大人オリジナル小説

Re:愛してる
日時: 2012/07/26 14:34
名前: おかゆ

   『非常識だとしても皆が常識といえばそれは常識になるんだ』



こんにちわ。

名前を変えて他の所でもちょくちょくやってますが、社会系が一番書きやすいと思ってまた書いてみることにしました。
どうぞ生暖かい目で見守ってください。

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Re: Re:愛してる ( No.136 )
日時: 2013/08/09 23:48
名前: おかゆ



――「その結果彼女は余計に悩んでしまった。踏み出してしまったら今までの関係が壊れてしまうと。でも俺はそんな彼女の想いを無視して引っ掻き回したそして彼女を傷つけた」


そこまで言って、そして。

「・・・・・俺はどうすればよかったんだ・・?」

ほぼ独り言のように呟いたその言葉を伊藤は最後までしっかりときいていた。

あぁ、俺は教師だぞ。

何生徒に相談持ちかけてんだ。


ここまで言って気付いてそして。ゆっくりと、


「――・・なんてな」

にっこりと、笑った。うん、我ながらきつい。


「今のは気にしないでくれ。あくまでも例えだし・・あれだ、今俺心理テストとかにはまっててな?どうゆう回答を出すかによってその人の心理がわかるんだが、質問の意味がわからなかったよな。ごめ――」


「先生」


伊藤の声が響いた。


「・・・・・さすがの俺でも、そこまで言われたら気付いちゃいますよ・・」



背筋に嫌な汗が流れる。


言い過ぎた?

今さらながら後悔と、羞恥。


ヤバイ。


さすがに伊藤もわかったか。



「もしかしてさ、」


普段気持ちを表に出さないようにしていた表情が歪むのが嫌でもわかる。



















「・・・・それって先生の過去ですか?」












・・・・・・・・。






「・・・・は?」





はっ?



「先生は俺に相談してるんスよね」

「え?」

「確かに俺は現役で高校生だし!でも的確なアドバイスをできるかはわからないけど!!」



・・・・・・ちょっと待ってよ伊藤クン?


「え?伊藤・・・?伊藤・・・?」

「何スか!」

「いや、何スか!じゃねぇよ!」


ヤバイ、こいつ馬鹿だ。



「(どんだけ鈍いんだ・・)」


でもばれてないと分かって安心した。


安心した、ら・・




「・・・・・・クッ・・フフッ・・ハハハハハハハハ!!!!!」



笑いがこみ上げてきて、盛大に笑ってしまった。



「えっ!?先生何!?どうしたのキモいよ!?」

「うるせぇよ!・・まぁ、うん、ありがと」

「・・・ん?解決したの?」

「あぁ、解決したよ」

「まぁ俺の意見はさぁー」



伊藤はまるでなんでもないというような風に話し出す。



「そのことを悪いと思ってるなら・・罪滅ぼしをしたいと思ってるならもうその女の子と男の子をくっつけちゃえばいいんじゃね?それで謝ればいいじゃん。」


そしてさらに伊藤は付け足す。


「誠意を持って謝れば許してくれるしな!」

それは伊藤の体験談なのだろうか。


「俺も市川よく怒らせるけどそのたびにちゃんと誠意を持って謝れば許してくれるし。まぁ市川が優しいってのもあるかもしれんが・・」


そして照れたように話してから、


「そして許してくれたらその人にめいっぱいの感謝をするんだよ」


「―――・・」


感謝。


「感謝をされて悪い気になる奴なんていないしな!」



そして、綺麗な笑顔。




「・・・・・・そうだな」




結局伊藤に助けられた。恥ずかしいな。




でも生徒から学ぶことだってあるんだな。






「・・伊藤の癖にやるじゃねーか」

「なっ!?・・俺の癖にって!!先生!!」



大人気ないな。





そう思いながらも














俺は心の中で伊藤にめいっぱいの感謝をした。

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