大人なりきり掲示板

身体からの関係2〆
日時: 2019/03/01 21:37
名前: 白楼雪 (ID: rc1iwi.s)

「身体からの関係〆」がついに1000となりましたので、新たに作りました。

前のは過去ログからご確認できます。

なお、前の部分の続きから載せようと思いますので「あれ?これどうだったかな?」などと疑問を抱いた方は、過去ログをご確認してくださいね。

ps.主が「あれ?あれ!?ない!枠が消えてる!」と焦ったのはここだけのお話です(苦笑)

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Re: 身体からの関係2〆 ( No.43 )
日時: 2019/03/29 00:37
名前: ゆうりん@ベルトルトは神 ◆kGPnsPzdKU (ID: tyHe3Nhg)

「……?どうかしたんですか?」

不意に彼の様子が変わったので瑠依は心配そうに首を傾げながら問いかける。
彼の視線を追うとそこには紺色のスーツを着た女性がいた。
知り合い、なのだろうか?
素直にそう思ったが、彼が見せる表情から何やら普通の知り合いではないような気がして、不安になってきた。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.44 )
日時: 2019/03/29 07:24
名前: 白楼雪 (ID: rc1iwi.s)

>河村瑠依

どうしたのかと問う瑠依に答えようとする直前、女性が声を掛けてきた。
『先生!薬袋先生!こんなところで何をなさっているんですか!?』
女性は薬袋の担当編集であり、薬袋の苦手な存在だった。
「瑠依、彼女は担当編集だよ。秋月さん、恋人の瑠依です」
まず始めに瑠依に彼女を紹介し、次に瑠依を秋月という担当編集者に紹介した。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.45 )
日時: 2019/03/29 17:32
名前: ゆうりん@ベルトルトは神 ◆kGPnsPzdKU (ID: tyHe3Nhg)

彼に話しかけてきた女性について説明され、瑠依は納得した。
だから、菖蒲の事を先生呼びをしていて、彼も表情を曇らせていたのか。
瑠依はとりあえず挨拶をと口を開こうとした時に、彼が自分の事を『恋人』と素直に相手に紹介するものだから恥ずかしくなってしまう。

「え、と……河村瑠依です。初めまして」

瑠依は丁寧に挨拶をした。
彼の恋人と紹介されたのだから、彼に恥をかかせないようにしなければ。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.46 )
日時: 2019/03/29 21:15
名前: 白楼雪 (ID: rc1iwi.s)

>河村瑠依

恋人を紹介された秋月は僅に眉間に皺を寄せたが、すぐに社会人らしく名刺を渡し挨拶を返した。
『はじめまして、秋月と申します。いつも先生がお世話になっています』
会釈をして、視線は薬袋へと移る。
『原稿の進み具合はいかがですか?こんなところで油を売っている余裕があるのなら、さぞ進み具合がよろしいのでしょう?』
詰め寄る様に催促をする彼女に、薬袋は煩わしそうな表情を浮かべた。
「問題なく進んでいますよ。締切にはいつも間に合わせているんですから、そう詰め寄らなくても良いでしょう。仕事はちゃんとしているんですから」
正直、さっさと立ち去りたい。そう思い、薬袋は自身の車を見つめた。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.47 )
日時: 2019/03/30 01:07
名前: ゆうりん@ベルトルトは神 ◆kGPnsPzdKU (ID: tyHe3Nhg)

名刺を渡されれば本当に彼女が彼の担当編集なのだと確認できた。
厳しそうな人だなぁと思っていると案の定彼は詰め寄られている。
助けた方が良いのだろうかと考えるが、どうやって入ったら良いのか分からない。
彼は早く帰りたそうだが、「早く帰りましょう」と言うべきだろうか。
瑠依はどうしようと隣であたふたするしか出来なかった。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.48 )
日時: 2019/03/30 02:51
名前: 白楼雪 (ID: rc1iwi.s)

>河村瑠依

返す言葉を探す秋月を無視して、薬袋は瑠依に声を掛けた。
「行こうか」
既に視界から外した背後に秋月の声が響いた。
「恋愛に現を抜かすのも結構ですが、仕事に支障のでない程度にしてくださいね」
あいも変わらず口煩いのは、彼女が担当になった頃から変わらない。
そしてそんな彼女は、薬袋が男しか愛せない事も理解していた。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.49 )
日時: 2019/03/30 03:03
名前: ゆうりん@ベルトルトは神 ◆kGPnsPzdKU (ID: tyHe3Nhg)

「ぁ、はい」

彼に『行こうか』と言われれば瑠依は従うしかない。
彼女に言われた言葉から彼女はきっと恋愛をした事がないのかなと呑気に考えていた。
一応そのまま別れても良いのか確認するために、瑠依は口を開く。

「あの、良いんですか?あんな別れ方して……」

担当編集と作家は二人三脚で活動しているのと同じなのだから仲は良いものじゃないのかと疑問を抱く。
喧嘩するほど仲が良いとは言うが、あの二人を見ているとその言葉は合わないのが明確だ。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.50 )
日時: 2019/03/30 09:51
名前: 白楼雪 (ID: rc1iwi.s)

>河村瑠依

戸惑う瑠依の言葉に、苦笑を滲ませて答える。
「良いんだ。彼女が求めてるのは、俺の原稿だけだからね。締切さえ間に合えば、文句もないだろう」
車の助手席を開け、瑠依を誘う薬袋の後ろ。遠く後ろで、秋月はこちらに苦渋の視線を投げていたが、程なく店内へと消えていった。
秋月の方は分からないが、薬袋としては彼女はただの編集者。もとい原稿の運び屋でしかない。
興味のない対象には、薬袋は冷めた性格であった。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.51 )
日時: 2019/03/30 22:45
名前: ゆうりん@ベルトルトは神 ◆kGPnsPzdKU (ID: tyHe3Nhg)

「はぁ……そうですか」

そんなものなのだろうか、と疑問を抱いたが彼がそう言っているのなら良いのだろう。
店内に入るまで菖蒲に彼女が向けていた視線から何だか自分がこの場にいたから、あんな感じになってしまったのではないかと考える。
助手席のドアを開けてくれた彼に礼を述べ、車内に入っても瑠依は考えていた。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.52 )
日時: 2019/03/30 23:45
名前: 白楼雪 (ID: rc1iwi.s)

>河村瑠依

薬袋も運転席へと乗り込むと、瑠依はどこか悩みを浮かべている様であった。
車の鍵を回し、問いかける。
「どうかした?」
薬袋自身は既に、秋月の事など思考になく、思うは瑠依の事ばかりとなっていた。
それが最近の日常であり、薬袋の幸福でもあるのだ。

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