大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
- 日時: 2014/09/13 21:13
- 名前: aki 秋元 aki
こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!
No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL
では、すたーと!
1、始まりの・・・
学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!
・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94
- Re: 【BL】現妄実想(げんじつともうそう) ( No.375 )
- 日時: 2015/03/30 01:44
- 名前: aki 秋元 aki
「あぶねぇって、言ったろ」
ザキが発した第一声はこれだ。
いつもの重圧のある声が、今は少しほっとする。
オレは差し出しされたザキの手に捕まって立ち上がった。
ズボンについたジャリを払う。
「そういえば、なんでここがわかったんですか?」
ふと気になったことを問えば、タバコに火を付けながら彼はずっとついてきた、といった。
思わずビックボイスで驚きそうだったところをわ寸前でこらえる。
そんなオレをみて、ザキは、小さく笑った。
街灯がジリジリと点滅を繰り返した。
「・・・水都!」
タバコを吸うザキを眺めていると、近づいて来る足音とともに大きな声がした。
「あ、忘れてた・・・深泉!ごめん、おいてきちゃって」
闇の中から街灯のもとににゅっと姿を表した彼はオレの両肩を掴んだ。
「っ!?・・・な、なにすんーー」
「お前は!男たちに追いかけられて、大丈夫かよ!?」
深泉の手を振りほどこうとする前に叫ばれ、オレは抵抗をやめた。
「それは大丈夫だよ。ザキが助けてくれたし、オレだって戦えるしー・・・」
正直、最後の言葉には自信がない。
深泉から目を逸らすが、彼に肩を大きく揺さぶられて、再び彼の目を見ることになる。
「お前、一人で行くな。せめて俺のところに逃げて来い!」
深泉は鋭い目つきで言った。
ーー まるでオレが弱いみたいじゃん。
ムッとした。
そして、気がつけばオレはむきになっていた。
「うるせー、どこに逃げるかなんてオレの勝手だろ?」
そっぽを向いて言うと、肩を掴む力が強くなったのがわかった。
ーー深泉が不機嫌になったのか。
心臓が若干、かなり高鳴る。
「お二人さん、喧嘩はやめようや」
そこでザキがオレと深泉の間に入った詳しくは、肩を掴む手を強引に引き剥がした。
「・・・あんた」
深泉が不機嫌な顔でザキを見上げる。
そして、言いかけた言葉が止まる。
ザキが薄く笑みを浮かべた。
「あんた、紅会を裏切って指名手配中の山崎さんか?」
急に声音が変わった深泉に、オレはぞくっと寒気がした。
さっきまでの感情的な物言いはなく、ただ冷静でとこまでも冷たい。
ーー紅会(べっかい)?
始めて聞く単語。
途切れそうな街灯。
その薄明かりでさえ、夜の闇が飲み込もうとする。
オレはふと、 ザキの背中が遠くにあるような気がした。
- Re: 【BL】現妄実想(げんじつともうそう) ( No.376 )
- 日時: 2015/08/15 08:36
- 名前: マリン
こんにちわ!!
この話面白いです!
がんばってください(≧∇≦)
- Re: 【BL】現妄実想(げんじつともうそう) ( No.377 )
- 日時: 2015/08/24 18:38
- 名前: aki 秋元 aki
マリン様〜♪
コメントありがとうございます!(○∇○)
すごく久しぶりに来てみたら、あったのですごく嬉しいですw
そろそろ再開させようかと思っていたところでした(^-^)
応援ありがとうございます!!
- Re: 【BL】現妄実想(げんじつともうそう) ( No.378 )
- 日時: 2015/08/25 17:00
- 名前: aki 秋元 aki ◆aS/QBNdO56
キーンコーンカーンコー……
遠くで学校のチャイムが聞こえる。
窓にかかる白いカーテンが淡い色の日光を巻き込んでゆらゆら風になびいた。
――……。
ベットに横になりながら、ぼんやりと考える頭の中では、いつも同じ光景が繰り返されていた。
「洸!いよいよ明日、退院できるね!」
突然、すぐとなりで童顔の青年が声をあげた。
病室にいたナースに「静かにしてください」と注意されて、きまり悪そうに頭を下げたあとも、自分に向かって笑いかけてくる。
それをぼんやり見ながら、俺は彼の言葉を心の中で反芻した。
――……明日は、退院か。
俺はふうと一息つくと、上半身を起こした。
「卿哉、また来たのか。」
「うん!俺、洸が退院したら一緒にどこか出かけたいと思って!!」
無邪気な笑顔。
裏のない言葉。
普段はクールなコイツが自分には心を開いているようだ。
俺はため息をつくと口を開いた。
「悪い。俺には」
「知ってる!でもさ、さすがにもう他に男作ってるって。なんなら、今度の土曜日に近くまで行って見てこようか?」
「…………。」
明暗とばかりに手を打つ青年、神埼卿哉は同学年の高校2年生だ。
俺はしばらく考えた後、それもいいかと口にする。
卿哉は複雑そうな表情をした後、ふと挑戦的な笑みをうかべた。
「…………そ、その代り、なんだけど。」
俺、黒澤洸は後に続いた言葉に眉をひそめた。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94