリアム(>>259)
……?変なことを言うね、お前は完食した後の空っぽの皿を可愛がるの?
(他に人間が居る事を態々教えるまでもなく、黒薔薇になるという端的な回答は喰われる側からすれば憤慨や悲痛を禁じ得ないものだろうけれど、全く以って悪びれないのはあくまでもあの部屋の獲物は自分にとって熟成し食べ頃になるのを待っていた家畜に過ぎないため。昔馴染が聴けば叱るだろうか、それとも彼はそういう価値観だと諦めかぶりを振るだろうか。どちらにせよこのヴァンパイアには“見放す”というような表現はしっくりきておらず怪訝そうに眉を顰め「 この俺に選ばれて、事切れる瞬間まで望んで血を捧げた。この屋敷では相当上等な最期だと思うけど 」自身としては、ながら食べをするでもなく真摯に一つの命を喰らい尽くす事で筋は通したと。個を認識されず、誰にも美味だと称賛されず有象無象に喰われる獲物もいる血生臭い黒薔薇屋敷の中、まるで捕食された後も大切にされるべきだとか、その最期を迎える迄の向き合おうと整理させようとする気持ちの口振りに「 …やっぱりお前は寂しがり屋 」抱いた感想を茶化すでもなくただ落として。「 誰かに喰われても忘れられたくなきゃ、そいつの部屋の窓辺に一等綺麗に咲くことだね 」お節介かつ恐らく狙って熟せる芸当ではないアドバイスは貴方が寂しがり屋ゆえに。救いのない屋敷ではそれ以外の道もあるけれど自ら口に出すことはせず「 気紛れついでにもう少し居てあげようか? 」見えない口許にはきっとニヒルな微笑が緩く浮かんでいることだろう。)
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