大人二次小説(BLGL・二次15禁)

【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
日時: 2014/09/13 21:13
名前: aki 秋元 aki

こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!

 No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL


  では、すたーと!
 


  1、始まりの・・・

 学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
  学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
 そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!


   ・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!

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Re: 【BL】現妄実想(げんじつと ( No.367 )
日時: 2015/01/13 01:34
名前: るく

どんどんお話に引き込まれていく…(・д・´)

ほんと、本になってほしいですそれくらい私好きです笑
続きが気になって仕方ない
次の更新?、そわそわしながら待ってます笑

Re: 【BL】現妄実想(げんじつともうそう) ( No.368 )
日時: 2015/02/03 11:34
名前: aki 秋元 aki

「ごちそうさまー」
声と同時にオレは席を立つ。

ーー行くな。危ない。
先ほどのザキの言葉が脳裏をよぎった。

「お母さん、今日ね〜友達ができたんだよ!」
ふと、思い出したように桃香が言った。
「へぇー、そうなの?よかった。お母さん心配してたのよ。」
最近、仕事疲れがたまり、あまり笑わなくっていた母が安堵の表情をした。

オレはそれを聞いた瞬間、妙な使命感に襲われる。
この家族の平和を守れるのはオレしかいないのだ、と。


その時、オレの腹は決まっていた。
「母さん。オレ、ちょっと外出てくる。」
「・・・そう、気をつけてね。」

おれはフッと笑んでリビングをあとにした。

玄関を開けると、冬の風が吹いていた。
「・・・・寒いっ」
ーーオレはダバダバの部屋着を着た上にジャンバーを羽織って、外に出た。


駅までは10分くらいだろうか。
オレが寒くて腫れ上がりそうな手をポケットにつめながら歩いていくと、遠くに駅の明かりが見えた。
都会にあるにぎやかな駅ではなく、町外れにぽつんと立っているような錆びれた駅だ。
ホームに人影が見えた。
時刻は9時10分。
ーー多分、深泉だ。

彼を見た途端、心の中にゾワッと憎悪が広かった。今日、彼に手を掴まれ、
反射的に払いのけた時のことを思い出す。
次はあいつの喉を切り裂くかもしれない。

だって、やつは黒澤をーー

「おせぇーよ。」
深泉はオレを見つけるなり眉をしかめた。
「13分もすぎてんじゃん。」
スマートな姿で腕時計を眺める。

「で、用事ってなに?」
オレは完全に冷え切った心で、謝罪をすることなく、切り出した。
深泉はそんなオレを上から下、下から上と眺める。
「デートだよ。ってか、ジャージはないだろ?服持ってないの?」
オレは深泉の最初の言葉に驚愕の目を見開いた。

「っはぁ!?デート??なんで、だっては?」
「びっくりさせてごめんね。」
深泉がそっと抱き寄せてくるのを拒んで、オレは言い放つ。
「かえる」

その時、電車が駅へ近づいてきた。
風が覆いかぶさるようにあたり一帯を包み込む。
「待てよ。どうせ、ここには黒澤いないし、俺と付き合おうよ。」
オレが反論する前に、深泉は手を引いて電車の中に引き入れた。

「離せっ!いやだ、絶対!」
オレの抵抗も虚しく、電車のドアは閉まり、動き出す。
ーーしまった!
絶望的な気持ちが、腹の底から這い上がってきた。

黙るオレ。一方の深泉は、オレの頭についていた雪を優しく払い落とした。
「・・・・・・」
「怒るなよ。それも可愛いけど。」
「・・・・・・」

シカトを決め込むオレを見かねて、深泉は少し機嫌を損ねた様子だった。
「・・・お前さぁ、黒澤に別れのメール送ったんだろ?」
「っ!?」
ーー何故それを知ってる?!
びっくりして顔を見上げるオレに深泉は続ける。

