大人なりきり掲示板

【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】
日時: 2024/10/18 18:55
名前: 執事長  (ID: 3nikXZtz)



 それは空から降ってきたのか、あるいは地から湧き出たのか。

 あなたの手には、身に覚えのない一通の招待状が握られていた。

 艶めく黒薔薇の封蝋が、" 早く読んで "とあなたを誘う。

>―― 嗚呼、なんて美味しそうな貴方。今夜、お迎えにあがります ――

 それは、狂った喜劇を好む神様の、歪んだ悪戯だったのだろうか。

 斯くしてあなたは異界へ攫われ、人を喰らう怪物たちと一つ屋根の下で暮らす事となった。

 この世に一つだけのグランギニョル、その幕が今ここに上がる。



  ▼ 規則や世界観 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=680 】

  ▼ 提供一覧 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=681 】

  ▼ 参加方法 ▼
【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=683 】


  ▼ 概要 ▼

/ 指名制 / 人外×人間 / メリバ要素、共犯者・隷属・共依存要素、捕食・流血表現を含有 / シリアスでダークな雰囲気も、仄々切ない純愛も /
/ あなたの指名や行動でエンドが分岐、1度エンディングを迎えてもご所望の限り物語が続くマルチエンド式 /
/ 基本は登録制、ご希望の方はお試し交流でも勿論可 /
/ 時にイベント開催 /
/ 完也を推奨、当方はご挨拶の後から伽羅口調にてお返事させて頂きます /
/ お互いが楽しめてこそ、真のハッピーなりきりライフ!という信条の下、相性重視 /
/ 演者様(参加希望者様)以外の書込みはご遠慮ください /

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Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.41 )
日時: 2025/04/08 00:14
名前: レナード (ID: 0WMyBd86)


>ウィリアム(>>40

(興味を持たない獲物に対してならば、相手の表情の機微など気に掛ける価値も無く意識すら向けないだろう。しかし慄いていながら叱咤して奮い立たせる姿に、興味が引く。囁いた後、勝手に二つの青を見つめたまま首筋へといつもは加減しないが加減の出来るレナードは無表情のまま軽く牙を立て。加減した加害であれば、痛みも然程感じず傷もすぐに治るだろう。トロリと蜜のように流れ出た血液を指先で掬い取り、白い顎を反らせて口腔へ垂らすようにそれを舌の上へ。美食家たちがワインを嗜むように舌で転がし、何か物を言うでもなく傷を付けた事に対して「 それ、他の怪物と話す時のネタになるね 」レナードに味見された、と。サイコパスじみた、温い言い方をすれば呑気な言葉を謝罪代わりに吐いた後、パチンと指を鳴らしてコウモリの使い魔を呼び「 塞げ。 」顎先でクイと貴方の首筋の傷を示しながら命を下し、消毒液やらガーゼやらを魔法で浮かせながら器用に傷の手当てをする使い魔を尻目に自身はくるりと踵を返して背を向け、数歩扉へ向かって歩を進めた後に立ち止まり驚いていると云う事や考える時間が欲しい事には肯定し「 驚くのもそれはそうだ。けど……――お前はもっと美味くなれる筈だ。熟すまで生きていられたら、この俺がお前の名前を呼びながら殺.してあげてもいいよ。 」わずかな衣擦れの音と共に振り向けば、そこには先ほどまでの仏頂面ではない微かな笑みが薄く敷かれていて「 嬉しいでしょ?強がりのウィリアムくん 」見抜いていたかのような口振りと揶揄するような口調で名を呼んで。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.42 )
日時: 2025/04/08 01:25
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>41

