大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 文スト 太中 (急に終わるかも)
- 日時: 2018/11/29 23:48
- 名前: ハフェズ
文ストの小説、太宰×中也を書こうと思います
主に双黒のお話になります
微エロ注意です(一応)
軽く行為を示唆する表現があるかもしれません
ご注意ください
また、太中苦手という方はご遠慮ください
判断などは自己責任でお願い致します
【2016.3/7 参照1000突破致しました!ありがとうございます!】
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- Re: 文スト 太中 ( No.96 )
- 日時: 2016/04/05 08:52
- 名前: 紺子
お久しぶりです。
今回は太宰さん可愛いです。
中也さんも素敵です。
多分またしばらくは来れないと思うのですが、引き続き頑張ってください。
- Re: 文スト 太中 ( No.97 )
- 日時: 2016/04/05 12:36
- 名前: ハフェズ
紺子さん
来てくださってとても嬉しいです!
今回はやわらかい感じの太宰さん&クール中也を
個人的なテーマにしています(^^)
私も最近忙しいのですが、引き続き頑張ります
お時間があれば、またお越しください!
- Re: 文スト 太中 ( No.98 )
- 日時: 2016/04/05 12:50
- 名前: ハフェズ
突然のことですが、このままの流れで本編が進むと、そのうち作者が勝手に作った異能者やモブが敵役として登場します
もしそう言った設定が嫌いと言う方がいらっしゃいましたら、ご遠慮なくコメントをしていただければ大変助かります。そして異能者などを登場させない方向でお話を進めて行きます
反対に、コメントが無いようでしたら、了承していただけたのだと受け取り、当初の計画の通りに進めて行きます
(必要最低限のモブは登場する可能性があります。その点はご了承ください)
- locked ( No.99 )
- 日時: 2016/04/09 23:59
- 名前: ハフェズ
「一応、訊いてみるのだけど」
洋室を出た廊下にはポツリポツリと蝋燭が、今にも消えて仕舞いそうに小さく揺らめいていた。
二人が歩き出しても床を覆う絨毯の所為で丸で足音はしなかった。聴こえて来るのは雨の音だけだ。
「嵐に紛れて退散する、と言う考えは無かったのかい」
何度か角を曲がった先には下階に続く階段がある。
何か変だと思ったが、どうやらこの邸は奇妙な造りをしているみたいだ。
「検討はしたが直ぐに切り捨てた。俺とお前だけならそうしたかも知れねぇが、」
中也が軽やかに階段を下りる。私も手摺に手を伸ばす。
「今回はそうもいかねぇ。部下がいるからな。出来るだけ死なせたくねぇんだ」
「交戦も退散も同じようなものだと思うけどねぇ」
「そうか? まあここで潰しておいて損は無ぇだろ」
「それもそうだけど」
「…首領から預けられた部下等なンだ、貴重な戦力を失う訳にはいかねぇ」
「……そう」
あぁ、訊くんじゃあなかった。
少し前を行く背中が心做しか遠く思えた。
その先にいるのは…私ではない。
でも。
(善いさ、それでも)
今この瞬間、中也の隣に立ち得るのは、紛れも無く私だけなのだから。
組織の為に働くのは好きではないけれど、彼の瞳に自分の姿を映せるのならばーーー
私は置いて行かれぬよう、歩く速さを僅かに速めた。
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