大人二次小説(BLGL・二次15禁)

文スト CP色々 のんびり更新 R-18 太中なう。
日時: 2017/12/21 18:39
名前: 沙蓮

初めまして!紗蓮です、よろしくお願いします!
ここでは文ストの二次小説を書いていこうと思います。
初心者ですので駄作ばかりですが、温かい目で読んでいただけると嬉しいです!
注意事項は下をお読みください。

〜注意事項〜
・CPは色々です。特には決めておりません。とか言ってるけど太中多いです…
(太中、中太、福乱…などなど。)
・BLが多いですが、NLもあります。
(芥樋、立銀など)
・R-18めっちゃ入ってます。無いのもあります。
・文スト特有の漢字が上手く使えません。
・更新が遅いです。

その他、CPやR-18否かなどは小説の最初にお知らせしたいと思います。

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Re: 文スト CP色々 のんびり更新 R-18 ( No.79 )
日時: 2017/03/11 21:39
名前: 紗蓮

お待たせしました。続きでございます。

「ですが、しっかり成果は出ていますし、電球が壊れてしまったのは単なる偶然です。」

「はぁ…成果が出ればいいってもんじゃないだろう。だから若い人達は…」

君も太宰さんも、とブツブツ言う村山。

(んだ此奴。太宰にまで文句つけてやがんのか?太宰がどんなにすごいかわかってねェだろ。
俺の相棒なめんじゃねェぞ。)

自分だけなら兎も角、太宰も悪く言われたことに更なる苛立ちを覚える。
これ以上話しているとキレて手を出してしまいかねないので、
中也は必死で冷静を心がけながら言った。

「もう失礼してよろしいでしょうか?仕事がありますので。」

「ああ、はいはい。」

そして取り敢えず村山と別れたが、相変わらずの態度にイライラしながら戻ったのだった。


そして3日後。第二訓練場は無事に修理され、何事も無かったかのような
平和が戻ったかと思われた。が、

「やあ、中原さん。」

賢治との訓練が終わり昼飯を食べていると、急に村山がやって来た。

「村山さん。」

中也が立ち上がる。賢治は中也が笑顔ではいるが、目が全く笑っていないことに気がついた。

「君は部下の戦闘訓練が得意ではないようだからね、私がそこの、賢治君?だっけ?
の訓練をしてあげようと思ってね。」

「は?」

村山は太宰程ではないが体術はそこまでではなく、異能の力で上がってきたような男だ。
もちろん体術を教えたような部下もいないし、中也の方がよっぽど強い。
なのに、何を教えるというのか。

(こりゃ十中八九俺への恨みだな…)

それなら俺に闘いを申し込めばいいというのに。恐らく中也が相手では勝てない為、
賢治をボコボコにしようと思ったのだろう。まだ太宰の方がいい。太宰は自分の戦闘スキルが
弱く、でもそれがないと困るとわかっている為、今でもたまに中也に戦闘を申し込んでくる。
いつもあんなに高飛車なプライドを投げ捨て、ボロボロになっても懸命に戦う太宰を、
中也は実際認めていた。彼奴も彼奴で頑張っているのだ。

(それに比べ此奴は…)

しかし賢治はもう昼飯を食ってしまっている。賢治はまだ
腹が空いている時しか異能を使えないのだ。
それにまだ訓練中の身、異能がある時ならまだしもいくら弱いとはいえ一応幹部の奴に
勝てる訳がない。マフィアに入っていれば多少の理不尽は当たり前とはいえ、
自分に向けられた恨みで部下がボコボコにされるのは可哀想だ。

「ですが、賢治はもう昼飯を食べてしまいました。此奴はまだ異能発動に条件があるんです。」

「何言ってるの。マフィアなら異能が使えない時でも戦えないといけないでしょ。
僕も忙しい中時間を取ってきてあげたんだよ?ほら、賢治君、来なさい。」

「………はい。」

中也も何かない限り逆らえないような古株の五大幹部に言われてしまっては
賢治も断ることができない。しぶしぶ村山の後をついていった。

(んだよあのクソジジイ!)

