大人二次小説(BLGL・二次15禁)

文スト 太中 (急に終わるかも)
日時: 2018/11/29 23:48
名前: ハフェズ

文ストの小説、太宰×中也を書こうと思います

主に双黒のお話になります
微エロ注意です(一応)
軽く行為を示唆する表現があるかもしれません
ご注意ください

また、太中苦手という方はご遠慮ください
判断などは自己責任でお願い致します


【2016.3/7 参照1000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.5/1 参照2000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.5/26 参照3000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.6/19 参照4000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.6/30 参照5000突破致しました!ありがとうございます!】

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30



Re: 文スト 太中 ( No.43 )
日時: 2015/12/17 23:47
名前: ハフェズ

はい、回想終わりっ!(笑)

菊泉さん、お久しぶりですね。お元気でしたか?
菊泉さんのお友達もきっと凄い方なのでしょう
リアル文学少女、又は少年ですね!憧れます
ワールドトリガー面白いと思いますよ
他の人に自分の趣味を押し付ける感じがして、私はあまり
漫画や小説を勧めるのは苦手なのですが…(^ ^;)好みは人それぞれでしょうからね…

中也に萌えだなんて、嬉しいです(//v//) (私の事ではないのですが)
これからまた現実に戻って、お話を進めて行きます!

お互い ( No.44 )
日時: 2015/12/21 00:03
名前: ハフェズ





地下の駐車場。私は何台か並ぶ車の中でも、一番目を引く車のルーフを撫でて居た。
これも彼の好みなのだろうか、闇の中でも黒光りする黒の外車である。きっと何千万もする高級車に違い無かった。何時もならここで傷の一つや二つ付けて遣る所だったが、今日は違う。私は掌でキーを踊らせた。
「例の荷物≠、積み終えました」
「ご苦労」
そう言うと私は後部座席に松葉杖を乗せ、自分は前に乗り込んだ。早速エンジンを掛ける。地下の駐車場を震わせる様に、エンジン音が鳴り響いた。
「もう下がって良いよ」
「はっ」
「あ、この事は呉々も内密に。
 若しも中也にバレたりなんかしたら……解ってるね?」
部下が一瞬にして凍り付き、慌てて「はいっ」と返事をした。其奴に一瞥も呉れて遣る事無く、私は車を発進させた。

早くも大通りに出た。向かう先は昨夜と同じ、古いビルが密集する遠方の街だ。此処からだと早くて四十分程であろうから、往復となると軽く一時間を越えて仕舞う。帰りに彼処に寄って、其れからもう一箇所寄る場所がある。出発前にトランクに積んだのは、三つ目の目的地で使用するものだ。計算すると、多目に見積もって…四時間弱位だろうか。うん、間に合う。余裕で中也と合流出来る。

景色が段々と見慣れぬものへと変わって行く。
彼の車は中々乗り心地が良くて、余り疲れを感じない。こう言う所も彼奴は、拘って選んでいるのだなぁと、座席に凭れ掛かりながら思う。見てくれだけを重視している訳ではないらしい。中也のそう言った所が又、私の気に障るのだ。彼が自分のスタイルを持っていて、其れを重んじる辺りも気に食わなかった。けれども、一方では、良くも悪くも潔い彼を羨望する気持ちも少なからずあって。この感情はそう言う嫉みから来ているのかも知れない。

最初の目的地が近付いて来たので、私は適当に場所を見付けて車を駐めた。
掛かった時間は約四十三分。先ず先ずと言った所だ。私は後部座席から松葉杖を取り出して、歩き出した。
確か中也があれを落としたのは、屋上から戦況を眼下に見た古惚けたビルから、行き止まりとは反対に百米程戻った辺りだった筈だ。私は頭の中で昨晩の状況を思い描いてみた。すると、何故だろう、厭な記憶ばかりが思い出された。昨日の任務は満足の行くものでは無かった。私と中也なら、もっと良い成果を上げる事が出来ただろうものを。二人の名前に傷が付くのは、厭だった。
きら、と、何かが光を反射するのを視界の端に捉え、私は其方を振り向いた。

お互い ( No.45 )
日時: 2015/12/21 00:01
名前: ハフェズ


松葉杖を其方の方へ遣ると、光の正体が明らかになった。
「何だ、硝子の破片か」
太宰はハァと肩を落として向きを変えた。期待し過ぎると普段は見えないものも見える様になるらしい。此の辺りじゃないのかも。もう少し、奥へ進んでみよう。と、思った時ーーー
「ワンッ!」
わ・ん……?
「…!!」
犬。
犬がいる。
其処に、犬が。
尻尾を振り振り此方を円らな瞳でじっと見ている。
「びっくりしたじゃないか。…こんな人気の無い所に、野良犬とは…」
野良犬。そう思って犬を見遣ると、如何した事だろう、その首元には確り首輪が嵌められているではないか。逃げ出して来たのか、それとも捨て犬なのか…。
しかし、首輪以上に太宰の目を引いたのは、犬の左横腹から脚にかけて長目の毛を染める黒味を帯びた赤色だった。
「流れ弾に、当たったか」
可哀想に、とは言わなかった。昨日の抗争で空中を飛び交っていた半数近くの弾は、太宰側の人間が撃ったものだ。それを解って居ながら其の様な言葉を使うのは、余りにも無責任だろう。
太宰が、今度は犬の足元を見てはっとした。
「ジッポー…!」
太宰の声に犬が反応し、「ワウ!」と吠えた。
「お前が護って呉れて居たのかい」
例え話し掛けても犬には人の言葉が解る訳が無いのだが、何故だかこの犬は、太宰の言う事を理解している様に思われた。褒められたと受け取ったのか、更に激しく尻尾を揺らす、今に死んで仕舞ってもおかしくはない燻んだ茶色の毛を持った生き物。残念ながら、太宰にはその燻んだ茶色を救って遣る術は無かった。
じゃーん。にっこりと唇を弧にして取り出したのは、緊急時の時の為に何時も持ち歩いていたドッグフードだ。


(一回切ります。
中也ぁぁぁぁぁあ…((お気になさらず)

Re: 文スト 太中 ( No.46 )
日時: 2015/12/21 11:31
名前: 菊泉

わんこ…

犬は嫌いじゃ無いけど、会うと大抵吠えられるのです…。



私は本を薦める特に相手を思いやる事もせず、がしかしと薦めていますよー
きっとハフェズさんは優しいんですね!

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。