大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
- 日時: 2014/09/13 21:13
- 名前: aki 秋元 aki
こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!
No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL
では、すたーと!
1、始まりの・・・
学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!
・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!
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- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.287 )
- 日時: 2012/02/18 15:33
- 名前: aki 秋元 aki
「っ・・・・・・・・・ぅう・・・」
頭を抱えてうめくオレ。
もう少しで、体が痙攣を起こしそうなくらい気分が悪かった。
オレの耳に三年生の声がかすかに触れる。
「おい、気絶してねぇじゃん。」
「・・おかしいな。普通はこれくらいの力で気絶するんだけど。」
「お前青樹にてかげんしたのか!?」
「してねぇーよ!タブン。」
「・・・たまにいるあれだろ?ちょっとタフなやつ!」
「じゃぁ、モウ一回やるか」
ー―冗談じゃない!
オレは最後のその一言を聞いた瞬間から、立ち上がろうと足に力をいれた。
しかし、まだ脳みそが麻痺をしているのだろうか?
うまく、動かない。
そうこうしている間に、再び三年生の一人が椅子を大きく振り上げた。
今度こそ終わりだ。
頭のすみでそう思った、そのときだ。
ガラララァー
突然教室のドアが開いた。
「やっとみつけた」
そこに立っていたのは、淡路と悠斗、それに数人の先生達だった。
彼らはとうとう最後の手段の『ちくり』を使ったのだ。
オレは頭の激痛に蝕まれつつ、小さく笑った。
先生達はオレをみるなり大慌てで教室に入ってきた。
「大丈夫かい?青樹君!」
「・・はい、余裕です。」
オレは動かないからだを強引にその場に立たせた。
その後、先生達はオレを虐めていた学生達を職員室に連れて行った。
きっとお説教でもするのだろうか?
怪我はないか、と聞かれはしたものの、俺は笑顔で嘘をついた。
下手に大事にしたくなかったのだ。
もし、頭を殴られたことを伝えて病院にでもつれていかれでもしたら・・
オレは黒澤に全てがばらされることを予感し身震いした。
ちなみに、悠斗いわく、オレを探していたとき偶然にも先生にチクりに行こうとしていた淡路と合ったらしい。
だから、二人はセットだったのかと納得だ。
夕暮れの校舎はオレンジよりも眩しい。
あらためてそう感じた。
玄関を出る直前で、オレはふいに立ち止まった。
「水都?」「青樹?」
悠斗と淡路が不思議そうにオレをみた。
・・今日が学校最後の日・・
オレはその言葉を何度も頭で繰り返していた。
最後の日、最後の日。
つまり、今日がこの学校の生徒最後の日だ。
「・・・この玄関を出た瞬間から、オレはこの学校の生徒じゃなくなるんだ、な。」
オレの言葉に淡路と悠斗が驚いた顔をする。
学校の外はもう全てがオレンジ色で、今日の終わりを告げていた。
カラスがやけに黒くみえる。
木たちが優しく手をふっているかのよゆにゆれた。
悠斗の顔も淡路の顔も、夕日のせいで少しばかり輝いて見える。
もうこれで、オレたちの道は離れて行ってしまう。
ちょっと恥かしいがオレは言ってみた。
「・・今まで、今日とかありがとう・・」
そして、言葉と同時に玄関から飛び出した。
―これでもう、オレはこの学校の生徒ではなくなった。
三人は笑っていた。
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.288 )
- 日時: 2012/02/19 14:21
- 名前: aki 秋元 aki
「今までありがとうございましたー」
黒澤の借りているマンションの玄関で頭をさげるオレ。
手には、今まで使っていた俺の生活用品が入った袋がある。
そう、オレは引越しをするのだ。
きっと、ここにはもう永遠にこないだろう。
そう考えると急に頭をさげたくなったのである。
オレの頭の先に立っている清野は苦笑いをうかべた。
「青樹先輩、別にもう他人になるわけじゃないんですから!今までどおり「いってきます」、でいいじゃないですか。」
淋しげに首をかしげる童顔の少年清野は視線を泳がせた。
清野だってもうわかっている。
オレと自分がもう一生会わないかもしれないという事に。
引越しをするということはそういう事なのかもしれない。
オレは玄関を出て行くついでに笑顔を作っった。
「じゃぁ、オレもう行くな。」
「はい、また会いましょう。」
淋しくなるのはオレだけじゃない。
それが、異国の地へ旅立つオレのせめてもの慰めだった。
「・・・清野、黒澤にはこのこと絶対言うなよ?っていうか、退院するまで言うなよ。あいつ病院抜け出したりしないかちゃんと見張ってろよ!それと!」
そこまでいいかけてオレはハッとした。
こんなのオレが言わなくても清野は分かってる。
つい、口から言葉が漏れてしまった。
「じゃぁな!」
オレは勢いよく玄関を飛び出した。
これで、彼とはバイバイだ。
外ではヒラヒラと雪が空を舞っていた。
その白さを見て、黒澤と付き合うと決めた日の事を思い出す。
――もう、戻れない。
入院中は、病院の中は携帯禁止だ。
だから、オレは黒澤の携帯電話にメールをしておいた。
それだけ。
オレと彼の最後のやりとりはそれだけだ。
オレは自然と流れ出る涙をぬぐいゆっくり、亀のように絶望のなかを歩いた。家へ向かって。
びしょ濡れの状態で家に帰った俺はそのまま、髪や服を乾かすこともせず、引越しの移動用車の中に乗り込んだ。
案の定、その中も温かいはずはない。
ただ、白い息がもくもくと車内に広がっては消える。
母の話では、今日から出発して隣の県まで行くらしい。
アパートよりも何故か、安い家に住むそうだ。
安いといっても4年暮らすと計算して、らしい。正直背筋がゾッとするが気にしないでおこう。
あっちの学校への転校は明後日になるらしい。
今の気分では対して友達を作る気にはなれないが、一人狼も悪くはないだろう。
オレはそのまま、眠りについた。
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.289 )
- 日時: 2012/02/19 14:56
- 名前: 霧屋 朋乃
お久しぶりです!!