中也は今までになくイライラしながら仕方なく後を追った。

今日はここまでです。






Re: 文スト CP色々 のんびり更新 R-18 ( No.80 )
日時: 2017/03/15 21:31
名前: 紗蓮

お待たせしました!続き…といきたいところですが、昨日がホワイトデーでありましたので、
ホワイトデーパロ、バレンタインパロの続きです。今の続きは明日以降更新します!

〜ホワイトデーパロ〜


色々あって結局は甘〜い休日を過ごせたバレンタインデーからもうすぐ一カ月。
3月14日、そう、ホワイトデー______バレンタインのお返しとされる日______
目前。
太宰治の彼女(?)中原中也は、悩んでいた。


最近、太宰に避けられている気がするのだ。もちろん忙しくてなかなか会えないということも
あるのだが、それだけではなく。いつも中也がなんとか半休などを取ってこれた時には
一緒に仕事を合わせて休みにしてくれた太宰。だが、今はずっと『忙しい。』の
一点張り。メールも返信が返ってこないことが多く、挙句全然かまってもらえず
寂しくなった中也が全力を出して夜、家に誘った時も、『悪いけど、今日は無理。』と断られた。
その時中也はかなりショック受けたものだ。だって、あの太宰が。
中也から誘われた時(なんてのは滅多に無いが)はおろか、中也が疲れて帰って来た時でさえヤろうヤろうと年中盛っている太宰が。おかげでえっちも随分ご無沙汰になっている。
やはり俺が男だから、飽きたのだろうか…?女みたいに、可愛く、綺麗じゃないから。
そんなことが多く、中也は今、とても落ち込んでいた。


そんなある日、中也のもとに、国木田から電話が入った。
もう中也と太宰のことは両組織にバレているので、もちろん探偵社員も2人の関係を知っているのだ。

「もしもし?」

「もしもし、中原か?」

「ああ、そうだが…?」

「最近太宰の様子がおかしいんだが、何か知っているか?」

「太宰の様子?」

「嗚呼。太宰が最近、急に真面目に仕事をするようになってな…勿論それはいいことなんだが、
彼奴のことだ、何か企んでいるのではないかと思ってな。」

「知らねェ、俺最近太宰に避けられてんだ。」

「避けられてる?」

「おう、何故かは知らねェが全然会ってないし、家にすら来ねェぜ?彼奴。」

「そうか、わかった。悪かったな。」

「いや、大丈夫だ。」

そう話し終え、中也は更に不安になってきた。彼奴が真面目に仕事?そんなのあり得る訳がない。
新しい女でもできたのか。不安でいてもたってもいられなくなった中也は、自分の師である尾崎紅葉に相談に行くことにした。


「………って話なんだよ、姐さん。」

「ふうむ…そりゃまた彼奴も勝手じゃのう。」

「俺…俺、また捨てられたのかな?男だから、やっぱり気持ち悪くなって、
もういらないって思ったのかも…」

紅葉の前だから気が緩んだのか、中也の青い瞳から涙が零れ落ちた。

「大丈夫じゃ。あんなに中也中也と言っておった太宰のこと故、そんなのはある筈がない。」

紅葉はそう言って中也を安心させながらも、心の中では可也怒っていた。

(おのれ太宰…私の中也を2度も傷付けおって、許さんぞ…)


今日はこれでおしまいです!明日はこの続きで完結させます。R-18入ると思います。




Re: 文スト CP色々 のんびり更新 R-18 ( No.81 )
日時: 2017/03/16 17:47
名前: MOMO志摩

コメ返めっちゃ遅れちゃって申し訳ないです。・゜・(ノД`)・゜・。
やっぱり太宰さん受けって美味しいですよねぇ(

リクお応え頂けて嬉しいです〜(о´∀`о)
えっと、特に厳しい指定的なものはないつもりですが…出来れば探偵社とマフィア設定で、中也のSっぷりが見たいです((
ですが、お忙しいと思いますのでifパロ設定でも構わないですよd(^_^o)地雷多めですが、その辺りは雑食なので(笑)

