大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
- 日時: 2014/09/13 21:13
- 名前: aki 秋元 aki
こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!
No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL
では、すたーと!
1、始まりの・・・
学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!
・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!
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- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.143 )
- 日時: 2011/08/02 19:42
- 名前: aki 秋元 aki
霧屋 朋乃様
コメ感謝です。
ん〜複雑になりました↓↓スイマセン。次辺り(?)はもっと分かりやすくします。。(_@_)
あぁ、知らない間にキャラクター崩壊してそうな気がしますが、気にしないでくださいね^w^ハハハ
Q、妹ってそんなに似てるんですか!?
A、私のイメージだと〜水都の顔を少し幼くして、まつげとカツラを付け、全体的に女の子っぽくした感じです(あくまで私のイメージww
デハデハ、コメ感謝でした!
――――――――――
「・・・水都・・・?どうしたの、その怪我・・・・・・?」
黒澤は駆け寄ってくるなり、オレの近くに膝をついた。
そして、オレの顎を強く掴むと、顔の傷をなにやら真剣に観察している。
「・・・この傷、誰に?」
「・・・・・・知らない・・・・・・」
本当に知らなかったこともあるが、オレはあえて低い声でヤツに応じた。
何故か腹のそこからフツフツと水が沸騰しているような気がした。
「お、お兄ちゃん!!?」
少し遠くで、妹の悲鳴が聞こえる。
オレは桃香を心配させまい、と駆け寄ってくる妹に軽く手をふった。
そのとたんに手に激痛が走る。
しかし、妹を前に兄のオレが苦しそうな顔をできるわけもなく、オレは痛みを顔に出さない。
黒澤は悠斗に存在に気づいているのだろうか?
オレはフと疑問に思う。
オレのところに駆け寄ってきた時、黒澤の視線は一度も悠斗のほうへ向けられていないからだ。
そして、今も悠斗に一言も話しかけない。
――タブン・・・気づいてないだろうなぁ・・・・・・。
そのとき、駆け寄ってきた妹が黒澤の隣に腰をおろした。
手に持っていた傘を自分が雨で濡れるのをおかまいなしに、オレの頭上に持っていく。
オレはそんな妹に軽く礼をいいつつ、黒澤の顔をみていた。
幸い、黒澤はオレの目ではなく、傷を見るのに集中しているためオレが見ていることに気づいていない。
オレの瞳に大量の涙が浮かぶ。
誰にも気づかれないように静かにそれを流すオレの肩に黒澤がいきなり手をおいてきた。
「・・・痛そう・・・・・・すぐに治療する。オレに家に来い。」
「・・・え・・・」
オレはその言葉を聴いた瞬間、頭が真っ白になった。
――だって・・・・・・黒澤の家には・・・清野君がいる・・・じゃないか・・・?
オレは休み時間、黒澤に清野が弁当を届けに来た時の事を思い浮かべる。
清野は黒澤に好意があるのだろう。ひどく楽しそうな顔をしていた。そして黒澤も・・・・・・
――・・・・・・いやだ・・・・・・
遠くで桃香と悠斗が黒澤に同意をする声が聞こえる。
・・・でも、オレはいやなんだ・・・
その時、黒澤がオレと一緒に立ち上がろうとしたのが分かった。
オレの背中に片手をまわし、支えるようにして膝を浮かせている。
このときすでにオレの頭は訳が分からないくらい、何かに犯されていた。
オレは悠斗や桃香が見守る中、大声を出した。
「ふざけんな!!オレのレクイエムをかえせ!!!」
「「「は?」」」
この時ばかりはさすがに、3人の声が重なる。
「・・・水都?どーした?」
悠斗の声にオレは答えることなく、続ける。
「オレはいいなんて言ってねぇーよ!だいたい、黒澤は名前からして矛盾してんだよ!!!畜生ッ!!」
言葉と同時に走り出す。
我ながら酷いことを言った、と思いつつオレはオレを呆然とみているであろう彼らを振り返ることは無かった。
「・・・矛盾って・・・」
黒澤は水都が走り去ったあとも、まだ口をへの字にあけたままつぶやく。
水都の言った言葉の意味が分からないのだろう。
3人はしばらくの間、その場で固まっていた。
冷たいアスファルトに叩きつけられた雨たちの悲鳴がザァザァと響く。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.144 )
- 日時: 2011/08/03 09:34
- 名前: 霧屋 朋乃
全然大丈夫です!
いつ見ても、面白いので〜!!
すごい!それは似てますね!!