結構進んでましたね。
わぁぁぁぁ、ついに!ついに!!!
引越しの日ですか…
次の時すっごく楽しみにしてます!
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.290 )
- 日時: 2012/02/22 19:08
- 名前: aki 秋元 aki
ジャック様
何か、マジすいません!
コメントあるの気が付かなかった↓
タブン、うちが小説書いてる途中にコメント書いた感じだよね。。
書く時間帯同じなんだねーww
いあいあw最近は萌えなストーリーなくて・・早く転回進めぇ!!って感じww
うん、ジャックさんの小説も面白いですよww
霧乃様
コメント感謝!
いあ、何か早く転校先の学校のシーンになって欲しいですよね。。me toow
はい、もうすぐその場面にうつりますw
イエイ!!
ってことでwコメントありがとうごじましたーw
―――
「お兄ちゃん!」
オレは妹の桃香の声で目を開けた。
もう、窓の外は真っ暗になっていた。
――・・・今、何時だ?
ドスン、と後ろで音がした。
そちらをみれば、母が立った今荷物を車の中におしこんでいる最中だった。
ゆっくりと体を起こせば、ッ全身が凍るように寒いことに気が付く。
どうやら、びしょ濡れのまま眠ってしまったらしい。
「・・・桃香、オレどのくらい寝てた?」
オレの返答に、久しぶりに再開したはずの妹はツーンとかえす。
「私、知らない。だって、お兄ちゃんがいつからここにいたかわかんないもん!」
ごもっともな意見に、オレはそう、と軽く返した。
荷物はすでに、手に持っているので、家に入る必要もない。
桃香は、オレの隣に座るとそのまま、無言でいた。
きっと母に、もうすぐ出発するから車に乗ってってとでも言われたのだろう。
オレは、重い気分のまま、何気なく聞いてみた。
「・・・淋しくなるな。この町を離れるってさ。」
「別に。」
「・・・・・・あっちの学校で友達できそう?」
「・・さぁね」
いったい、何があったんだ。
オレは妹の反応に疑問をいだいた。
さっきから、そっぽを向いたままだ。
でも、ここで話しかけるのをやめるのは寂しさが増加するだけなので、とりあえずしゃべろうと口を開く。
「オレ、今日がっこうでた・・ぁ、いや違う違う!・・悠斗としゃべったんだ!」
危ない、もう少しで変なことを言ってしまう所だった。
一応事実なのだが・・・
「悠斗がさ、お前の弁当おいしかったってさ?」
何気なく今日のことを言えば、ズズ、と鼻をすする音がした。
――・・・もしかして、ないてるのか?
こいつも淋しいのか。
そう思ったときだ。
母が車の運転席に乗り込んできた。
「あら、水都ここにいたのね。・・・もう出発するから」
言葉と同時に動き出す。
とたんに風景が後ろにものすごい速さで流れていく。
これでもう、この町には二度と戻れないだろう。いや、戻ることはないだろう。
窓の外のお月様をみながらオレはふとメールの内容を思い出した。
黒澤にあてたメールの内容。
『黒澤へ
あー、何かオレ山形に引っ越すことになったわ。
ここからはけっこう距離ある町に行く。
だからもう会えないかもな((笑
・・・オレはあっちで、いい人作る。
だから、黒澤もオレなんか忘れてそっちの学校で作れば?
もう会えないし、思い続けてもしかない(^w^)/バイバイ』
黒澤には、きっともっといいヤツができるだろう。
オレは唇をかみ締めた。
いつまでも、彼を自分で縛り付けたくなかったし、このさいスッキリしたメールを送れてよかった・・と思うことにしている。
オレはゆっくりと、景色が流れる外の様子を眺めていた。
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