大人二次小説(BLGL・二次15禁)

【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
日時: 2014/09/13 21:13
名前: aki 秋元 aki

こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!

 No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL


  では、すたーと!
 


  1、始まりの・・・

 学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
  学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
 そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!


   ・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!

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Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.77 )
日時: 2011/06/02 00:06
名前: aki 秋元 aki

――あぁぁぁぁあぁぁぁ・・・・・・あぁぁぁ、ぁぁ・・・ぁぁ

 オレは声にならないうめき声を上げながら、玄関を後にした。
 最近悠斗がオレのことを向かえに来ないので、俺は一人で登校している。
 
 や、やばい・・・。チャットに熱中しすぎて、一睡もしてねぇ!
 授業中寝たら完璧に赤点バンザイな状態だよな・・・・・。
 あぁ!オレのバカやロウ!!

 オレは自分の頭を思いっきり殴りつけた。
 あまりにも強い力だったので、ついよろけて――

 ドダァンッ!

 尻餅をつくオレを同じ学校や違う学校の生徒達が一目みて通り過ぎていく。
 誰もオレを助け起こそうとはしない。冷たい世の中だ。全く。
 オレは頬をふくらましつつ、倒れた理由を頭の中で分析した。

――睡眠不足のせいで、タブン体に力が入らないんだ。うん。

 オレは顔面蒼白のまま立ち上がった。
 寝てしまいそうなのだ。今にもまぶたがふさがりそうだ。
 まぶたを閉じればもう夢の世界なオレ。

 その時だ。
 ドッ
 突然頭に堅いものがあたった。
 その瞬間、オレの意識は夢のワンダーランドへ飛びそうになる。
 
――なんだ?オレは一歩も動いてないから、相手からぶつかってきたんだよな?

 オレはヤンキーが喧嘩を売ってくる場面をイメージしつつ、ドヤ顔で振り向いた。
 なめられたら終わりだと思ったからだ。

 「水都、何で昨日休んだんだ?病院に行ってた?」
 そこには寝癖がピョンピョンの黒澤が立っていた。
――何故ヤツがここにいる?

 オレは眉を八の字にしつつ、うなずいてみせた。
 「そう。じゃ、行こうか。」
 言葉と同時に歩き出す黒澤。
 あくびをしているところを見れば、オレよりも眠そうだ。
 オレは彼の背中をみつつ、疑問をいだいていた。

 ってか、何で黒澤がここにいるんだ?
 だって確か黒澤の家はオレの家と学校をはさんで正反対の方向にあるはずだろ?
 ん、もしかしてアレか?
 昨日休んだ理由を俺の家に行って無理やり聞き出そうとか考えてこっちのほう歩いてたのか? 
 はんっ!バカだろ!コイツ完全なバカだ。
 一日休んだくらいで、オレの家におしかけようって考えるとか!

 オレの妄想がそこまで膨らんだときだ、フと黒澤が振り向いた。
――?
 首をかしげるオレに黒澤は言う。

 「ちょっと、忘れ物。先に行ってて。」

――は?忘れ物?ん!?もしかしてコイツ、オレがいない間にオレの家に入って――・・・・・・ぁ、オレなに考えてるんだ?だいたい、黒澤がこっちの方面を歩いてた理由さえ知らないのに・・・・・・。
 自意識箇条にもほどがあるだろう。

 「言うの忘れてたけど、俺の家あっちの方面とこっちの方面とで二つある。それじゃ。」
 そういい残してゆっくりと歩き出す黒澤。

 オレは家が二つ!?という驚きと自分への嫌悪とが複雑に入り混じった心情を隠そうと無理やり笑みを浮かべた。

Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.78 )
日時: 2011/06/03 18:31
名前: aki 秋元 aki

 ガラガラァ――
 教室に入ったオレは(予想どうり)クラスの大半に睨まれた。
 もちろん、その中には伊藤華也もいる。
 オレはそれらを完璧にスルーすると、自分の席に着く。
 