>レナード


「いっ……!?」
 それほど鋭い痛みがあったわけではないが、予想していない感覚に思わず声が出た。反射的に首筋に手を当てるが、やってきたコウモリたちを見て慌てて傷口を見せ、大人しく治療を受けることにする。
 コウモリを間近で見たのも、こんなにもおとなしい動物だと知ったのも初めてだ。当たり前のように不思議なことがおこっている目の前の出来事を上手く呑み込めないまま、レナードの言葉にも戸惑いながら返事をするしかない。
 味見と称して血を飲み込んだ様子や口から覗く牙を見るに、彼は俗にいうヴァンパイアというものなのだろうか。幼い頃に話のネタにするべくどっさり読んだオカルト本を思い出しながら、背を向け、この部屋を出ていこうとするレナードの姿を眺めていると、再び突拍子のないことを言われ、思わず間の抜けた表情を浮かべた。
「……はい、その、光栄なことです」
 正直喜んでいいか分からない。しかしここで何か失言すれば今度こそ動脈を食いちぎられる可能性もあるだろう。どっど噴き出る冷や汗を感じながら、何とか頷く……後にこれもこれで失言になるのではないかと思ったが、考えないことにした。
「あ、もし出ていかれるのであれば、一つだけお聞かせください。他の方……怪物? も、あなたのような方々なのでしょうか」
 人と似た姿であると思えばそれなりに警戒することができるし、レナードと同じく対話ができるのであれば、今のように危機を回避することもできるかもしれない。淡い期待を抱きつつ問いかける。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.43 )
日時: 2025/04/08 07:43
名前: レナード/レオニダス (ID: 0WMyBd86)


>ウィリアム(>>42

この俺が期待してあげてるんだから、簡単に他の奴に喰われて失望させないでよね。
(光栄なこと。それは、尊大な怪物の機嫌を持ち上げるに最適な言葉だった。喰う喰わないの剣呑な会話の間に、異様な光景とどこか生臭い湿り気を帯びた空気。不思議とそれを不快に思わず久し振りに愉しいと思い始めているのだと言い終えてから気付き、後ろへ捻っていた首を前方の扉へと戻して。「 もちろん。けど……食欲旺盛な頭の弱いヤツや理性や知能を持たず対話の出来ないバケモノも徘徊してる。空腹時の怪物に遭遇したらそれはまぁ運が悪い、だね。それから此れ(招待状)によって近いうちにどっかの怪物が訪れに来てくれるだろうから。誰の部屋に飛ばされたのかはお楽しみ。 」問い掛けには答えると、貴方の血液が付着していた指先で触れ手紙を認め、勝手気侭な野放図は手中の招待状を弾き、コイントスの要領で手中から虚空へと手放せば一瞬だけ明滅した黒い光に吸い込まれるように招待状は綺麗さっぱり姿を消していて。ひらひらと手を振りながら無茶苦茶な置き土産を言い残し、空腹時に喰いに来る怪物やランダムに選ばれる怪物には自分も含まれているとは言葉にしないまま扉を開いて。もし背後から声が上がったとして、それが不平不満の類なら気紛れな怪物は振り返ることなく廊下の奥へと消えるだろう。)


***


――交流中にすまないね。私はレオニダス、今回の案内役だ。
君の方から追加で発言・描写しておきたいことが特になければ、初回交流はこれにて〆となる。何か伝え残しがあれば遠慮は無用なのだよ。
初回の〆も秒読みということで君に相談なのだが、もし屋敷での暮らしを続けたいと君が望んでくれるのであれば、次回指名を初期から名前を記載してくれていたレンブラントで如何だろうか。その時点で君の本登録は成立し、特殊キャラの3名についても自由に指名が可能となる。PFについても、変更や追記があれば修正版を頂戴できるだろうか。今後もPFの加筆は勿論自由に行ってくれて問題ない。
レナード……、彼の笑った顔など同居人である私すら久しく見ていなかった。有意義な交流が出来たのも全て君のお陰だ、とても楽しかったよ。ありがとう。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.44 )
日時: 2025/04/09 00:42
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>43

