大人オリジナル小説

Re:愛してる
日時: 2012/07/26 14:34
名前: おかゆ

   『非常識だとしても皆が常識といえばそれは常識になるんだ』



こんにちわ。

名前を変えて他の所でもちょくちょくやってますが、社会系が一番書きやすいと思ってまた書いてみることにしました。
どうぞ生暖かい目で見守ってください。

1.>>1    2.>>2    3.>>3    4.>>4
5.>>5    6.>>6    7.>>7    8.>>10
9.>>11   10.>>12     11.>>16    12.>>19
13.>>20   14.>>21     15.>>22   16.>>23
17.>>24  18.>>25    19.>>26   20.>>27
21.>>28   22.>>29   23.>>30   24.>>31 
25.>>34   26.>>35   27.>>36   28.>>37
29.>>38   30.>>39   31.>>40   32.>>41
33.>>42   34.>>43   35.>>44   36.>>47
37.>>48   38.>>51   39.>>52   40.>>53
41.>>54   42.>>55   43.>>56   44.>>57
45.>>58  46.>>61   47.>>62  48.>>63
49.>>64   50.>>65  51.>>66   52.>>67




2012.0219

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163



Re: Re:愛してる ( No.6 )
日時: 2012/02/24 22:58
名前: おかゆ



『可愛くない子ね』


「・・・・、」
久しぶりに昔のことを思い出した。あぁ、なんで今になって。

「・・・そんなこと分かってますって・・」

『可愛げのない子』

生まれてから十数年、何度も言われた言葉。


「はぁ・・」

別に小さい頃はもっと笑顔な子だった・・と思う。

あ、思い出した。
父親が死んでからこうなったのか。
確か今日は遅く家を出るんだとかで珍しく私が学校に行く時間まで家にいて。
私が行ってきますって笑顔でいって、そのあと父さんも仕事に行って。

でも、帰ってこなくって。




お母さんがたくさん泣いていたけど私は泣けなかった。



『父親がなくなったのにあの子、泣いてないんですって』
『心がない子なのかしら』
『泣いたっていいのにねぇ』
『まったくなんて、』




        『可愛げのない子』




お母さんは『悲しすぎて逆に泣けなくなったんだよね』って言ってくれた。


それからも私は悲しい事があっても泣かなかった。

いや、



泣けなかったのか。




今もそれなりに笑うことも出来る。
でも泣くことは出来ない。


『可愛くない子』


なんども言われてるけどやっぱりまだなれてなくて。



「・・・・・・」




家に帰りたくない。


お母さんもまだ仕事だし。誰もいないし。







私は何を望んでるんだろう。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。