では、また見に来ます
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.145 )
- 日時: 2011/08/03 13:43
- 名前: aki 秋元 aki
「あ〜・・・また変な事しちゃった・・な・・・・・・。」
オレはボゥーっと灰色の空を見上げる。
『オレはいいなんて言ってねぇーよ!だいたい、黒澤は名前からして矛盾してんだよ!!!畜生ッ!!』
黒澤達にはき捨てるように言ったあと、オレは全力で走り続けた。
この時は、怒り狂っていたせいか、体の痛みは感じてはいない。
オレは商店街の外れに、小さな公園があるのを発見した。
そして、今はそこの公園にある『ジャングルジム』に屋根が付いたような物体の中にいる。
この中は自然と温かく、息遣いさえハッキリと響く。
オレは空に広がる灰色の雲を睨みつけた。
――あぁ、最悪だ。訳が分からない怒りを人にぶつけてしまった。
オレは黒澤の手を勢いよくはじきとばした手の感覚を思い出す。
妹の唖然とした顔。悠斗の眉をひそめる様子。黒澤の少し戸惑ったような真顔。
「・・・・・・オレ、最悪なヤツだ。」
正直、何故オレがあんなにも黒澤に対して怒りを覚えたのかは分からない。でも一つだけ、分かったことがある。
――オレはやっぱり、黒澤に『ひかれてる』、という事だ。
こうしている今でも、胸のドキドキが止まらない。
「う゛ぅっ・・・!」
突然全身が痛くなり始めた。
走ったのが原因だろうか?
オレは思わずその場にうずくまる。
全身が雨で濡れているせいで、体が冷えている。痛みと寒さでオレはその場を動くことが出来なかった。
そんな状況におちいってもなお、オレの脳裏には黒澤の顔が浮かぶ。
――畜生ッ!オレはいったいどうすればいいんだよ!?
オレが拳を握り締めたのとほぼ同時に真上から声がかかった。
「・・・もしかして、ミズ・・・・・・?って、おい!!大丈夫か!!?」
あせりのにじむ声の主はオレの背中に手を置く。
でもオレは声の主を見ることはなかった。
痛みと寒さと悲しみと・・・その他のわけの分からない感情で頭がイッパイだったからだ。
「−−−・・・〜〜−−−∵◎☆?・・♪ぁーー・・・!!!」
声の主が何かを言っている。
そんな事を頭の中でボゥ――っと考えている途中、オレは意識を失った。
オレの体が果てしなく続く闇色の深海へ落ちていく―・・・・・・
――テンテラリンリ〜♪・・・リロリロリリロ〜ロォ〜〜♪――
心が落ち着くような、癒し系の音楽が聞こえる。
――どこから?
分からない。
オレはただただ、その音楽に耳をかたむけていた。
――良い曲だ・・・。
そう思うが声が出ない。
体も動かない。
オレはいったいどうしたんだ?
そう思ったとき、誰かがオレの頭をなでる感触がした。
――誰だ?せっかくワックスかけた頭をぐしゃぐしゃにする悪いやつは・・・。
『ミズ、早く起きないかな?』
遠くで声がする。
『まぁ、起きなくてもいいか。寝顔超ビューティフルだし。』
――おい!人の寝顔に評価つけんな!
ツッコミと同時にオレの意識がハッキリしはじめた。
「・・・ん・・・・・・うぅ・・・・・・」
オレはそっと目を開ける。
歌手のいない音楽が流れている。
目の前には、・・・顔がある・・・
「ミズ!目が覚めたんだ!」
オレの真上にある顔は喜びの笑みをうかべた。
「・・・春、ここは?」
一瞬誰だっけ、と思ったがすぐに思い出した名前を口にする。
オレは目だけであたりを見回した。
白い天井と壁。茶色い絨毯とタンス。そして四角い部屋の中央においてある丸テーブル。ベットの足元のほうに机がおいてある。
部屋にはザットこれくらいのものが置いてあった。
上半身を起こそうとするオレを春がとめた。
「ミズ、ひどい怪我してる。動かない方がいいよ。」
そして、そのあとにポンとひらめいたように手を叩く。
「そうだ、ミズ汗びっしょりで気持ち悪いでしょ?今、ふくから待ってて!!」
そういうとタンクトップ姿の春はドタドタと部屋を出て行った。
しばらくすると、ギィーと部屋の扉が開いた。
春だ。
なにやら手にはお湯が入ったオケとタオルを持っている。
春は部屋に入ってくるなり、リモコンで音楽をとめた。
心地いい沈黙が静かにおとずれる。
「・・・・・・今、体ふくから。」
――・・・・・・・・・・・・
オレは微妙な気持ちで春に問いかけた。
「・・・オレ、どのくらい眠ってた?」
「ん〜2時間くらいかな?爆睡してたよ。」
オレの質問に笑顔で答えたあと、春はそっとオレの着ているダボダボの服をめくりあげた。
――アレ、いつの間に着替えたんだろ?