>レナード 〆

「……運、ですか」
 ランダムでやってくる怪物のうち、言葉も通じない有象無象がいるということに緊張が走る。
 ここにやってきた証拠にもなる招待状が綺麗に霧散してしまったことも相まって、胸に空いた虚しさに今更恐怖が流れ込んでくる。
 昔から自分は運が悪いのだ。それも、生まれたときから。
――ここで泣き言を言って、気分を害したほうが悪手だ……。
 レナードの機嫌を取れたら、他の脅威からは逃れられるかもしれない。彼から関心を引き出しつつ“熟す”までの期間、生き長らえるチャンスがあるだろう。
 これと同じように、他の理性ある怪物と対話し、ある程度気に入られたのであれば。その分安全と猶予が確保される。無力なだけの人間が生き残る、意地汚い方法だ。
 みっともなく縋りついてでも生き残るしか、今は手段がない。
「お引止めしてしまい、申し訳ありません。様々なご助言をありがとうございました」
 丁寧に単語を選んで並べていく。幼い頃に自分へ礼儀作法を叩き込んだ家庭教師にこれほど感謝する日が来るとは思わなかった。
 緊張に乾いた唇を舐め、一言付け加えておく。
「……また、お会いできることを楽しみにしております」

 その姿を見送った後、一呼吸おいて行動を始める。まずはこの部屋の中から紙とペンを探すこと。
「まだ死ぬわけにはいかない」
 誰に聞かせるわけもなく呟いた。自分にはまだ、やらなければならない仕事がまだ残っている。

----------

こんばんは、レオニダスさん。お会い出来て光栄です。
こちらからの追加描写は以上となりますね。細かいところを気にする性分でして、少々不格好な形の〆となって申し訳ない。
レンブラントさんとは是非お会いして交流させていただければと思っています。PFに関しても大幅な変更や加筆はありませんが、念のためもう一度提出が必要な場合は今一度内容を改めて提示いたします。
ははっ、随分と緊張しましたが、レナードさんもお優しい方だ。彼の笑顔が見られるなら僕も努力を続ける次第です。まぁ、ここには面白いこともたくさんありますから、少しの間お邪魔させていただきますよ。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.45 )
日時: 2025/04/09 10:04
名前: レオニダス/レンブラント (ID: b92MFW9H)


>ウィリアム(>>44

〆、拝見させてもらったよ。ご丁寧にありがとう。
君がこの屋敷に残ってくれると聞いて胸の痞えが下りたよ。此方こそ、これからも宜しく頼む。PFの再提出は君のアイデンティティが覆されるような変更の場合は要相談、とだけ覚えておいてくれれば良い。では、レンブラントでお迎えに上がろうと思う。時間軸としてはレナードが訪れた夜から2日後としてあるが、怪物不在の2日間は決まった時間にコウモリの姿をした使い魔が来て食事や衣類、傷の手当ての世話をしてくれたと理解しておくれ。それが人間における屋敷での生活のデフォルトとなっている。
……ふふふ。君の本音が聞けるのならば案内係も役得だな。君がこの屋敷で少しでも良い時間を過ごせたのならば、私達にとってそれほど嬉しい事はない。これからも怪物達との物語を紡いでくれたまえ。(*スルー可)