「あいつ、スゲーお前のこと探してたよ。病院抜け出して。」
ーーっ・・・・
おれはその様子をイメージして、胸が痛んだ。

しかし、次に深泉が吐き出したものは、非現実的な内容だった。
「でも、今は他の男と付き合ってるよ。お前のメール通りに」
「え」

言葉を消化できない。
ポカーンとするオレに深泉は笑いかけた。


5絶御


Re: 【BL】現妄実想(げんじつともうそう) ( No.369 )
日時: 2015/02/05 09:09
名前: aki 秋元 aki

「黒澤が、そんな・・・嘘だ!」
やっと、彼の言葉を理解したオレの第一声はこれだった。


ーー現在、時刻9時20分

二人を覗いて、この車両に人の姿は見受けられない。
オレの声がやけに大きく響く。


「嘘じゃないけど、信じるかどうかはお前しだいだよ。」

深泉はオレの瞳を真っ直ぐ見据えて返した。
オレは、その瞳が嘘をついているようには思えずに、目をそらす。



オレと深泉の間で、沈黙が流れた。


ガタンゴトンガタン・・・・・・


電車の振動に合わせて体が揺れる。
オレは自分が写る、車窓を眺めた。

ーーちょっと信じがたいけど、黒澤、男作ったんだ。
確かにあいつはカッコいいからモテるだろうな。
ぼんやりと考えてみる。しかし、オレの心臓はちょっと痛い。
というか、オレは黒澤のことはもう忘れようと決めたのだ。別れのメールを送った時に。
なのに、深泉から黒澤の近況報告をされた時、思わず否定したのはまだ心の何処かで我が物顔をしていたのだろうか。

ーー黒澤はもう、オレのじゃないのに。

引っ越したあと、何回か黒澤の夢をみた。
走ってオレを追いかけてくる夢や、一緒に話している夢を。
その度に、胸がキュンとして痛かった。


ーーオレって、優柔不断かも。

『水都』
彼の低い声がオレを呼ぶ。
それはもう消しようがない程、脳裏に焼き付いていた。

距離をおいて分かることが、切ないことばかりだ。



ーー呼吸が加速しそう
オレは大きく息を吸った。



「お前は十分魅力あるよ。」

「・・・?」


声がして顔を上げると、窓に写る深泉と目があった。

ーーイケメン・・・
真剣な眼差しが写っている。
オレは少しの間、彼に見とれていた。

「魅力的って、意味不明だし。」
窓ごしに彼を見つめた後、そっけなく返す。
ーー深泉って、顔も声もイケメンだけど、言うことが変だよなぁ。
ふと思った。
しかし、その思考も一瞬で消える。


「黒澤が、見える」
窓の奥に、ゆらゆらと揺れている。きっとこれは、オレの妄想が生み出した幻なんだ。というか、どんだけ黒澤が好きなんだよ、オレは。
ーーちょっと悔しい。あいつは今頃オレを忘れて、他の人と付き合っているのだから。
幻の彼がオレの隣で、いつものように笑った。

その時、ぶわっと何かが溢れ出すような感覚を味わった。


「・・・お前、黒澤が見えるって、なに馬鹿なこと言ってrーー」
呆れたような深泉の言葉が止まる。



ーそして


オレは強い力で肩を引っ張られた。
強制的に彼の方を向かせられる。
「っへ?」
ーー何するんだよ。
言葉にする前に、思考が停止した。


そこには、俺の目の前には深泉の顔があった。
じぃっと、凝視している。

Re: 【BL】現妄実想(げんじつともうそう) ( No.370 )
日時: 2015/02/20 01:41
名前: aki 秋元 aki


「ふ、かぃず・・み?」

数秒の沈黙。
しかしそれはオレにとっては何分間にも感じられた。
たまりかねたオレは、彼の名を呼ぶ。


ーー怖い、また何かされるのか?
オレは今日のことを思い出し、内心冷や汗をかいていた。


ビビるオレの目の前に立つ男、深泉はふと笑った。
「・・・水都。俺以外に、泣く顔見せるの禁止な?」

「はっ?涙?!」


気づけば頬が濡れていた。
ーーあの、何かがあふれる感覚は涙だったのか
オレは内心で新発見をした。
深泉が口を開きかけた時、電車が止まった。



「・・・着いたか。」

そこは、寒々とした街灯の薄明かりが、ボーンと照らす夜の駅。
人影がちらほら見受けられる。

深泉はドアを開けてホームに降りた。







「デートって、ここかよ」
しばらく歩いた道の先で、オレはつぶやく。
ーーもっとロマンチックなところに行くのかと思った。
期待はしてないが、デートでここはあんまりだ。

オレはお店が並ぶ、チャラチャラした小通りのゲームセンターを見上げた。
「ここだよ。何して遊びたい?」
隣の深泉が陽気に笑う。


ーーイケメンは顔だけか!
喉まででかかった言葉を飲み込んだオレは、そっけなく返す。
「なんでもいい」

深泉はそう、と言うと俺の手を引いて歩き出した。



冬の寒さが街を支配していた。

スナックや本屋、居酒屋やパチンコなど様々な店がならぶ商店街。
まともな店は当にシャッターをおろしていた。
ここは、夜の遊び場。

華やかな街の街灯が届かない場所に、夜が居座る闇が存在している。



暗がりで見つめる獣が一匹。夜風に吹かれて毛をさかなでていた。





るくさーん
コメントするの遅れてしまい申し訳ありませんでした。
コメントありがとうございます!
これからも、亀並みの速度ですが新便頑張りますww

るくさんも、書いているものがあったら頑張ってくださいね(o^^o)



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