大人オリジナル小説
- Re:愛してる
- 日時: 2012/07/26 14:34
- 名前: おかゆ
『非常識だとしても皆が常識といえばそれは常識になるんだ』
こんにちわ。
名前を変えて他の所でもちょくちょくやってますが、社会系が一番書きやすいと思ってまた書いてみることにしました。
どうぞ生暖かい目で見守ってください。
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- Re: Re:愛してる ( No.82 )
- 日時: 2012/09/16 00:34
- 名前: おかゆ
「瑠璃?どうしたの?」
突然のことに驚いたのか、涙は止まっていた。
「・・・・・・私も、いっぱい・・理紗以上に謝りたいことがあったんだよ・・」
「・・?」
一呼吸おいてからゆっくりとしゃべる。
「・・・・理紗はさ、いつも強かった。そんな何にでも負けないような強い理紗が私は大好き。だからなのかな・・私も理紗に甘えてたんだよ」
「・・・甘えてたのは、私のほうだよ」
「ううん・・理紗はそう思ってるかもしれないけど・・・今も昔も変わらない。私は理紗が大好きだよ。あのとき、理紗が一番つらいときにそばにいてあげれなかった・・・逃げたんだよ。知ってるでしょ?」
「・・・・違うよ」
「違わない。聞いてたんだよ・・あいつらの笑い声とか、理紗の叫び声とか、なんで先生やほかの生徒が誰もこないんだよって思いながら、一番近くにいた私は聞こえないフリをしてたんだよ」
「違う」
「誰かこれを止めてと思ってたんだ。助けてって思ったんだ。誰かじゃないよね、私があの場にいて助けないといけなかったんだ・・・・・あそこにいって、麗華たちを一発殴るなりなんなりすればよかったんだ」
「違うって言ってるでしょ」
「終わった後に私は理紗の前に行って・・・理紗は優しすぎるから、私のことかばってくれて・・私は謝ることしかできなかったのに」
「瑠璃っっ!!!!」
「―――・・・本当のバチが当たったのは・・・・・・私の方だ」
その瞬間、抱きしめていた理紗の腕が力なく抜けた。
「・・・・・・そ、んな・・そんな、こと、ちが、」
「違わないよ・・・・全部本当のことだ・・・あの時、理紗は全部知ってたでしょ?」
「・・・っ、」
「私ね、今停学中なんだ」
「!?」
「麗華の首絞めてさ・・私、気づくのが遅かったんだよ・・・最近だったんだよ・・理紗をいじめてた主犯が私と同じ高校だったなんて」
「・・・嘘・・」
「向こうは知ってたみたいでさ、いまだに理紗のことちょくちょく脅してたなんて・・・私、知らなくて・・腹が立って私、押し倒して首絞めちゃったの」
あーあ、とため息混じりに言った。そして理紗を開放する。
「それなのに、少しの間だけど私、麗華と一緒にいた」
「・・・・・、」
「離れた瞬間寂しいとも思った」
「・・・・・っ」
「・・・・・全て、麗華から聞いてると思うけど」
『ごめんね』
(そう、口に出した瞬間彼女は――――)
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