大人オリジナル小説

Re:愛してる
日時: 2012/07/26 14:34
名前: おかゆ

   『非常識だとしても皆が常識といえばそれは常識になるんだ』



こんにちわ。

名前を変えて他の所でもちょくちょくやってますが、社会系が一番書きやすいと思ってまた書いてみることにしました。
どうぞ生暖かい目で見守ってください。

1.>>1    2.>>2    3.>>3    4.>>4
5.>>5    6.>>6    7.>>7    8.>>10
9.>>11   10.>>12     11.>>16    12.>>19
13.>>20   14.>>21     15.>>22   16.>>23
17.>>24  18.>>25    19.>>26   20.>>27
21.>>28   22.>>29   23.>>30   24.>>31 
25.>>34   26.>>35   27.>>36   28.>>37
29.>>38   30.>>39   31.>>40   32.>>41
33.>>42   34.>>43   35.>>44   36.>>47
37.>>48   38.>>51   39.>>52   40.>>53
41.>>54   42.>>55   43.>>56   44.>>57
45.>>58  46.>>61   47.>>62  48.>>63
49.>>64   50.>>65  51.>>66   52.>>67




2012.0219

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163



Re: Re:愛してる ( No.159 )
日時: 2014/03/15 23:59
名前: おかゆ

市川 瑠璃目線

あのパーティーから数週間。

冬休みが終わり休み明けのだるさとかで学校に行くのも億劫になるころ。

当たり前のように麗華とはしゃべらないし、伊藤ともしゃべらなかった。

ただなんだか伊藤と麗華の様子がおかしいような気がした。

麗華はまるで伊藤なんて最初からいないように振舞っていて、

伊藤は麗華に何か話しがあるようにみえて・・




「・・・・・・・・・い・・」


別に気になるわけじゃ、ないけど。


「・・・・・・川・・・」


でも三学期入ってから話さないし資料室にも来ないし・・


「――い・・・・おい市川」

「・・・・えっ!?・・あっ、はい!!」

「お前何ボーっとしてんだよ」

「え・・・あー、いえ、すみません・・・」



いつもどおりに資料室で明日の小テストの勉強をしていたら先生が何事もなく入ってきていた。


「・・てか先生いいんですか?」

「何が?」

「いや、仕事・・とか・・」

「休憩だ」

「長い休憩ですね」



先生がむっとした表情で私を見つめる。

私はそれを無視して勉強を再開しようとした。



が、



「お前、伊藤と何かあったんか?」

「・・・・・・・、」




書いていた手が止まった。



「何かって?」


「まぁ、何か」


先生はニヤニヤして聞いてくる。




「・・・・・・別に」




どちらかといえば『何か』あったのは麗華のほうだ。



なんていうのも面倒だったので黙っていた。



「・・・・・図星かよ?」

「違います」

「まぁお前があいつの事を好きになろうが別に俺は関係ないんだけどさ」

「いやだから、」



違う、というのはそれもまたおかしいのから、




「・・・・・・」


「俺的にはさ、まぁ高校生だし、恋愛なんていくらでもしていいと思うのよ。・・まぁ中には一途だとかビッ・・・変わりやすいやつもいるから全員に同じことなんて言えないけど」

「先生今何言おうとしました?ビッ――」

「あぁぁあもう黙れ市川。これ以上言うと俺いろいろ問題になる。・・・・・まぁだから、その、なんだ。お前が伊藤で悩もうと・・林で悩もうと・・案外その悩みはちっぽけだったりするかもな?・・・っていう」

「ちっぽけっ・・、まぁ、先生にしてみれば私の悩みなんてちっぽけでしょうけど・・・・でも」


「まぁ今の高校生のお前らにもお前らにしか悩めないことや解決できないこともあるのも事実だ」


「・・・・・」



「案外お前の考えてることなんて本当にちっぽけなのかもしれないな」

「そんな保障どこに―――」

「伊藤はお前が思っているほどやわじゃないし弱くない」

「・・・・・・・え」

「というか多分お前なら・・・・・いやそれはいいか」

「先生何言って――」




「もっと伊藤に頼ってもいいんじゃねーの?」





そのときの先生の声は今まで聞いた中で一番優しかった。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。