大人オリジナル小説
- Re:愛してる
- 日時: 2012/07/26 14:34
- 名前: おかゆ
『非常識だとしても皆が常識といえばそれは常識になるんだ』
こんにちわ。
名前を変えて他の所でもちょくちょくやってますが、社会系が一番書きやすいと思ってまた書いてみることにしました。
どうぞ生暖かい目で見守ってください。
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- Re: Re:愛してる ( No.121 )
- 日時: 2013/04/03 00:14
- 名前: おかゆ
夏休み。
それは学生たちが羽を伸ばせる期間であり、嫌な勉強やテストから開放される期間であり、中には嫌いな先生、クラスメイト、先輩などから解放される期間であって。
もっとも、学校が好きな生徒にとってはこの期間が苦であって。
「(・・・・・なんて)」
かっこいいこと考えて実はどうでも良かったりする。
別に学校が好きってわけでもない。どうでもいいのだ。
ただ『あの居場所』があればそれでいいのだ。
そう思いながら市川瑠璃は終わりかけの夏の課題を閉じて伸びをした。
「・・・・暇だ」
何かに打ち込める部活をやっているわけでもなく、何か打ち込める趣味を持っているわけでもなく。
最近チャットは過疎気味。
このままのペースで行けば課題は今週で終わる。
なんてつまらない夏休みだろう。
彼女は目を閉じる。
この半年、いろんなことがあった。
麗華と仲良くなって。でも実は麗華は私の親友をいじめていた張本人だったり。
一気に有名になって風当たりが強くなったり。
理紗にあって・・・・
「・・・・理紗に、あって・・」
理紗にあっていろんなことを話したり。
そんなことがあったとき、いつもそばにいたのは。
「・・・・・・・(伊藤)」
伊藤翔。
彼は最初はよくわからない人間だと思った。
嫌われている人間に近づいて何がいいんだろうと思った。
自分の株を上げたいだけなんだとも、思った。
そして正直一緒にいるのがうざかった。
でも彼がいなければ。
麗華が理紗のことをいじめていたというのがわかった時、彼がいなかったら今頃私は怒り狂っていた。麗華にも・・・もちろん自分自身にも。
理紗のことだって、彼がいたから前に進めたのかもしれない。
今ではすごく――・・感謝しているのだ。
そして―――・・・
「・・・・・・ん?」
胸のどこか、よくわからないところで。
伊藤のことを考えると胸が苦しくなるのだ。
まさか。そんなはずはない。
ずっと頭の中で否定してもある感情が頭の中を支配した。
――・・これは違う。
必死で否定し続け、忘れるように眠った。
だって、そんなこと。
あるはずがないじゃない。
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