大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 太中中心に文ストBL小説!
- 日時: 2017/03/17 22:19
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
どうも!アラサワです!
ここでは文ストの太中(太宰×中原)を取扱いたいと思います!
(他CP極稀に有り)
誹謗中傷、無断転載などはお止め下さい。
10000記念ということで雑談掲示板に『文スト、ボカロ好きさん語りましょう!』という掲示板を作りました!
そちらでリクエスト再募集します!
小ネタなども置きますのでそちらにも是非遊びに来てください!
それでは皆様、よろしくお願いします!
2017.01.23 : 閲覧数7400突破Thank you!
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- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.196 )
- 日時: 2017/01/30 00:26
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
太中学パロ……の前に不意に思い付いたお話投下
腐要素少なめです
二人の思い出話。
「なあ、太宰」
外は少し強めの雨が降っていた。中也は煙草を吸いながら珈琲を淹れた。
「……何」
私は雨で濡れた窓を見ながら部屋に予め置いてあるチェスをいじっていた。正直詰まんない。
「今日、何の日か覚えてるか」
その時、この空間の音全てが消えた。
「……覚えてるよ。忘れる訳無い」
中也は哀しげに、
「だよな」
と、呟いた。
○●○●
話は、私達が未だマフィアに入ったばかりの時に遡る。
私が首領に、中也が姐さんに育てられる前、初期の親となる様な人が居た。
でも、中也とその人と一緒に居られたのはほんの数ヶ月だった。
けれど、毎日がとても楽しかったのを覚えている。
「「…………………」」
「は、はじめまして!私、柊 唯子。ヒイラギって呼んでね!」
あの頃、私と中也は別々の場所でマフィアに拾われて此処に居た。拾われた理由は、きっとお互いに同じだと思う。
異能だ。
今良く考えてみれば、そんな大人の勝手な理由で拾われた私達の事をマフィアの狗として育てるなんて相当過酷な仕事であったと思う。
「えっと…ヒイラギ、で良いのかな?よろしくね、ヒイラギ!」
「………!」
私は直ぐに打ち解けた。
未だ、この時は目が汚れきってたと思うけど。
中也は長かった。
マフィアに来ても、誰とも話さないし、目すら合わせなかった。唯、あの黒い帽子だけは放さず、ずぅっと握りしめていた。
ある日、ヒイラギが私達の為にアップルパイを焼いてくれた。
とっても甘くて美味しくて、直ぐに無くなってしまう。それぐらい美味しかった。何個も食べたかったけど、「虫歯になるからまた明日ね」と一日一つしか食べられなかった。
中也もそれが好きになった様で。
一口食べると、あれだけ暗かった目に光がポツリ、ポツリと灯った。
「美味しい?」
「おい、しい」
此処から、三人の歯車は回り出した。
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.197 )
- 日時: 2017/01/30 02:07
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
いい忘れましたが、シリアス&オリキャラ出てきます
ご注意下さい
(オリキャラに関してはもう遅いけど)
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.198 )
- 日時: 2017/01/30 21:51
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
いつの間にか9000超えてた
ありがとうございます!
もうちょっとしたら更新します^o^
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.199 )
- 日時: 2017/01/31 02:49
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
三人が打ち解けて数日が経った時、勉強が始まった。ヒイラギはヒイラギ“先生”となり、私達に色々な事を教えてくれた。それは主要五教科は勿論のこと、マナーや社交術など多岐に渡った。
「わあ、凄い!また百点よオサム!」
「えー……そんな凄いことかな?全部簡単過ぎるから」
「あ、そんなこと云うのだったら明日はもっと難しい問題だすよ」
「のぞむところだね」
一方中也は、全部九十点以上は取れるのだが、何時も百点では無かった。恐らくだが、中也は何でも感覚で遣り通すからこういう結果ばかりだったのだと思う。そこだけは今も昔も変わらない。
「チュウヤは九十八ね。此処、惜しいなあ、もう一回私と解いてみようか」
「おう」
「ちょっと、一人にしないでくれる?私も一緒にやりたーい!」
「判った、オサムも一緒にね」
その日はずっとお喋りしながら問題を解いて、そのまま三人で眠った記憶がある。
後で姐さんに起こされたなあ。
○●○●
中也には特別、異能力の授業があった。制御しきれなくなった時の為に、と私も参加はしていたが。
その授業だけは何時も過酷だった。
最初は自分の重力を天井に向け、逆さまに立つ、といったものだった。
これは直ぐ上達した。大変だったのは、異能力を戦闘に使うことだった。
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