大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 文スト 太中 (急に終わるかも)
- 日時: 2018/11/29 23:48
- 名前: ハフェズ
文ストの小説、太宰×中也を書こうと思います
主に双黒のお話になります
微エロ注意です(一応)
軽く行為を示唆する表現があるかもしれません
ご注意ください
また、太中苦手という方はご遠慮ください
判断などは自己責任でお願い致します
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- Re: 文スト 太中 ( No.11 )
- 日時: 2015/11/10 22:01
- 名前: 菊泉
美味しそうですね!
カロリーメイト(夕食)を見て涙が出そう。
私はサバの味噌煮以外作れる料理が無いんです…。
- Re: 文スト 太中 ( No.12 )
- 日時: 2015/11/11 00:03
- 名前: ハフェズ
菊泉さん
ありがとうございます(≧∇≦)
サバの味噌煮作れるんですか?すごい!
私は洋食系しか作れません…orz
なので和食作れるなんて羨ましいです!
- お互い ( No.13 )
- 日時: 2015/11/15 00:02
- 名前: ハフェズ
朝食を数分で済ませると、食器を洗って身支度を始めた。
白いシャツに袖を通しながら何とも無く窓を見遣る。カーテンの隙間から、朝の光が覗いていた。
中也はシャツの釦を留め終えると、其れを掴んで横に引いた。
まだ早いからか、曇っているからなのか、中也の顔に差し込んで来た光は随分と柔らかかった。眩しくは無かったが、反射的にすう、と目を細めた。
中也はゆっくりとソファに腰を下ろした。昨日の記憶は鮮明で、モヤモヤと変な気分だった。若しかしたらまだ夢から覚めていないのかも知れない。ぼんやりと物思いに沈む内に、昨晩の太宰の表情が思い出されて、其れを振り払うかの様に中也は黒のパンツに手を伸ばした。
着替える間は何も考えまいと努力した。そうでもして居ないと、妙な気に呑まれて仕舞いそうだった。
嗚呼、糞…。無理に己を抑える事は矢張り、中也には難しく、次第に苛立ちが募って来る。中也は此れも又黒のジャケットを羽織った所で、左胸の内ポケットの中に手を遣り中を弄った。暫くポケットの中を掻き回してから、はっと動きを止める。目的の物は無い。中也が溜息を吐いた。其れからチッと舌打ちを付け足し、立ち上がる。向かう先は玄関だ。
黒革靴の爪先を二三度鳴らして、中也は鍵を掛けさっさと其処を後にした。
外は曇っていた。雲は其れ程厚くは無く、所々太陽の光の柱が天から降りている。今一すっきりしねぇなぁと思ったが、こんな晴れない気分の時に真っ青に澄み渡った空を眺めるよりは幾らかマシか、と思い直す。今は綺麗なものと言うやつを、見たく無かった。
- お互い ( No.14 )
- 日時: 2015/11/15 10:57
- 名前: ハフェズ
マフィア本部に着くと、中也は執務室に直行した。任務は午後、それも日が暮れてからの予定なのでまだ十分に時間は有るのだが、片付けなければならない書類だの何だのが山程有り、正直な所任務迄に全て片せれるか自信が無い。あの太宰の相棒ともなれば、流れ込んでくる仕事が増えるのは必然的なものであった。実際彼奴とコンビを組んでからと言うもの、任務にデスクワークに忙殺される毎日だ。其れに…ここが、中也にとって一番納得が行かないのだが、太宰と言う名の木偶は全くと言って良い程、否、全く書類整理を手伝わない。机の上に高く積まれた書類の半分は殆ど彼奴が処理すべき紙切れ達である。だのに太宰は、中也がが黙々と記入欄を文字で埋めている傍ら呑気にソファに寝っ転がって音楽を聴きやがるのだ。此の間は、一人チェスを愉しんでいた。バキッと言う音と共にボールペンが粉砕される。その日は黒ボールペンの消費がやけに多かった事を憶えて居た。
「お早う御座います!」
「あぁ、お早う」
途中部下から発せられる挨拶に短く挨拶を返し、足早に通り過ぎる。
そして到着した其処は、中也専用の仕事部屋だ。中也好みの、焦茶色でシックなデザインのドアを押し開く。其れとほぼ同時に、電話が鳴り響いた。
帽子掛けに今迄被っていた帽子を引っ掛ける。中也は部屋の奥方に置かれた大きな仕事用机の上にある電話の受話器を取って急いで耳に当てた。
「やっと繋がったよ、中原君。其れで、この前の件の事なんだがーー」
「はい…はい、あぁ、了解しました」
受話器を持つのと反対の手を、パソコンの電源スイッチへ机の引き出しへと忙しく遣る。判子の次は書類を並べ、メモ用紙を取り出してメモを取ってはパソコンを打つ。電話が終わり、一人掛けの椅子に腰掛けたかと思えば息を吐く暇も無く又鳴らされるコール音…。
中也はあっという間も無く、現実に引き戻されてしまったのだった。
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