疑問におもいつつ、自分の体をみると驚いたことに傷のある部分にガーゼや包帯が巻かれていた。
「・・・これ、全部お前が?」
「うん。俺将来は医者だから。」
関心してしまう。
オレはつい、オレの上半身部分を丁寧にタオルで拭く春の顔をガンミしてしまった。
こんなヤツでも世の中の役にたつのか・・・。
涙目になれば春が不思議そうな顔をする。
「・・・どうしたのミズ?俺にホレた?」
「誰がホレるか!!」
一瞬ときめいたのは事実だが、あえてふせておく。
春はそっとオレの下に手をいれ、背中を浮かせたあと優しく背中辺りをふいてくる。
いつの間にかオレの体は温まっていた。
「・・・なぁ、春。オレが怪我してる理由とか聞かないのか?」
何故か無言の春にオレは聞いてみる。
しかし意外にも、知りたがりのはずだった春は笑った。
「別に?無理に言わなくても全然OK!」
「・・・そっか・・・」
言った後、オレはオレを驚いた目でみる春に驚く。
疑問符を浮かべていれば、春が重々しく口を開いた。
「・・・ミズ、何で・・・・・・泣いてる、の?」
「へ?」
気づけばオレの頬にはなん筋もの涙が流れていた。
――あぁ、まさかウザ王子の前で泣くことになろうとは・・・・・・。
冗談まじりに思うが、春の優しさが胸にしみる。
「・・・・・・」
無言で固まる春の前で、オレはどうしても涙を止められずにいた。
体が痛むのも気にせず上半身を起こすと、春がオレの頭の上に大きな手を置いてきた。
「・・・ミズ、大丈夫?」
自分に向けられた優しい顔。
オレはつい、本当に無意識に彼の胸に顔をうずめて泣いていた。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.146 )
- 日時: 2011/08/05 19:06
- 名前: aki 秋元 aki
「・・・ミズ、風邪ひくよ?」
頭の上から春の声がした。
オレは目開ける。
どうやらいつの間にか眠ってしまったようだ。
「・・・あぁ」
オレは小さく春に返し、彼の胸から顔を離した。
「・・・オレ、どのくらい眠ってた?」
右目をこすりつつ問えば、春がにこやかに言う。
「ん〜45分くらいかな?・・・ごちそうさま。」
春の言葉に一瞬ひっかかるモノを感じたが、あえてスルーした。
「悪かったな。45分も。」
「いや、別にいいんだよ。」
アハハハ〜と何故か幸せそうに笑う春を無視し、していればハッとする。
「っやばい!!家に帰らなきゃ!!」
立ち上がろうとするオレを春が止めた。
「いや、ミズ怪我してるから!今日は家に泊まりなよ!!家には電話しとくから!!」
――え、まだ電話してないの?
これは家族が本気で心配してそうだ。
オレは春にいきおいよく『命令』した。
「早くオレが春の家にいることを家族に電話しろ!今帰るってこともな!!!」
「はいはい」
春はオレに小さく微笑むとバタンと部屋を出て行った。
・・・まったく、春のヤツ電話くらいしとけよな!
もし警察に捜索書とか出されてれば、オレ終わりだぜ?オイ!
オレは胸中で舌打ちをする。
――早くここから帰らねば・・・。
オレは立ち上がれることを確認すると、静かに歩き出した。春の部屋の出口に向かって。
階段をゆっくり、それこそ亀の何倍もゆっくり下りていると、一階のほうから春と母(?)の話し声がした。
『はい、水都君は俺ん家で休んでます。・・・いえ、ちゃんと手当てはしました。・・・・・・はい、俺の家は代々続く病院の医師の家なので。』
――へぇーそうなのか、関心感心。
オレは物音をたてないように注意しつつ、ゆっくりと下へ降りる。
『・・・はい、骨は折れてませんけど今日はあまり動かない方がいいです。・・・・・・はい、・・・・・・・・・・・・あ、じゃぁ俺ん家で今日は泊まりでもいいですけど?』
――おい!かってに決めるなぁ!!
我慢できずにオレは叫んだ。
「ままぁ!!オレ今からお家に帰るからぁぁぁぁああぁあぁ!!!!」
しかし、オレの魂の叫びは春と母には聞こえていないかのように無視されてしまう。
『はい、分かりました。・・・それでは・・・』
オレが叫んだ直後、電話を終えた春がのそのそとだるそうにリビングを出てきた。
「お前!何かってに決めてるんだよ!?オレもう15歳超えたぞ!?自己決定権をだな――」
「ミズ、転んだら危ないよ?早く部屋に戻った方がいいよ?」
青ざめるオレ。満面の笑みの春。
春が小さく口元に笑みを浮かべたのをオレは見逃さなかった。・・・いや、見逃せなかった。
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