長文失礼しましたっ!ifパロ更新、楽しみにしてます(^O^)

Re: 文スト CP色々 のんびり更新 R-18 ( No.82 )
日時: 2017/03/17 11:57
名前: 紗蓮

続きなのです。


そんな様々な思いがありながらも時は残酷に進み、迎えた3月14日。
実をいうと中也はこのホワイトデーを少しだけ楽しみにしていたりしたのだが
また『忙しい』って言われるだろうな…と思いほとんど諦めかけていた。
それでも一応首領が休みをくださったので今日がホワイトデーであることは気にせずに
1日有意義に過ごそうと考えていた。朝食を食べ終え、さてどうすっかと考えていると、
カチャ、ガチャ。
鍵を閉めておいた筈の玄関から音がした。こんなことをするのは1人しか思い当たらない。
何時もなら嬉しくて喜ぶのだが正直今は会いたくなかった。
今更なんだという気もある。そんな中也の気も知らず、太宰はノコノコとリビングに入ってきた。

「久しぶり、中也。」

「チッ…帰れよ。」

心底ウザそうに太宰を睨みつけた中也に太宰はショックを覚えた。
付き合う前までは普通だったが付き合ってからはこんなこと一度も無かったからだ。

「如何して?」

切なげな顔で太宰が問う。中也はイライラしながら怒鳴った。

「何なんだよ今更!!ずっと『忙しい』って家にも来なかった癖に!!飽きたんだろ、
要らなくなったんだろ!!それならそれでいいからもう来るな!!」

『それならそれでいい』なんて本当は全然思ってない。中也は本当に太宰が好きで、
好きで好きでたまらなかった。ずっと隣に居たい。だがそれが叶わないのなら、
太宰にフラれて心をズタズタにされるより自分で追い出してしまった方がいい。
そう思いながら叫んでいると、頬に熱い水が流れ落ちてきた。
マズい、これじゃあ太宰の嫌いな面倒くさい女と一緒だ。別れ際に泣いて、迷惑掛けて。
そういうの本当に面倒くさいのだよね、と言っていた太宰の顔を思い出す。
なんとか泣くのを止めようとするが、自分の意思とは反対に涙は留まることなく流れていく。

「っく、俺が、男だから、気持ち悪く、なったんだろ…〜〜、夜誘った時も、全然来ねェし…」

こんなことなら、付き合わなければよかった。一度幸せを知った心は、またもとの
位置に戻るまでがとても痛く、辛い。唇を噛み締めて嗚咽をこらえる。
これ以上はいたたまれなくて家を出ようと立ち尽くした侭の太宰のを横を通り過ぎる。と、

「中也。」

パシッ、と腕を掴まれた。逃がさないとでも言うように力がこもっていて
中也は思わず振り返る。その時見た太宰の顔は深い後悔に包まれていた。


太宰side


中也が泣きながら想いを叫ぶ。私はどんどん後悔の渦に包まれていった。
そこまで悩んでいたとは思いもしなかった。

「俺が、男だから、気持ち悪く、なったんだろ…」

真逆。そんなのある訳がない。此処暫く、私はずっと中也のことを考えて行動していたのだ。
中也の泣いている顔を見ると、私まで泣きそうになってくる。
中也が横を通り過ぎて行こうとしたので、其の腕をしっかりと掴む。
誤解させた侭にする訳にはいかない。弁解せねば。

