大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 太中中心に文ストBL小説!
- 日時: 2017/03/17 22:19
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
どうも!アラサワです!
ここでは文ストの太中(太宰×中原)を取扱いたいと思います!
(他CP極稀に有り)
誹謗中傷、無断転載などはお止め下さい。
10000記念ということで雑談掲示板に『文スト、ボカロ好きさん語りましょう!』という掲示板を作りました!
そちらでリクエスト再募集します!
小ネタなども置きますのでそちらにも是非遊びに来てください!
それでは皆様、よろしくお願いします!
2017.01.23 : 閲覧数7400突破Thank you!
2017.01.27 : 閲覧数8000突破Thank you!
2017.01.30 : 閲覧数9000突破Thank you!
2017.02.04:スレ200突破と閲覧数10000突破Thank you!
2017.03.01 : 閲覧数20000突破Thank you!
2017.03.17 : 閲覧数30000突破Thank you!
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.216 )
- 日時: 2017/02/10 00:16
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
○●○●
「ねぇ中也、覚えてる?」
「何が」
「私の顔殴打しまくった時の」
「嗚呼……」
忘れる訳が無い。
あんなに目の前で、しかもはっきりと刻みつけられた“ヒトの死”。何と残虐で、冷酷で、____哀しいことか。
あれはヒイラギの体を張った最後の授業。………だと思っている。『愛』とは、何なのか。俺はずっとその答えを探している。“今のところ”の答えは、『愛』は、時に人を助け、救いの糸となるが、間違えれば一瞬にして足枷になる。_____ヒイラギの様に。
唯、それが合っているのかどうかは死ぬまで判らない。若しかしたら、死んでも判らないかもしれない。
今は、それだけ。
然し、何故そんな事を聞くのか?
「中也、晴れたからあの場所へ行こう」
見ると、太宰の近くの机の上に大きな花束があった。
この時、俺は漸く太宰の気持ちを汲んだのである。
○●○●
雨上がりのせいか、澄んだ空気に心地好い風がふいている。さわさわと揺れる一本の木の下に、子供が書いた様な字体で『ヒイラギ』と掘られた少し大きい石が半分埋まっていた。____私達が作ったヒイラギの墓である。
私が花束を添えた後、中也が線香を付けた。
灰の匂いが鼻を擽る。
手を合わせ、目を閉じると、あの日の出来事がまざまざと浮かんできた。
これが、人の、死。
あの時初めて、中也を守ろうと思った。誰よりも強く、誰よりも脆い中也を、守ってやらないと、と強く思った。
「なあ太宰」
「何?」
「あの人は___ヒイラギは、楽しかったのかな」
私と中也の間に、微笑む様に風が流れた。
「さあ、如何かな」
「だよな「唯、」」
中也の言葉を遮る様に云った。
「あの時のあの人は、幸せだったよ」
向日葵に、水が垂れた。
「中也……」
「俺は、あの時未だ子供だった。組織を裏切った時点で生きる事なんか出来ねェのに『助けられた』なんて………本当に馬鹿だな、俺」
「中也」
「俺、何も、」
知らなかったンだな。
「中也……もう帰ろう、御免」
「手前が、謝ンじゃねェよ……」
泣く中也の背中を擦りながら、帰り道へ赴く。
「…………!?」
振り返った時、人が居た。
ヒイラギだ。
ヒイラギは指を口先にあて『シー』と云った。
私は一回頷くと、中也と一緒に拠点へ戻った。
あの時、ヒイラギが笑っていたことを忘れずに。
end.
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.217 )
- 日時: 2017/02/10 00:31
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
いかがでしたか?
他のサイトの小説で、Qちゃんに○○さん(くん)がお世話、なるものを読みまして。
だったら双黒にもお世話係いたのでは無いか? みたいな感じで書きました
結果→結末がよくわからない
すみませんいつも…
次は、媛乃さんリクエストの中也さん襲い受けです
学パロはもう少し後になりそうです
ここまで読んでくれた皆様、ありがとうございました。
アラサワ
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.218 )
- 日時: 2017/02/10 02:32
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
何か眠れないから書こう
媛乃さんリクエストで太中 中也さん襲い受け
好きって云って一年。
手繋いで十ヶ月。
キスして三ヶ月。
初夜から一ヶ月。
初めての時、太宰と何方が“上”かでモメた。俺が女役なんて、って思ってた。でも、太宰は太宰だった。詰まり、太宰に流されて、いつの間にか俺が下で初夜が終わってた。
今日はその一ヶ月の雪辱を果たす為、計画を実行する日なのである。
お気付きの方も居るだろうが、俺が太宰を襲うのだ。
この日の為に、入念に準備したのだ。睡眠薬、媚薬、スケジュール調整等。太宰が探偵社の野暮用で疲れた所を襲ってやる!
何故か?理由は唯一つ!
俺が女役なのが気にくわないからだ!
* * *
「ただいま〜」
来た!
良し、奴はいい感じに疲れている!
今日は俺が料理当番の日。
ここに睡眠薬を盛った!奴が眠った所を俺が襲う!
え、媚薬?俺が飲む。
「……今日は変にそわそわしてるね、何かあるのかい?」
「は、な訳無ェだろ」
普段通りに平然と装う。
太宰は勘が良いから、気を付けなくては。
「俺もう飯食ったから」
「はいはい」
太宰が食べ物を口に入れた。
この瞬間、俺は勝ちを悟った。
今日は、俺が“上”だ。
俺はこの時、太宰の鋭い眼光に気付いていなかった。
「…………」
* * *
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.219 )
- 日時: 2017/02/11 18:06
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
「ふぁあ……何か私もう眠いから寝るね……」
「おう」
よし、計画は順調だ。
太宰が寝静まった所を、襲ってやる。
その前に、媚薬。これを飲んで太宰を抱き潰してやる。嗚呼、楽しみだ。彼奴がどんな顔をするのか、彼奴が俺だけに見せる姿がどんなものなのか。
太宰が寝静まったのを確認して、実行に移す。
「………………ッツ、」
媚薬が効いてきた様だ。
即効性なのは知っていたが、こんなにも強かっただろうか。マァ良いだろう。
寝室に入ると、規則的なリズムで寝息をたてる太宰の姿が目に入った。
作戦決行である。
「太宰………」
眠っている太宰に覆い被さり、その薄い唇にキスを落とす。未だ起きないだろうから、今度は深いキスを。
「っ、ん……ふっ」
太宰の遣り方を真似して舌を絡める。少々ぎこちないかもしれないが、きっと上手い筈だ。
目を閉じてキスをしていた為、そろそろ太宰の反応を見たくなってきた。
しかし、頭は太宰の手によって抑えられていた。
「………!?」
目を見開くと太宰の目は愉悦に弧を描き、俺が気付いた途端に舌を絡ませてきた。
「ん、ぅうん!ふぁ、ぁ、はっ……」
「っはぁ、おはよ」
「あ、ぇ……?」
訳が判らない。如何して太宰が起きているのだ?
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75