 授業が始まるまでの間、まだ少し時間がある。
 退屈感を感じたオレは教室中をキョロキョロと見回した。
 クラスの大半と目が合った。相手がオレをいつまでもネチネチと睨みつけてくるからだ。

 オレは教室のいつもの席に座っている悠斗を見つけ、立ち上がった。

 よし、一昨日オレと何か変わったことがあったかどうか聞くだけ聞いてみるか。
 オレは悠斗との別れた時の記憶がないことを思い出し、つつ彼の席へ向かった。
 オレが悠斗への恋愛の感情はまだ少し残っているが、日に日に薄れていることも事実だ。
 何故だろう。

 オレは悠斗の座る机の前に立つと口を開いた。
――おはよう。
 が、声が出ないことを忘れていた。
 悠斗は目の前に人が立っていることに気づいたのか、顔をあげた。
 オレをみて悠斗は顔を一瞬強張らせたが、その後はいつもどうりの顔に戻る。
 
 「おはよっ。水都。今日もワックスかけてきたんだな。」
 いつもどうりの陽気な悠斗の姿にオレは安心し、うなずいた。
 「先生から聞いてる。お前声が出なくなったんだってな?」
 悠斗は優しい笑みを浮かべたあと、机の中から紙とペンをとりだし、オレに手渡した。

 「ほい!これがあれば会話できるよな。めでたしめでたし!」
――めでたしめでたしって何だよ。
 オレは軽く笑ったあと、紙にペンを走らせる。
 『昨日授業で何か変わったこととかあった?』
 もしを一瞬で頭にいれたらしき悠斗は言う。

 「ん〜特にないぜ。あ、そういえば朝柿先生が学校やめたって先生が言ってた。残念だよなぁ?あの先生けっこういい先生だったのに!」
 あぁ、倉庫でオレを襲ってきた先生か。
 オレはあの時のことを頭に思い浮かべ一瞬身震いしたあと、一昨日のことを紙にかいた。
 
 『一昨日、オレ、悠斗と別れたときの記憶ないんだけどさぁ、何かあった?』
 

Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.79 )
日時: 2011/06/07 22:07
名前: aki 秋元 aki

 オレが紙に書いた質問を目で追っている悠斗の顔が一瞬強張ったような気がした。
 オレは眉をひそめるが悠斗が何かを言うのを待った。
 
 「・・・・・・」
 当の悠斗はしばらく黙り込んだあと、オレの顔をマジマジと見て口を開く。
 「・・・・・・お前、覚えてないの?」

 『え?』
 予想外の返答。
 オレの予想では、普通に笑顔で『何もねぇーよ!』といってくるのかと思っていたのだが・・・・・・
 オレは笑顔のまま固まった。

 『ってか、何かあったの?』
 質問返しされ、また質問。
 あぁ、なんなんだこのやり取りは。
 
 オレは内心呆れつつ、悠斗を探るように見た。
 「え、・・・・・・いや、まぁ。ぇと、何もなかったぜ?」

 嘘だぁぁぁ―――。
 すっげぇ分かりやすい。
 でも、何かあったって一体なにがあったんだ?
 オレが日に日に悠斗への恋愛意識を失っている現象と何か関係があるのだろうか?

 オレは一昨日悠斗と屋上で別れた時のことを教えてくれ、と強く紙に書いたが悠斗は首をふるばかりだった。
 そうなると余計気になるじゃないか!
 プンスカとオレが怒り気味の状態になると、悠斗はあきれた様に笑った。
 
 でも、教えてはくれなかった。
 話題を変えるだけだ。

 最終的には授業の始まりを知らせるチャイムがなり、オレは自分の席に戻った。
 この時、オレは悠斗との間にできた壁を感じていた。

 本当に何があったのだろう?
 もしかして、黒澤ならわかるかも知れn――・・・・・・いや、それはないよな。
 ん、でもあれ?そういえば気づいたら黒澤に手を掴まれて教室に連れて行かれてたよな・・・・・。

――そうか、黒澤は知ってるのかもしれない!

