大人オリジナル小説
- Re:愛してる
- 日時: 2012/07/26 14:34
- 名前: おかゆ
『非常識だとしても皆が常識といえばそれは常識になるんだ』
こんにちわ。
名前を変えて他の所でもちょくちょくやってますが、社会系が一番書きやすいと思ってまた書いてみることにしました。
どうぞ生暖かい目で見守ってください。
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- Re: Re:愛してる ( No.144 )
- 日時: 2013/08/27 00:38
- 名前: おかゆ
「あんた・・・ぶっちゃけ伊藤のことどう思ってんの?」
「伊藤・・・?」
・・なんで今ここで伊藤の話を持ち出すのか。
「あんた伊藤のこと好きでしょ」
にやにや
そんな効果音が聞こえてきそうな。
まるで今すぐ肯定しろとでも言いたげな。
「・・・・・知ってどうすんの?」
「んー・・」
きっと彼女、林麗華なら。
「応援してあげちゃう♪」
こう、言うだろう。
「別にいいよ」
「あら、ずいぶん余裕じゃない。何で?」
「応援とかあまり良い予感がしないからね」
「そう」
クスクスと笑ってそれから、
「でも・・・・今のは肯定と受け取ってもいいよね?」
「・・・っ、」
「伊藤・・聞いたらびっくりするだろうなぁ」
「れいk・・」
「あ、クラス中に言ったらどんな反応するんだろう。皆噂とかそーゆう話し、大好きだから」
「・・・・めて・・」
「私的にはさ、奥手な瑠璃はきっと気持ちを伝えることもできないだろうから私が代わりに伝えておいてあげようかなぁって」
「・・・やめて」
「じゃぁ諦めて」
怖ろしいほど冷たい声で、はっきりと言われた。
「・・・・え?」
「ねぇ、瑠璃・・あたし、あんたよりも先に伊藤のこと気があったんだよ?あたしがあんたから伊藤のアドレス聞き出そうとしたときにあんた、馬鹿にしたよね?なのに何で今はあんたも伊藤が好きなの?」
麗華は近づいてくる。
「あたしは何の進展もないのにあんただけが伊藤と仲良くなって、それが悔しくて、余計イライラして、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、ウザくてウザくてウザくてウザくて!!!!!!」
麗華の手が私の肩に置かれる。そして思いっきりつかまれた。
「だからあたしはあんたの大事なもの全部とろうとして!!立ち直れないくらいボロボロにしたいのっ!!!!!なのになんであんたはまだいるの?なんでっ!!!あんたがっ!!!!!」
強まっていた手が急に弱くなった。そして、
「・・・・・・・・なんであんた・・・なのよぉ・・・・・・」
その声は消え入りそうで。
はかなく、もろかった。
「ずるい、あんたの持ってる全てのものが・・ずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるい!!!!!!!!」
そして手洗い場の水を勢いよく出した。
「・・・っ瑠璃の癖にっっ!!!!!生意気なんだよっっっ!!!!!!」
罵声。叫び声。
そして手をおわんのように作ってその中に入った水はそのまま勢いよく私の元に来た。
「・・・・・・・っ!?」
「先に好きになったのはあたしなのにっ!!!なんでっ!!!!なんであんたなんだよっ!!!!!!
うぜぇんだよっ!!!!!!!!!!」
声の出せる限り叫ぶ。叫ぶ。叫ぶ。
そんな光景に恐怖を感じ、水の生ぬるさに気持ち悪さを覚える。
「・・・・っ、麗華っ・・やめっ・・!!!」
憎しみと嫉妬の眼差しでただただ私を見つめる麗華。
「あたし、あんたなんかっ――――・・!!!!」
水を止めてぬれた手を振り上げて、そして。
「大っっっ嫌い!!!!!!!!!!!」
パンッ―――・・
乾いた音がした。
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