大人オリジナル小説

Re:愛してる
日時: 2012/07/26 14:34
名前: おかゆ

   『非常識だとしても皆が常識といえばそれは常識になるんだ』



こんにちわ。

名前を変えて他の所でもちょくちょくやってますが、社会系が一番書きやすいと思ってまた書いてみることにしました。
どうぞ生暖かい目で見守ってください。

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Re: Re:愛してる ( No.90 )
日時: 2012/09/28 22:37
名前: おかゆ



ちょっと番外編・・?
『名前で呼んでみよう』

*    *    *    *


「――・・と、言うわけだ」
「え?何が」


伊藤が満面の笑みで私に語りかける。

ことの始まりは数十分前にさかのぼるらしい。


――――
――――――――
―――――――――――――


「ねぇ由美、これありがとー!」
「あぁ!!はいはい、どうだった?」
「すごくよかった!!また今度かしてー」
「いいよー!飛鳥もあれかしてよー」


休み時間中に女子たちが話していた内容。内容的には何かの貸し借りの様子だったけど、俺が気になったのはそういうことじゃなく。


「・・・・・なぁ」
「ん?何、伊藤」



「お前ら女子ってさ、仲良くなると名前で呼び合ったりすんだよなやっぱ」



そして二人が黙って顔を見合わせて。あれ、俺今そんな変なこと言った?


「・・・・何それ。逆に苗字で呼び合うってのがあんまないよねー」

そう笑いながら言ってまた二人で笑いあう。


「・・・・あのさ、仮に、仲良くなりたい子がいたとして、まだお互い苗字呼びってのは・・その、やっぱ進展とかあんまないよな・・・?」

そしてまた二人が黙った。


「・・・伊藤、好きな人できたの?」
「ばっ・・違うから。友達になりたいんだけど、そいつ自分の殻に閉じこもっちゃうってゆーか・・まぁ一種の人見知りみたいなもんなんだけど・・俺、そいつと仲良くなるためにはどうすればいい?」


そういうと飛鳥が軽く笑った。



「なんか伊藤って誰とでも仲良く話せちゃうイメージがあったのに不思議。てか実際誰とでも気軽に話せてるのにねー?珍しい」

「・・・・、」


確かに、そういうのは結構自覚していた。
誰とでも気軽に話せる自信はあった。


「・・・・・・それが裏目に出たのかもな」
「え?」
「うん、まぁいいや、なんでもない・・で、どうすればいいと思う?」

「交換ノートとかは?」

「「え?」」

「ほら、仲良くなるには交換ノート使ってさ、普段あまり言えないようなこととか、素直に言えたりするんじゃないかな」


交換ノートか。なるほど。


「あ、でも伊藤男子だもんなー」
「どういう意味だそれ」
「いや、なんか男子って交換ノートとかしなさそう・・てかしないよね?」


確かにそうだ。それに・・


「・・・・・あいつ絶対面倒くさいとかいいそう・・」


「じゃぁここはちょっと攻めてみたら?」
「ん?」
「名前でお互い呼び合ってみるってこと。それだけでもかなり仲は縮まると思うよ?」
「・・・・・そうか」


こうして女子二名から的確なアドバイスを貰い、俺はいざ、その『仲良くなりたい友達』の所へ向うのだった。



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