***


レンブラント:
(レナードが貴方の部屋を訪れてから丸二日ほど経過した頃だろうか。尤もこの世界では永遠に太陽は昇らぬゆえずっと月が顔を出したままであり、見飽きた扉を開ける事で悪魔は二晩振りに自分の部屋へと帰還して。一息吐きながらスーツのジャケットを脱いで椅子の背凭れへ無造作にかけた所で、いつの間にかデスクに置かれている招待状の存在に気が付いて。それが新入りが来た証拠のものであることは手紙に染みついた人間の匂いにより火を見るよりも明らかで、何の気なしに手に取った其れからよく知ったヴァンパイアの魔力を感知すれば、悪魔は蛇のような瞳を細めてニィと愉悦の笑みを浮かべ「 相っ変わらず気紛れやねぇ君は。俺に招待状が届いた事、後悔せんかったらええけど 」誰に向けるでもない独り言。新入りというだけでも興を引くのに、加えてプライドの高い同胞が目を付けた獲物となると少し粉を掛けたくなるのは悪魔の性。今しがた脱いだばかりのジャケットを勢いよく羽織れば自らを黒い霧に変え一瞬にして姿を消し、向かったのは貴方の部屋の扉の前――ではなく鍵穴からザザザと侵入し既に部屋の中へ。扉の内側にて悪魔としての姿を現し「 ばぁ。――んふふ、吃驚したやろ? 」白い片手をかっ開いて戯けたように目を瞠り。すぐにその手を顎に添えて肩を揺らして含み笑い「 ふぅん……君みたいな可愛い子ぉにあないな奴が惚れ込んだんか 」大袈裟なように言いながら指と指の間に手紙を挟むようにして提示したのは貴方の血の匂いが付いた招待状。 あ、そや ≠ニ我に返ったかのように呟いた後「 俺はレンブラント、レナードと同じようにこン屋敷に住んどるモンや。よろしゅうに 」独特の訛りと共に空いた手を胸に当てて軽く一礼を。頭を上げれば肉食獣が獲物への距離をじわじわと詰めるように、直線ではなく部屋の壁に沿うようにゆっくりと歩みを始め「 嫌ァ俺も吃驚したんよ。部屋帰ってきたら急に身に覚えん無い手紙置いてあるんやもん。……コレ、君が来た時レンブラントにより認められたモンなん?」物腰柔らかそうに感じさせるが、壁伝いに距離を縮めるのは捕食者としてのそれに似た感覚を覚えさせ。何も事情の知らないとこに届くらしく、世間話のように深刻さとは程遠いトーンで会話を展開しながら、青色の虹彩を流すような目で見つめて。)

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.46 )
日時: 2025/04/09 18:09
名前: 執事長 (ID: b92MFW9H)


>ルート選択にお悩みの方へ(>>32



▼ 提供一覧 ▼

【www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=681】

▼ PF作成はこちら ▼

【www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=683】

▼ 世界観・ルール ▼

【www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=680】

▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼

◆レイ・アナスタシア・フィーナ(>>)
◆ウィリアム・ロックウッド(>>30


▼ 現在のブックマーク ▼

●レイ × ジェイド ⇒ 【 >>28
●ウィリアム × レンブラント ⇒ 【 >> 】

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.47 )
日時: 2025/04/09 21:09
名前: 執事長 (ID: b92MFW9H)



>只今より、不定期のゲリライベントを開催致します!参加して下さる方は下記をご参照くださいませ!



   【 ゲリライベント ― 胡蝶の夢は黒く咲く ― 】


 いくら人語を解し心を持つとはいえ、提供は全てヒトを喰らう怪物。
 そんな純然な捕食者たる彼らと一つ屋根の下で暮らす、危うくも色めいた世界観を体感して頂く為のイベントでございます。
 凶暴な字面である捕食交流、が然し! 状況次第ではこの上なく儚く切なく美しい捕食エンドを、これを機に当方とご一緒にお気軽に楽しんで頂ければと思います…!

 痛々しく生々しい描写は控えめ、耽美でメリバな雰囲気を大切に、を念頭に物語を展開していければと思っております!


>対象者:

 全ての参加者様(ご新規様・常連様不問、相性次第で無登録の方や試運転のお子様も大歓迎)

>概要:

 様々なシチュエーションからお好きなものを選んで頂き、捕食エンド直結の物語を紡ぎます。無論これは胡蝶の夢、目が覚めれば怪物の記憶もあなたの記憶も泡沫となり消え去ります。イベント達成後は普段通りの交流にお戻りになることも出来ますのでご安心を…!

