大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
- 日時: 2014/09/13 21:13
- 名前: aki 秋元 aki
こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!
No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL
では、すたーと!
1、始まりの・・・
学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!
・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!
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- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.97 )
- 日時: 2011/06/26 19:56
- 名前: aki 秋元 aki
「・・・ぃ・・・み、と・・・・・・ぉ・・・・ぃ・・・」
遥か地平線のかなたから、誰かの声がするかのように。遠くで声がした。
でもオレはその声に答えれずただただ、固まるばかりだ。
胸が痛くて、頭が痛くて、顔が痛くて・・・・・・痛いところだらけだ。
オレは悠斗を・・・傷つけてしまった・・・・・・・。
あぁ、畜生!どうすれば・・・・・・。合わせる顔がないじゃないか!顔、上げられないジャンか!
オレのまぶたが熱くなる。
少しずつだが潤ってきているような気さえする。
我ながら今の自分は女々しい、気持ち悪い、理解不能・・・・・・と思うが、止められないんだ。
気持ちが痛いほど全身にあふれ出すのだ。
彼を傷つけてしまったことへの後悔が・・・・・・。
「おい!水都!!」
いきなり肩を叩かれオレは我に帰った。
悠斗だ。目の前に悠斗がいる。
オレは当たりの様子を耳だけで感じた。
試合はどうやら一時、中断され、みんなオレを心配してか、横目で見ている。いや、視線を感じる。
悠斗の後ろ・・・けっこう後ろに黒澤の姿があった。
あぁ、こっち見てるよ。すげぇ〜心配そうだ。
「大丈夫か?水都?さっきからずっと返答なくて・・・。しかも頭抱えてるしで・・・・・・。大丈夫か?」
悠斗が心配そうな面持ちで顔をのぞきこんで来る。
自分を傷つけたヤツを心配するなんて、やっぱ悠斗はいいやつだ。
オレはそのまま彼から視線をそらせずにいた。
あやまりたいが、声が出ない。
オレはあふれ出そうな涙をこらえつつ、思いをかみ締めた。
――と、その時だ。
「・・・ゆぅ、と」
――え?
オレと悠斗は同時に同じくらい目を見開いた。
「水都、お前・・・・・・今・・・・・・声が、出て・・・・・・。」
「え?あ、本当だ・・・。悠斗!声が・・・。」
悠斗の顔が喜びの笑顔で歪む。
そして、飛びついてきた。
「スゲェ!奇跡じゃん!」
背骨が折れそうなほど強く抱きつかれるが気にしない。
悠斗の笑い声に続いて、クラスメイト達の喜びの声も聞こえてきた。
ってか、オレさっきまで仲間はずれにされてたのに・・・まぁいいか。
今は素直に喜びたい。
オレがそう思った時だ。
「グェホッ!?」
いきなり体育着の後ろ襟首を何者かに掴まれた。
目だけで後ろを見ると――黒澤だ。
黒澤は嬉しさなどカケラも無い様子で、眉をひそめている。
「水都をどこに連れて行くんだよ?」
春の問いに黒澤はあっさりと答えた。
「顔色悪いから保健室に連れてく。」
それを最後にオレは黒澤に襟首を掴まれたまま引きずられるようにして体育館を後にした。
「く、黒澤!黒澤!!痛い、離せよ!!ってかオレドッジボールで春にあてまく――・・・・・・じゃなくて、ドッジで汗かきたいんだけど!?体育館に戻りたいんだけど!!?」
黒澤は何故か保健室には向かわなかった。
3階へどじどじと階段を上がる。
もちろんオレは後ろ襟首を掴まれているため、後ろ向きで階段を上っている最中だ。
黒澤はオレの怒声に一切反応することなく、ずんずんと歩いていく。
あぁ、オレマジでドッジボールしたいのに・・・・・・。
ってか、今まで黒澤ってオレの妨害しかしてないよなぁ!?
オレの中でフツフツと怒りがこみ上げてくる。
だいたい、なんだよ!?今だって、みんなでいい感じのムードになってたのに!!ぶち壊してくれちゃって!!
