大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 太中中心に文ストBL小説!
- 日時: 2017/03/17 22:19
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
どうも!アラサワです!
ここでは文ストの太中(太宰×中原)を取扱いたいと思います!
(他CP極稀に有り)
誹謗中傷、無断転載などはお止め下さい。
10000記念ということで雑談掲示板に『文スト、ボカロ好きさん語りましょう!』という掲示板を作りました!
そちらでリクエスト再募集します!
小ネタなども置きますのでそちらにも是非遊びに来てください!
それでは皆様、よろしくお願いします!
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- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.148 )
- 日時: 2016/12/26 23:24
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
空芦葉さんコメントありがとうございます!お返事あとで書きますね!
続きです
快感が全身を突き抜け、頭が痺れる。乱れた呼吸を整えようとすると、太宰が聞いてきた。
「ねぇ中也、如何して黙ってたの」
何時もなら人間らしい目をしている太宰が、今日は“あの頃“の目をしていた。
一瞬の変化に空気がピリリと張りつめ、鼓動が速くなった。
「ぁ、う、あ……」
云いづらくて目を游がせていると、太宰がガシッと頬を掴み、荒々しいキスをしてきた。
「んぅう…!」
「云わないのなら今日は中也が拒んでも滅茶苦茶に犯すよ」
吐息混じりに云われた脅しの様な台詞に、俺は意を決して口を開いた。
「…だって」
「ぅん?」
「オメガって判ったのは、手前が居なくなってからだったンだよ」
「……そうだったの」
一瞬驚いた顔をしたが、何時もの優しい目で話を聞いてくれた。
「それで、俺が、オメガだって、太宰に知られたら、……………太宰が、離れるンじゃねェのか、って、思って…………」
暫くの沈黙が流れた。
飽きられてしまっただろうか。矢ッ張り、こんな俺だから、太宰は俺のことが嫌いになってしまったのだろうか。
何だか太宰の顔を見るのが怖くて、下を向いた。
その瞬間、また顔を掴まれて、今度は優しいキスをした。
「ふっ…ぁ、ん………」
「本当、馬鹿中也」
「なっ……」
口が離れ、二人の間に銀色の糸が垂れると、太宰の口から出た言葉は、俺の悪口だった。
「な、馬鹿って!手前なァ、」
反論する前にぎゅう、と抱き締められた。
「……………本当、馬鹿だよ……私達恋人なのだから、私にだって云ってくれよ…………」
「………離れない……………?」
「嗚呼、離れないね。こんなに可愛くて面白い子なんて、中也しか居ないよ。」
「…………」
____それは褒めているのか?
太宰の予想とはやや斜め右の台詞が、俺の不安をいとも容易くほどいてしまった。
太宰の顔は見られなかったけど、きっと、笑っているのではないだろうか。
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.149 )
- 日時: 2016/12/27 01:44
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
「それじゃあ、本題に戻ろう」
太宰が俺を解放した。もう少し太宰の温度を感じていたかった、と思ったがそれをまた太宰に知られると厄介だから、仕方なく太宰の方を向いた。
「もう少し抱き締めて欲しかったのだろうけど」
「…」
ばれてた。
「中也、私、アルファなのだよ」
「ぇ………」
太宰がアルファ?
