大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 文スト 太中 (急に終わるかも)
- 日時: 2018/11/29 23:48
- 名前: ハフェズ
文ストの小説、太宰×中也を書こうと思います
主に双黒のお話になります
微エロ注意です(一応)
軽く行為を示唆する表現があるかもしれません
ご注意ください
また、太中苦手という方はご遠慮ください
判断などは自己責任でお願い致します
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- お互い ( No.27 )
- 日時: 2015/12/06 13:52
- 名前: ハフェズ
止めて。適当な場所で良いから、降ろして呉れ。
突として発せられた太宰の言葉。手放しかけた意識の中で、ふと聴こえて来たその台詞の意味を理解するや否や、中也の眠気は何処かへすっ飛んだ。
「降りる、だァ?阿保か手前。後十分もすりゃあ着くぜ」
「其の前に川を見たいんだ。川の流れる音を聴きたい」
「入水したいの間違いだろう」
「敢えて否定はしないよ」
「しろよ」
中也の遠回しの制止も余所に太宰がドアを開けようとするので、流石に腕を掴んで、
「おい、辞めとけって。脚ヤってんだろ」
「君に頼みがある。肩を貸しては呉れない?」
「…ったく…」
呆れる奴だ、と中也は思った。呆れる程自己中心的な野郎なのだ、此奴は。
けれども、こうなっては何を言っても太宰には意味を成さない。中也は自分の躰に鞭打って車を降りた。
其れから太宰の言う通りに路を進んだ。中也の肩に身を委ねつつ、太宰は鼻歌を歌っていた。
「中也この曲好きだろう?」
ほら、いつか君の部屋で聴いた曲だよ。こればっかり流してた時期あったよねぇ。太宰が話し掛ける。
確かに良く聴いていたお気に入りの曲ではあったが、太宰の問い掛けに肯定するのも癪だと思い、中也は「下手」とだけ口にして外方を向いた。
「私の歌が上手か下手かを訊いているんじゃあないよ。好きか嫌いかを訊いてるのに」
「手前はどうなんだよ」
「私?私は」
丁度顔を向けた彼に、太宰はにっこり笑って、
「嫌いだよ。どうも中也とは趣味が合わないね」
「…」
「あれ傷付いた?」
「…別に」
言いながら中也は、心底太宰をウザいと思った。結局何が言いたくて、俺に何を言わせたかったのか。考えるのも阿保らしい。
- お互い ( No.28 )
- 日時: 2015/12/06 20:49
- 名前: ハフェズ
さらさらと水の流れる音がする。
太宰に導かれてやって来た其処には、この街らしからぬ小川が流れていた。
「この浅さじゃ入水は無理だ」
「成程。こりゃ入水じゃなくて、投身自殺だな」
「あ、其の手があったか!」
「…今のは聴かなかった事にしろ」
橋の上迄行くと、太宰は中也の肩から離れて欄干へと身を移した。何処と無くフラフラとした足取りで、左の脚を引き摺って歩く太宰に、中也は気が気でなかった。無事欄干迄辿り着いてからも、注意深く太宰を見護る。勿論彼には悟られぬように。
橋の下を流れる川のせせらぎに、太宰の鼻歌が重なる。
先程嫌いだと言っていた筈だが…。最早中也の耳には厭がらせにしか聴こえなかった。これでは好きな歌も嫌いになって仕舞う。
「何でさぁ、」
急だった。
「あん?」
「何で担いだの…?」
中也は直ぐに、先の任務での事を言っているのだと解った。答えは任務が完了してからずっと考えていたのだが、どんな言葉もしっくり来なくて悩んでいた。口を開いても期待した様な言葉は出て来ず、それでも漸く吐き出したのは…
「…何が?」
その様な答え、到底満足出来るものではなく。
「何で私を担いで、その上走ったりしたのかなぁ…」
「それは」
「それは?」
太宰の瞳が、何時の間にか此方を向いていて。
中也に答えは無かった。けれども、かと言って取り乱す訳でも無かった。
「…別に理由とか要らねぇんじゃねえの」
そう思ったのだ。彼は。
「其れとも、助けてもらうのに理由なんてモノが欲しかったのか?」
今度は太宰が言葉に詰まる番だった。理由も無く、人を救う?
「莫迦な。そんな事…」
あって欲しくは無かった。それでは中也に、善の心があるみたいで。時々見せる優しさとは又違う、普遍的な良き心≠ェ…そんなの、中也には似合わないから。
(また更新します)
- Re: 文スト 太中 ( No.29 )
- 日時: 2015/12/06 22:21
- 名前: ハフェズ
どうやら私には、書きたいものを10倍にして文章にしてしまう
何とも厄介な能力があるみたいです
全然話が進まない!!
あと、しばらく更新は出来そうにありませんので、御了承下さい
本当に、読者なんているかわからないような私ですが…
話の先は見えています(一応)
なのに私のこの頭と手が、簡単に前へ進ませてくれないのです
目標は24日までに書き終える事です
もうしばらく、お待ち頂ければと思いますm(_ _)m
- Re: 文スト 太中 ( No.30 )
- 日時: 2015/12/08 22:46
- 名前: 菊泉
小説は長いほうが好きだなぁ
しかしテスト前なのに読んでしまうというこの私の悪癖はどうにかならないのか...。
応援してますまた来ます!
たぶんテスト後に...。
支離滅裂な文章でごめんなさい...。(汗)
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