>所要期間:

 さくさくと捕食交流の美味しい部分のみを体験して頂くのが趣旨ですので、往復1〜3回目のレスでのエンド達成を目途にしております。

>提供:【 www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=681 】

 原則、ジェイド・ミリアム以外全ての怪物を指名可能です。
 もちろん、ギレルモ・レオニダス・ミゲルの特殊キャラ3体も指名可能ですので、是非お気軽に。
 怪物の食の嗜好や相性によっては、別の提供をご提案させて頂く場合がございます。

>シチュエーション例:

 あくまで例に過ぎませんので、ご希望のシチュがあれば喜んで検討させていただきます。是非是非何なりとお聞かせ下さいませ!

≪ 屋敷に拉致された当日 ≫

 @まだ何も分からぬ中、目覚めてすぐに出会った怪物は腹を空かせていて…。


≪ 怪物と恋に落ちたあなた ≫

 Aあなたを愛するが故に、あなたに対する本能的な食欲を抑えられない怪物は…。
 B愛した怪物が空腹に耐えるのを見兼ねて、自身の身を捧げることを選んだあなたは…。
 C理性のないバケモノに襲われ致命傷を負ったあなた。助からないと悟り、それならばせめて最期はあの怪物に…。


≪ 屋敷での生活に慣れた頃 ≫

 Dある複数の怪物にお気に入りの獲物として認識されているあなた。取り合いっこの末、あなたを食べる権利を得たのは…。(※この場合、提供を2人指名して頂き、尚且つ最終的にどちらの怪物とエンドを迎えるかも事前にお伝え下さいませ!)



>ご参加下さる方は、指名と希望シチュを添えてお声掛け下さいませ!


>ゲリライベントの実施継続期間は未定です


>イベント期間中であっても、ご新規様・イベント達成済の方は、参加しない方、も通常交流を楽しんでいただけますので、そちらをご希望の方はその旨お伝えくださいませ!ご希望であれば、同時進行も可です。

>日常イベントも後々載せます。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.48 )
日時: 2025/04/10 00:23
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>45

>レンブラント

 二日間。その短くも長い間、放っておかれた人間の思考は、随分と落ち着いていた。
 未だきっちりと事態を把握しているわけではないが、それでも物事を整理し、少しでも目の前のことを理解して受け入れようと努力していたのである。
 朝のやってこないこの場所で、一日の時間の感覚は届けられる食事で目測をつけることにし、朝昼晩と几帳面に記録をとった。部屋にやってくる使い魔にも興味が湧き、手当てをしてもらっている間に手を伸ばして観察をすることもあった。
 このような二日間の記録を、日記のようであり、手紙のようにも取れる文体で書き綴っていたその時、不意に声が届いたのだ。
「ぎゃっ?!?!?!」
 当然、最初にここを訪問したレナードのように、誰しもノックをすると決めて安心していたのが敗因だ。急に姿を現した目の前の人物の、とても簡単な悪戯にウィリアムは短い悲鳴をあげ、あっけなく腰を抜かした。なんとか思いとどまって椅子から転げ落ちることはなかったが、それでも体は不安定だ。
 バクバクと暴れ回る心臓を鷲掴みするように胸に手を当てる。一方相手はそんな様子などお構いないようで、独特な話し方の自己紹介の音声になんとか心拍も落ちついた。
――あぁ、今度はいくらかわかりやすいな。
 相手が凶暴な性質を持つ怪物であると分かっていたが、やはり異質である、こめかみから伸びる角をそっと目で追い、実感が沸く。レンブラント。それがこの住民の名前らしい。優雅な一礼に釣られてこちらも軽く頭を下げる。
「れ……レンブラントさん。初めまして。私はウィリアム・ロックウッドと申します……申し訳ない、ちょっと腰がやられてしまって立てないもの、で……?」
 まるで猛獣が足音を潜めて獲物を狙っているようだ。逃げ道を塞ぐように近づいてくるレンブラントの視線が、自分の目を覗き込んでいることに気づく。柔和で穏やかな話し方だが、その仕草にはやはりこちらを獲物として見る異質なものが見え隠れしている。
「え、えっと……その招待状については、私もよくわからないのですが……レナードさんが持っていかれたものだとばかり……」
 唐突に手元から消えた招待状。それによって怪物がこの部屋にやってくると言う話だったと頭の中で思考を整理しながら、曖昧に答えるしかなかった。