「中也。」

大きく息をして気持ちを落ち着かせる。そして中也をぎゅっと抱きしめた。

「っ!?」

「中也、ごめん。本当にごめんよ。中也に飽きたりなんてしてないし、
気持ち悪くだってなってない。大好きだよ。」

「っ、嘘だ…」

「嘘なんかじゃない。聞いて!」

そう言って中也と目を合わせる。

「………。」

必死で頼むと中也は黙ってくれた。

「ごめんね、中也。私中也が気付いてくれると思ってサプライズをして居たんだ。
でも、ちょっと誤算があったようだね。君、テレビ見てないでしょう?」

「………? 嗚呼。」


中也side


太宰がテレビをつける。ニュース。天気予報が流れる。静かな部屋に
アナウンサーの声が響く。

「では、次に最近話題のニュースをピックアップします。先ずはコレ。
『ヨコハマで同性婚が認められた。』」

「は…?」

「『一昨日ヨコハマ市から、同性婚を認める条例が出されたとの発表がありました。
もともと議案されていた条例ですが、何故ここまで早く決定にいたったのかは
わかっておりません。しかし市民からは、喜びの声があがっています。
これは日本初の条例で、同性婚が認められているのはここヨコハマだけです。
これを機に、他の都市でも同性婚が認められるのではと期待が高まっています。』
『いや〜めでたいことですね!この条例によってLGBT、つまり性的少数者の方も
幸せに暮らすことができるようになったということです!』
『差別が少なくなってきた証拠でもありますね!』
『そうですね、またこの条例のおかげで性的少数者の方がヨコハマに引っ越し、
ヨコハマの更なる発展にもつながるでしょう。』」

そこで太宰がテレビを切る。俺は未だ現状が理解できずにいた。

「え…?太宰、これ…」

「いや〜、バレンタインにとても可愛いチョコと中也をもらったからね?
お返しを考えたのだよ。3倍返しにしてやろうと思って。で、頑張った。」

「否、頑張ったって…」

「本当は中也がテレビ見てこのニュースを知っていて、今日まで私のプロポーズを
待っていてくれるっていう予定だったんだけど。中也がそこまで忙しいとは考えてなかった…」

は?此奴今何て言った?プロポ…プロポーズ!?

「夜に誘ってくれた時もね、本当に全部ほっぽりだして行きたいくらいだったのだよ。
でもその時会議が入っていたからさ。此処で止めたらサプライズの意味がないと思って、
必死で気持ちを抑えたから文面が素っ気なくなっちゃったね。ごめん。」

「じゃあ、ずっと忙しいって言ってたのは…」

「うん。ここ2週間くらい、ずっと走りまわってたからね。本当に大変だったよ。
マフィアの頃の伝手もちょっと使って、脅しもかけちゃった☆」

「『かけちゃった☆』じゃねェよ!手前、ホントに…何で俺の為にここまで…」

「何でって、中也が世界で一番大切な人だからに決まってるでしょ。」

そう言うと太宰は急に真面目な顔になる。それに俺もドキドキしてしまう。

「じゃあ、改めまして。中也、君を、一生幸せにするから。私と、結婚してください。」

「〜〜〜、………はぃ………/////////」

「ありがとう。」

「いいのか?俺なんかで…」

太宰はモテるからもっと可愛い女がいるかもしれないのに。

「中也。私の大切な人を、悪く言わないで。ほら、」

そう言って、太宰が俺の手を取り、太宰の心臓がある位置に当てた。
バクバクと、すごい勢いで鳴っているのがわかる。

「すごくドキドキしてるの、わかるでしょ?私がこんなになるのは中也だけだよ。」

「太宰…俺勘違いして、怒って、ごめん…」

「ん、いいよ。今はどんな気持ち?」

「めっちゃ嬉しい…」

「 ならよかった。」

俺と、太宰の顔の距離が縮まる。そしてそのまま甘く、深い口付けを交わした。


眠い…徹夜はきつかったです…思ったより長くなってきたので一回切らせてもらいます。
ストーリー的にはこれでおしまいですが、R-18も入れたいので…
今日もう一度更新します!…多分。




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