ムカムカと後ろ歩きで歩くオレの背中と黒澤の背中がぶつかった。
黒澤がどこかの教室の前で立ち止まったのだ。
ガラララァ――
教室が開く音がしたと思えば、いきなりオレの体が中に浮いた。
「うわぁっ!?」
抵抗する間もなく、オレは乱暴に教室の床に叩きつけられた。
とゆうか、どうやらここの教室には誰もいないらしい。
バタンッ!
黒澤が教室の扉を閉める。
あれなんかコイツ起こってない?
―ヤバイかもしれない!
そう思った瞬間、オレの顔から血の気が引いた。
オレは自らの危機をサッし、起き上がろうとした。
・・・・が、その前に黒澤がオレの上にまたがってきた。
「ひぃぃいぃぃっ!!すいません!勘弁してくださいぃ!!」
思わずさけんでしまった。
あぁ、今のひとことでオレのプライドが・・・・・・
今までにないほど、お怒りモードな黒澤の目を見て。オレはいろいろな意味で涙目になる。
あぁ、悪魔より怖い者がそこにいる!
こういう時の黒澤は何をするか分からない。
黒澤から逃れようと必死にもがくオレの顎を黒澤が乱暴に掴み、固定させる。
そしてそのまま、ヤツの顔が近づいてくる。
「黒澤ぁっ!気持ち悪い!!その顔やめてください!」
オレの叫び声とは対照的に黒澤が低い声音で言った。
「水都、やっと声が出て安心した。・・・・・・でも・・・・・・なんで第一声が違う奴の名前?」
「は?」
黒澤の突拍子もない発言にオレはおもわず眉をひそめた。
「顔真っ赤な上に涙目で名前呼んでた。お前俺の奴隷。そんな事すんな。」
黒澤がオレの顎を掴む力が強くなった。
ヤバイ。コイツまじで起こってる。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.98 )
- 日時: 2011/06/26 20:16
- 名前: 未遊
久しぶりの怒ってる黒澤だwwww
テンション上がる↑↑
水都の声も出てホント良かったよ^^
これからどんな展開になっていくか
楽しみだよwww
あ、ちょっと自分事なんですけど・・・
スレ始めたんでよかった来て!!!
あんま期待しないでね・・・
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.99 )
- 日時: 2011/06/27 15:23
- 名前: aki 秋元 aki
未遊様
コメ感謝ですw(あぁ、何か眠い・・・・・・
はい、何か気づいてたら黒澤怒ってたって感じでしたww
へぇースレ作ったんですかwwじゃぁ、今度見に行きます!
見つけたらコメいれておくんでwその時はヨロです!
ではwコメ感謝でしたー!!
―――スタート―――
オレは仰向けの状態で必死に手足を動かした。
黒澤から逃れるためだ。
しかし、勇者水都は強大すぎる力を持つ魔王黒澤の手によって身動きがとれない。
―畜生!筋トレさぼるんじゃなかったぜ!!
オレはオレを観察中らしい黒澤を睨みつけた。
「最初に呼んだ名前が悠斗だったのは、目の前にいたからだろ!?何でそんな事で怒ってんだよ!?ドラェモ○だって怒らないぞ!!」
オレはダークなオーラを出す黒澤に負けまい、と必死に余裕の笑みを浮かべた。
「ドラェモ○はロボット。俺は人間。関係ないじゃん。」
黒澤はこの話題には興味が無いようでシレッと言った。
「でも、ドラェモ○には気持ちがある!それに、彼を作ったのは人間だ!彼の声優も人間!彼と一緒に暮らしている少年も人間!!」
オレはドラェモ○をバカにされた怒りからか、つい叫んでしまった。
そして気づく。
―今この話題は関係ないのだ、と。
「ちっ!ミスった・・・・・・。」
オレがそう悪態をついたときだ。
黒澤が再び顔を近づけてくる。
不幸にも、黒澤に顎を掴まれているオレはヤツから顔をそらすことができなかった。
―顔はどんどん近づいてくる。いつかぶつかりそうだ。
オレは困惑した。
黒澤はいったい何をする気なのか、と。
だってそうだろう?オレはただの黒澤の奴隷だ。
もし、オレが女だったらこういうシーンはちょっと過激すぎだけど、幸いオレは男だ。
キスをされるわけがない。
「・・・水都・・・」
黒澤が低い声でささやいた。
オレは思わず顔を赤らめる。
こういう事は彼女さんにしてやれよな!
