大人なりきり掲示板

身体からの関係2〆
日時: 2019/03/01 21:37
名前: 白楼雪 (ID: rc1iwi.s)

「身体からの関係〆」がついに1000となりましたので、新たに作りました。

前のは過去ログからご確認できます。

なお、前の部分の続きから載せようと思いますので「あれ?これどうだったかな?」などと疑問を抱いた方は、過去ログをご確認してくださいね。

ps.主が「あれ?あれ!?ない!枠が消えてる!」と焦ったのはここだけのお話です(苦笑)

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Re: 身体からの関係2〆 ( No.293 )
日時: 2019/08/23 02:16
名前: ゆうりん@ベルトルトは神 ◆kGPnsPzdKU (ID: tyHe3Nhg)


「え。い、良いんですか……!?」

女性店員が水を注ぎに来た次いでに、サービスと言ってミルクジェラートを持ってきてくれた。
この対応には流石に瑠依も驚き、本当に良いのかと女性店員を見る。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.294 )
日時: 2019/08/23 05:19
名前: 白楼雪 (ID: rc1iwi.s)

>河村瑠依


「薬袋さん、ずっと独り身だったでしょう?あの人も私もちょっと心配していたのよ」
この店を初めて薬袋が訪れたのは五年前である。
その頃の薬袋は今よりも仕事人間で、この店で食事をする時もひたすらパソコンとにらめっこしていたのだ。
「今はちゃんと食事もとってますし、大丈夫ですよ」
女性店員の言葉に、気まずい顔で小さく反論する。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.295 )
日時: 2019/08/23 20:44
名前: ゆうりん@ベルトルトは神 ◆kGPnsPzdKU (ID: tyHe3Nhg)


彼女の言葉にそうだったのかと彼の方を見る。
こんなに優しくてカッコいい人なのに、今まで独り身だったなんて意外だ。
いや、逆に彼が遠慮してしまっていたのかもしれない。優しさ故に、という感じで。
けれど自分と出会ったときの彼は強引だった覚えもある。
そう考えながら、気まずそうな表情を浮かべている彼をフォローするように口を開く。

「大丈夫ですよ。これからは僕がいますし、ちゃんと食べさせます」

そう微笑みながら言う。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.296 )
日時: 2019/08/24 00:20
名前: 白楼雪 (ID: rc1iwi.s)

>河村瑠依


居たたまれない空気に、話題を変えようと目の前の食事の話をする。
「ここのミートソース、とても美味しいですね。流石にこの味を家で作るのは難しそうです」
以前から良くここのミートスパゲッティを薬袋は注文していたので、説得力はある事はずだ。
「それはそうよ。このソースのベースは主人秘伝のものだもの。販売もしていないのよ」
料理を褒められて、女性店員は話に乗ってきた。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.297 )
日時: 2019/08/24 16:21
名前: ゆうりん@ベルトルトは神 ◆kGPnsPzdKU (ID: tyHe3Nhg)


分かりやすく話題を変える彼に、瑠依は密かに微笑みを浮かべる。
まぁ、確かに彼からしたら気まずい話題だっただろうし、話題を変えたいと思うのは当たり前だろう。
女性店員と彼の話を聞き、そうなんだと思う。
この店みたいに上手くはまだ作れないけれど、これから料理を練習して彼に美味しいものを作ってあげたいなと思う。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.298 )
日時: 2019/08/25 02:21
名前: 白楼雪 (ID: O9ehSN8q)

>河村瑠依


「そうだ!ちょっと待っててね」
そう一言残し、女性店員が厨房へと向かった。
その間薬袋は三割程残っていたミートソースを、傍らのトレーから新しいフォークを取り、口のつけていない辺りのを一巻きして、瑠依のパスタ皿に乗せる。
「一口食べてみて。美味しいよ」
濃厚なトマトの旨味と合挽き肉の濃く、野菜の優しい旨味が伝わると良いのだが。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.299 )
日時: 2019/08/25 02:39
名前: ゆうりん@ベルトルトは神 ◆kGPnsPzdKU (ID: tyHe3Nhg)


女性店員は何かを思い出したように厨房へと向かっていった。
明るい人だなと店員の事を考えれば、彼が自分のパスタ皿にミートソースを乗せてくれた。
食べてみてと言われれば礼を言い、食べてみる。

「ッ……!美味しい……」

そのミートソースはこれまで食べてきたミートソースとはまるっきり違っていた。
何が違うのだろうか。このミートソースは素材全ての良さをきちんと生かせている。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.300 )
日時: 2019/08/25 07:46
名前: 白楼雪 (ID: O9ehSN8q)

>河村瑠依


「ね?俺、このミートソース好きなんだ」
瑠依の言葉に微笑み、自身も残りのミートソーススパゲッティを食べ終える。
そうこうしていると、女性店員が紙袋を片手に戻ってきた。
「これ、うちのソース。今は販売していないけど、前から他のお客様からも要望が多かったのよ」
彼女が袋から出したのは、プラスチック容器に詰められたミートソースだった。
「それで、販売をする前のモニターっていう事で、持っていってくれる?」
要望が多いのなら、モニターなど不要だろう。それなのにこうやって分けてくれるこの店の店主と、目の前の店主の奥さんには頭が上がらない。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.301 )
日時: 2019/08/25 17:56
名前: ゆうりん@ベルトルトは神 ◆kGPnsPzdKU (ID: tyHe3Nhg)


ミートソースを味わえば、瑠依も自分が頼んだ残りのパスタを口に放る。
すると、そこに先程厨房へ向かっていった女性店員が戻ってきた。
どうやらまだ販売していないミートソースを持ってきてくれたらしい。
ジェラートも無料で提供してくれたのに、ミートソースまでくれるなんて
ここの店主やその奥さんのこの人は何て良い人なのだろうか。

Re: 身体からの関係2〆 ( No.302 )
日時: 2019/08/26 01:26
名前: 白楼雪 (ID: O9ehSN8q)

>河村瑠依


モニターと言われて、薬袋は少し悩む。
「いや、ですが…」
タダで貰うのはと、気が引けた時女性店員はその紙袋を瑠依に手渡しした。
「言ったでしょう?モニターとしてって。感想は店のホームページに書き込んでくれればいいから。これで美味しいパスタ、作ってあげてね」
後半は瑠依へ向けたものらしく、そう言われてしまえば薬袋も頷くしかない。
「ありがとうございます」
そう薬袋が言うと、女性店員は満足そうに微笑んだ。

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