大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 太中中心に文ストBL小説!
- 日時: 2017/03/17 22:19
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
どうも!アラサワです!
ここでは文ストの太中(太宰×中原)を取扱いたいと思います!
(他CP極稀に有り)
誹謗中傷、無断転載などはお止め下さい。
10000記念ということで雑談掲示板に『文スト、ボカロ好きさん語りましょう!』という掲示板を作りました!
そちらでリクエスト再募集します!
小ネタなども置きますのでそちらにも是非遊びに来てください!
それでは皆様、よろしくお願いします!
2017.01.23 : 閲覧数7400突破Thank you!
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2017.03.01 : 閲覧数20000突破Thank you!
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- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.208 )
- 日時: 2017/02/06 21:21
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
○●○●
「本当はこんな事したく無かった!」
悲痛なヒイラギの言葉と共にパンッ!という乾いた音が響く。それはまた中也を狙っていたが、今度は外れていた。中也の顔は戸惑いと恐怖の混じった表情をしていた。ハッとして私は中也に駆け寄る。
「如何して!?止めてよ、ヒイラギ!中也が可哀想じゃないか!」
「ああ、あ、ああ、御免、御免ね二人共、私は、ころさなきゃ、二人を、あああ!」
「危ない!」
中也の手を取り、逃げた。先ず拠点まで行かなければ。この騒ぎを、誰かに伝えなくては!
後ろからヒイラギが「御免」と呪文の様に唱えながら銃を乱射する。中也は青ざめた顔で困惑していた。無理もない。今まで信用していた人物が急に自分の命を脅かそうとしているのだ。
拠点の地下にある駐車場へ出た。ヒイラギの声は聞こえてこない。暫くは来ないだろう。
「中也」
「…………」
此処に来て安心したのか、唖然とした表情で涙を流していた。私も泣きたい思いだったが、今一番ショックを受けているのは中也なのだ。私がしっかりしなくては。
「中也」
「ああああああああああ!」
ガァン!と響く。
ヒイラギだ。
こんなに早いとは!
「中也逃げよう」
「……………」
「中也ってば!」
中也の手を思いきり引っ張り、奥へ逃げる。中也も涙を流しながら走っていた。
その時だった。
「不味い」
詰まった。
此処は行き止まりだ。
ヒイラギは目の前まで迫っている。
不味い、この儘じゃあ中也も私も________
「御免ね、二人共」
銃の引き金を引いた音が拠点中に響き渡った。
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.209 )
- 日時: 2017/02/07 20:37
- 名前: ルシア
初めまして!!ルシアと申します。
アラサワさんは神ですかあああああああああああ((殴 ......すみません、取り乱しました(笑)
もう本当に最高です!太中好きすぎて死にそう(鼻血)
更新頑張って下さい!!応援しています。
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.210 )
- 日時: 2017/02/07 23:17
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
ルシアさんコメントありがとうございます!
いえ私は神ではありません田舎暮らしの真人間です←
太中良いですよね!
もう書いたり読んだりする前に公式に殺られそうで……
応援ありがとうございます!
更新頑張りますね!
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.211 )
- 日時: 2017/02/08 02:00
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
弾丸は私達に着弾しなかった。
引き金の音は___ヒイラギの後ろに居るマフィアの構成員の銃のものだった。
弾丸はヒイラギの丁度心臓に命中し、ヒイラギは血を吐きながら倒れた。その刹那、ヒイラギは確かに、云ったのだ。
『ごめんね、ありがとう。』
○●○●
騒ぎはまるで何も無かった様に消えた。私達に傷跡を残して。
私と中也はとある丘に来ていた。そこには、ヒイラギの墓がある。遺体は既に無き物とされていたが、二人で此処にしようと決めた。前に、云っていたのだ。死ぬのなら、こんな場所で死にたいと。
生憎死場所は全く違うが、せめて墓だけでも、と。二人の秘密である。
後で森さんから聞いたが、ヒイラギは元々別組織の構成員で、その組織というのも、昔から縁のある旧友の様な所だった。
しかし、組織のある者が私達二人に目をつけ、ヒイラギに殺せと命じた。あの幸せだった時に。
「……太宰は、気付いていたのか?」
「嗚呼。可能性として」
中也が、私の胸ぐらを掴む。
「…………ッ!」
「助けられたかもしンねェのに、」
手前のせいだ!
中也は怒りに任せて私の右頬を殴った。
嗚呼、結局あの笑顔を泣き顔に変えてしまった。
私のせいだ。
唯何も云わずに、殴られ続けた。
そして中也は泣き叫ぶ様に云った。
「手前なんか、大ッッッ嫌いだ!」
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