――――――――――


イベント開催とのこと、是非参加させていただければと思っておりますが、その場合は現在のやり取りは一旦ストップとなるのでしょうか?
シチュエーションなども考えてご連絡したいと思っている次第です、よろしくお願いいたします。
byパステル

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.49 )
日時: 2025/04/10 02:47
名前: レンブラント (ID: b92MFW9H)


>ウィリアム(>>48

へぇ…獲物っちゅう運命をちゃんと受け入れとるんやろうね。その聞き分けの良さそうなとこはアイツにとって魅力的やろなぁ。
(一目見て貴方の人柄に、きっとレナードも同じ感想を抱いた事だろう、普段全くソリの合わない偏屈な吸血鬼と初めて意見が合ったのではないか。蛇の目を細めて何かを企むように口角を吊り上げ、怪物たちの中でも有数の美食家として知られる吸血鬼の眼鏡に適った理由の片鱗を理解し、ならば彼以外が貴方を食べてしまえばどんな顔をするのだろうと性悪な好奇心が内心でちろりと赤い舌を出し。「 君が望むんやったら、楽しい事がぎょうさんあるで 」試すように提案を言った。益体もない心証は上機嫌に鏃のついた尻尾をゆるやかに一閃することでかき消し、ベッド傍の窓の前で足を止めて。手に持ったままの招待状を物珍しそうに月光にかざし「 態々他の怪物んとこ届けさせるの、ほんま不思議やねぇ 」のんびりと独り零した後。ゆっくりと招待状からガーゼへと視線を移し「 それ、どないしたん? 」心配そうに眉をハの字に曲げて問いを投げよう。)


***


参加検討有難うございます!希望であれば、同時進行も可ですよ。
シチュエーションも提案して頂けるのですかっ?
因みに別途でのキャラで参加する事も受け付けてますので。

Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.50 )
日時: 2025/04/11 01:02
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>49

>レンブラント

「た、楽しいこと、ですか」
 いつも行くような旅行先で言われたら心躍りそうな台詞だ。実際、部屋の中に閉じ込められているこの現状が続けば、退屈だと思うこともあるかもしれないが。
 よく見れば尻尾もあるのかと、揺れるそれをみた時、不意に言及された自身の首に手を当てた。
「あぁ、これは……ここに来た時にレナードさんから……味見? された、みたいで。もう痛みはないのですが」
 丁寧な手当てを受けているガーゼの下、毎回甲斐甲斐しい治療を施してくれている使い魔を邪険にすることもできずに黙ってはいるが、最初からそこまで痛むことはなかったため、今は特に気にも留めていなかった。
 そういえばレナードはこれを話のネタにできると言っていた。興味があるのだろうかと、目の前の人物を見やる。彼はどちらかと言えば悪魔のような見た目だが。
「とはいっても、私はまだまだだったようで……あーえっと、試してみますか? まぁ不味いだけだとは思いますが……」
 この肉体がまずいことが証明されたら、この怪物も下手に手を出すことはないだろう。対話が可能な相手であることが分かった以上、レナードのような判断が下せるだろうと思いつつ問いかける。

――――――――――

ありがとうございます。一つ一つ文章を考える時間があるので、その際には一方を停止してできればと思っております。
別にするかウィリアムにするかもちょっと悩み中でして……また決断ができましたら改めてご連絡いたしますね!
byパステル

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