 オレは一人拳を握り締め、扇風機に羽のように回った。
 これで悠斗との間にできた壁をなくすことができる!ラッキー!!
 そんなオレとは対照的に、周りの連中はただオレをダルマのように、睨んだり見つめるだけだったのだが。

Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.80 )
日時: 2011/06/10 00:18
名前: aki 秋元 aki

 一時間目の授業は数学だ。
 授業中、オレは黒澤がまだ学校に来ていないことに気づいた。
――黒澤のヤツ、どうしたんだ?風邪でもh――・・・・・・でも今朝会ったよなぁ。
 
 オレは黒澤がいない、という新鮮さを味わっていた。
 気が楽なような少し淋しいような。
 そんなことをいろいろと考えているとあっという間に授業が終わった。
 10分間の休み時間だ。
 
 誰かヤツのことを聞いても大丈夫な人間はいないものか?
 辺りを見渡していると、フイに春と目が合った。
 とゆうか、春は休み時間になったとたんにオレをがんみしていたのだが・・・・・・。
――あぁ〜本当は気持ち悪くて目合わせたくなかったんだよなぁ・・・・・・。
 オレは春にヤツのことを聞こうと口を開いた。

 ・・・・・・が・・・・・・声が出ないことに気づき、筆箱の中に入っているメモ用紙に書き込んだ。
 『黒澤いないけど、どうしたのか知らない?』
 春に手渡すと彼は優雅な手つきでそっとその紙を受け取った。
 どんな勘違いをしていたのかは知らないが、内容が自分の求めていたものとは違うと感じたらしい春は思いっきり顔をしかめて見せた。

 「・・・・・・ミズ、これを俺に聞くんだ?」
――は?

 春の言葉に一瞬疑問符が浮かぶが・・・・・・
――思い出した。そういえば一昨日春と黒澤、喧嘩したんだっけ。
 オレは自らの痛恨のミスに頭を抱えた。

 少し考えれば分かる事だった。
 だって春と黒澤って性格とか、根本的に相性悪そうだもん。
 オレのバカ野郎!
 オレはとりあえずと自分の頭を殴りつける。
 あぁ、こうやっていくうちにきっとオレはハゲていくのだ・・・・・・。

 残酷な未来を想像するオレに春は顔を近づけてきた。
 「ミズ〜。今日すごいクマだよなぁ〜?ちゃんと寝れてる?」
 オレは春の洞察力の凄さに一瞬関心した。
 実はオレは、クマができにくい体質なのだ。
 今日も鏡を見てもたいしてできていない、と油断していた。

 『別に大丈夫だよ。』
 夜何をしていたかを話すのが面倒くてオレはそう答えた。
 しかし、甘かった。目の前にいるのはKYウザトラマンだということをオレは忘れていた。

 春は脅しているのか、オレの前髪を右手で軽くつまむと言った。
 「夜何してたの?気になる。」
――人のプライベートだ。気にするな。
 内心でツッコムが実際書けない。
 オレは仕方なく適当な事を書いた。
 チャットをやっていた、などと言えば春はチャット名をオレから聞きだし、チャットに入室してくる可能性があったからだ。
 そんなのごめんだね!

 『本よんでたら、夜更かししちゃっただけ。(><)』
 わざわざ顔文字を入れてやったんだ。感謝しろ!
 オレは天狗になっている自分に気づき再び頭を殴る。
 あ、・・・・・・今ので髪の毛3本抜けてる。

 ミスッた!と思ったオレの耳に春の言葉が入ってきた。
 「本って何?エロ本?ミズ、そういうの興味あるなら今度一緒に見ようよ。俺ん家で。」
――なんでオレがエロ本に興味ある設定になってるんだよ!ってか、なんでエロ本を想像するんだよ!
 我ながらツッコミが上手くなったような気がした。
 
 オレはウザトラマンに即答で返した。
 『遠慮します。そういうのは他をあたってください。』
 オレの返事に春は心底残念そうな顔(何が目的だ!)をしつつ、それでもなお食いついてくる。
 「なぁ、一緒にみようよ。俺ミズとじゃなきゃシナイよ?」
 

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