どうせ黒澤のルックスなら女にモテルんだろ?うらやま―・・・・・・ぃゃぃゃ!
まぁ、オレだってモテルし。別にいいし、別に!!
ん?待てよ!そうだ、ヤツに頭突きすれば逃げれるんじゃね?だってほら、今ちょうどいい距離じゃん!
オレがヤツに頭突きをお見舞いしてやろうと頭を浮かせたその時。
「・・・っん・・・」
いきなり・・・本当にいきなり、黒澤がオレの唇に自分のを強引に押し付けてきた。
予想外の行動にオレは目を見開く。
いったいコイツはオレを使って何がしたいのだろか、と。
オレは必死に黒澤から逃れようとした。
ヤツの背中を叩いたり顎を動かそうと首を振ってみたり・・・・・・
しかし、その行動は無意味に終わった。
まず黒澤の力が強すぎるのだ。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.100 )
- 日時: 2011/06/30 17:02
- 名前: aki 秋元 aki
何秒、同じ体制で固まっていただろうか。
体中の酸素が全て二酸化炭素に変わるかと思われた寸前に。
―ヤツはようやく、オレから顔を離した。
「っぶはぁ!・・・・・・」
酸素を求め、少しの間咳き込んだあとオレは黒澤を睨みつけた。
「な、なんなんだよ!?この前もこんな感じの事あったけどさ!お前、オレを使って何がしたいわけ!?オレ、男だぞ?」
叫ぶオレを少しの間見た後、黒澤は黙ってオレからおりた。
――あぁ、腰が痛かった・・・・・・。
オレは黒澤が隣に腰掛けると同時に上半身をおこす。
とたんに、重苦しいほどの沈黙は俺たちを包む。
外からは小鳥の声や木々がざわめく音がする。
隣の部屋からだろうか?数学を教える先生の声とそれに答える生徒の声。
すぐ隣では、呼吸音。
オレの中では心臓の音。
不思議と全ての音が聞き分けられた。
――あれ、ってか何でオレドキドキしてるわけ?
フと一つの疑問が頭にうかんだが・・・まぁ、スルーしようか。
ワハハハ!、どこかの教室から生徒達の笑い声がした。約同じ年とはいえ、無邪気なものだ。
頭では違うことを考えているが、心の部分ではなぜか黒澤に意識をとばしている自分に気づく。
と、その時だ。黒澤が突然口を開く。
「・・・・・・悪かった・・・・・・。俺にもよく分からないけど。」
「え?」
―黒澤が・・・あやまった?
俺は胸を打つ衝撃につい聞き返してしまう。
「ぃゃ、別に。」
そっぽを向く黒澤は本当になんでもなかったような顔をしている。
「ってか、『俺にもよく分からない』ってどういう意味?」
どうしても気になってオレはつい質問を重ねてしまう。
そんなオレを当然のように黒澤は睨みつけたのだが・・・・・・。
「・・・水都見てると、体が勝手に動く・・・・・・。」
黒澤は低い声で言ったあと、オレの肩に頭を軽く乗せてきた。
オレとしては、ヤツとはそれほど親しい関係ではない。
だから、つい体を固くしてしまう。
そんなオレを気づかってか、黒澤はすぐに頭を持ち上げると立ち上がった。
「体育、終わっちゃう。」
言葉と同時に歩き出す。
「あ、オレも行く。」
オレは立ち上がった。
心に霧のようにかかる、モヤモヤを感じたまま。
黒澤の背中を見ることができない。
あんなことをされた後だ。当たり前なのだろうが・・・。
オレは黒澤を恨めない自分が自分の中にいることをこのとき、確信した。
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