だから先刻、あんな顔をしていたのか。
「ね、中也、“番”に…成らない?」
____俺は、心の何処かで願っていたのである。
若しかしたら、若しかしたら太宰と“そう”なれるのではないかと。二度と離れる事の出来ない鎖で繋げば、俺達はずっと一緒で居られるのではないか。
「…………うん」
太宰を真っ直ぐに見詰め、こう云った。
「太宰となら」
◆◆◆
「ふぁあっ…だざいぃっ……ぁ」
正面から体を繋げられ、太宰の腰が動く度に甘ったるい声と吐息が溢れた。
軽く上下に俺の自身を擦った後、其の儘胸の尖りに触れた。もう既に散々弄られていたそこを汚れた指で摘ままれ弾かれ、濡れたそこがとても卑猥に見えた。
「中也……」
太宰が呼ぶ声でさえ感じてしまい、無意識に腰が揺れた。
「ふぁ、あっ!や、も…っ」
もうイってしまいそうになった時、太宰に無理矢理欲の放出を塞き止められた。
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.150 )
- 日時: 2016/12/27 21:10
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
「やっ……ぁ、なんでっ……」
「こうした方がもっとイイでしょ?」
云い返そうとする前に太宰が動いてしまい、反論は出来なかった。まだイけて居ない性で、眼前がチカチカとスパークし、聞いた事の無い喘ぎ声が出てくる。
「ぁあっ、ぁ、あっ…んぁ」
「中也…大好きっ……!」
何時も云われる『大好き』でさえ、今日は違う感覚になった。頭の中は既に真っ白で、太宰の事しか考えられない様になっていた。否、元から太宰の事しか考えて居なかったのかもしれない。でなければ、今の様な関係には成っていない筈だ。
「うぁあっ…は、太宰、も、イキた、い」
「じゃあ、一寸我慢してて」
ぐるんっ、と体制を変えられ、後ろから突かれる形になる。
今からされる行為が何なのか、俺はもう判っていた。
「………いい?中也……」
太宰が俺のうなじを撫でる。
「ぁ…は、ぅん」
声だけでは相手に伝わらないと思い、こくこくと頭を上下に振った。
太宰はそれが了承と感じた様で、俺のうなじにガブッ、と噛みついた。
「いぅ、ん、ぁっ………」
ふっ、と楽になり、やがてイッたのだと自覚した。
荒い呼吸を整えていると、太宰が後ろからぎゅう、と抱き締めてきた。
勿論今は繋がっている状況なので、太宰が強く抱き締める程、まだ硬い太宰の自身が奧に入ってくるのだ。
「ぁあっ…太宰」
「これで、ずっと、一緒。…だね」
「………おう」
まだ少し痛いけど、これは幸せな痛みなのだ。
この儘眠ろう____そう思った時だった。
「何勝手に一人だけイッて寝ようとしてるの?」
急に変わった声のトーンに、びくりと震える。
少し油断した隙に、太宰は動き始めた。
「んぁっ…太宰、も、無理っ」
「今夜はまだ眠らせないよ」
私に内緒事を隠していた罪は重いよ、ちゅうや。
クリスマスで、太宰の凶悪さを忘れていた。
散りかけていた疼きがまた中心に集まる。
「ぁあ…太宰、太宰____」
今夜は長くなりそうだ。
- Re: 太中中心に文ストBL小説! ( No.151 )
- 日時: 2016/12/27 23:14
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY
◆◆◆
ふっ、と目が覚めた。
少し霞んだ視界には、太宰のにんまりとした顔があった。
「………人の寝顔見て笑ってたのか」
相変わらずの悪趣味である。
「中也の寝顔が可愛くて悶えてただけだよ」
「このド変態」
だんだんと眠る前の記憶が戻ってきて、俺は太宰と番になったのだと思い出した。
「中也、好きだよ」
そう云って太宰から手渡されたのは、シンプルなマリッジリングだった。
「番になったから、余り要らない物かもしれないけど」
太宰は寂しそうに笑った。
「………………」
俺は黙った。何故ならクリスマスプレゼントを買いに行った時に、『太宰と被りそうだから却下』と指輪は止めたのだが、真逆中るとは思わなかったからだ。
「否、うん。その…嬉しい」
しどろもどろで歯切れの悪い御礼を云うと、『本当?良かった』なんていってまた俺のこと抱き締めるから単純でいいよな、こいつ、と思った。
「そうだ、俺も。……はい」
俺が差し出したのは、茶渋のマフラーである。
ひょろひょろしている癖にあまり防寒具をつけない奴だから、風邪はひいて欲しく無い。
「嫌だったか?」
「ううん、凄く嬉しい。ありがとう、中也」
何となく甘ったるい雰囲気から逃げたくてクリスマスは過ぎたがケーキでも作るかと思い、ベッドから出た。
「ッ〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
その瞬間、腰に鋭い痛みが来た。
痛すぎて、其の儘ベッドに倒れこんでしまった。
「矢っ張り、ヤり過ぎたか…」
「くっそ痛ェ……」
「しょうがない、御飯は私が用意しよう」
「嫌、待て、それだけは………!」
「買うから大丈夫だよ」
「ぁ、そうか……」
ほっと胸を撫で下ろし、窓の方へ目を向けると、雪が降っていた。
今日はもう少し積もりそうである。
End.
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