大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
- 日時: 2014/09/13 21:13
- 名前: aki 秋元 aki
こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!
No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL
では、すたーと!
1、始まりの・・・
学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!
・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!
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- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.163 )
- 日時: 2011/08/31 18:29
- 名前: aki 秋元 aki ◆nOYt2SrT96
「いや〜、これは、どうやって帰るかなぁ・・・」
悠斗の呆れたような声をも、雨は削るように音を立てて地面とぶつかる。
彼が呆れるのも無理はないだろう。
だって外は今、台風のごとく大雨大風パラダイス状態なのだから。
説明しよう。
今は放課後。生徒達が帰宅する時間帯だ。
オレと悠斗は最近一緒に帰っているのだが、玄関に出てみれば外は大荒れ状態。
これで、帰れるのか?、と首をかしげているのが現状だ。
「はぁ〜・・・車で帰るのも親に悪いしなぁ・・・・・・」
呟きつつオレは片手に持っている傘を見下ろす。
「・・・・・・このまま傘さして帰るか?」
オレの馬鹿気た問いに悠斗は笑った。
「ハハハ、それもいいと思うけど風邪引いたらもっと親に迷惑かかろだろうな!」
「・・・・・・」
じゃぁ、このまま雨がやむのを待つのか、と聞こうとした時視界の端に黒澤が一人で立っているのが見えた。
なにやら、封筒から白い紙を出して読んでいる。
――ッラブレターか!?やっぱりモテる男は違うな!
ちょっと羨ましく思ってみていれば、突然黒澤がその紙をビリビリと半分に裂いた。
「ッ!?」
そして、オレが何かを言うよりも早くあっという間にこなごなに紙を切り裂き地面にばらまいてしまう。
――な、なにやってんだぁ!アイツは!!
いくらラブレターを貰いなれているとはいえ、それをビリビリに破くなどやってはいない行為だ!とモテないオレは胸中で叫ぶ。
「・・・・・・あんの野郎ー・・・・・・」
オレを見て悠斗が小さく首をかしげるが、気づかない。
『性格ブス』とオレが叫ぶ前に、黒澤に背中から抱きつく影が目に入った。
黒澤よりも10cm以上身長が低い。
・・・・・・あぁ、清野か。
清野は背中から抱きつくなり、何かを楽しそうに話している。
黒澤は背中にだきついた清野を自然な形ではがし、真顔で話を聞いていた。
――もしも、抱きついたのがクラスの男子だったら、雲からイナズマが落ちてきただろう。
「・・・どうした、水都?」
悠斗がオレの視線の先を見て黙り込む。
そんな悠斗に気づき、オレは慌てて口を開いた。
「な、なんでもないよ!・・・もう帰ろう!!オレ用事あること思い出したし!!」
言葉が終わる前に玄関から豪雨が降っている外へ飛び出すオレに悠斗は慌てて付いて来る。
「・・・風邪引くなよー、水都。」
「お、おぅ!よし、行くぞ!!」
ものすごい風のため傘をさす事ができない。
玄関で雨がやむのを待つ生徒達が、勇者をみるような目で水都と悠斗を見ている。何故か誇らしい気分だ。
オレがそう思って(格好つけて)胸をはったときだ。
ものすごい突風がオレ達を弾き飛ばすかのように左から体当たりをしてきた。
思わぬ行動にオレはつい、風によってバランスを崩す。
「!!!!!――――――」
――ふざけんなー!ここで転ぶとか格好わるすぎるだろぉ!!
胸中で叫ぶがもう遅い。腹筋のないオレは体を立て直すことが出来ぬまま倒れていく。
・・・・・・が・・・・・・
バフッ
「っとぉ!大丈夫か、水都!」
すぐ耳元で悠斗のやわらかい声がした。
そう、オレはすぐ隣にいた悠斗に抱えられ、ぎりぎり倒れずにすんだのだ。
――あぁ、何かのラブシチュエーションみたいになってしまった。
恥かしいが今さらだ。
「あぁ、あ、ありがとう。悠斗。」
抱きかかえられたまま言えば悠斗が珍しく真ともに注意をしてくる。
「気をつけろよ!制服ドロだらけになったら洗濯大変なんだからな〜」
――さすが、一人暮らしをしているだけあって、悠斗の言葉には本当に大変だという気が伝わってきた。
オレは彼から離れつつ再び歩き出した。
「・・・危ないから手、つないで帰るぞ。」
「・・・そうだな。」
なんだかガキみたいだ、という抵抗もあったがオレは気にしないようにして悠斗の差し出してきた手を握った。
――あぁ、なんだか背中に痛いほどの視線と殺気が・・・・・・。
まぁ、当然だろう。
悠斗だって男前な顔をしているのだから、悠斗狙いの輩が大勢いるはずだ。タブン。
チラリと振り向けば自然と黒澤を見てしまった。
目が合ったのは言うまでもない。
――・・・・・・・・・何かメッチャ怖い顔してるのは気のせいだろうか?
アイツは本当に意味が分からない。
オレは即座に目を離し、悠斗と一緒に歩いた。急
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.164 )
- 日時: 2011/09/03 11:22
- 名前: ジャック
はじめまして〜
突然コメしちゃいますw
最近BLに興味を持ち出したジャックですw
初めから全部読みました!
水都可愛いw
黒澤!俺はお前が羨ましすぎるぞ・・・
水都を俺に花嫁としてくださ(殴
悠斗も少し羨ましいよう(殴
はい、水都が大好きですw
お気に入りに即登録ですw
更新心待ちにしておりますw
aki 秋元 akiさん更新がんばってください^^
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.165 )
- 日時: 2011/09/03 13:20
- 名前: aki 秋元 aki ◆nOYt2SrT96
次の日――案の定、俺は風邪を引いた。
びしょぬれの状態で家に帰ってきたのだから無理もないのだが・・・
――あぁ〜、昨日は勇者だったのに・・・今日は弱者な気分だ!
親に学校に行く!と元気よく言ってみたものの、了承がおりる事はなかった。
―オレは今、布団の中―
今日は一日だけ学校を休むらしいのだ。
ドアをノックして母親が入ってくる。
慌てて寝たふりをするオレ。
――あぁ、何て退屈なんだ〜・・・・・・。
―――――学校―――――
キーンコーンカー・・・・・・
一時限目が終わった休み時間。
春は静かに立ち上がった。
「おい、山梨!」
春は悠斗の席まで歩いていくと口を開く。
それに応じて、予習中だった悠斗はノートから顔を上げる。
「・・・なに?中沢。」
お互いが苗字で呼び合っているのは、それほど親しい仲ではないからだ。
「あ、のさ〜ミズ今日風邪で休みじゃん?そんなに高熱なの?」
「ん〜」
ちょっと照れくさそうに言う悠斗の脳裏にある一つの考えが浮かぶ。
――この流れは間違いなく、お見舞いに行こうかな〜?みたいな事を言い出すな。
以前、春の悪口をぶっこいていた水都を思い出し、悠斗は苦笑いを浮かべる。
「あ〜タブン3、77以上はあるんじゃね?アイツって変にプライド高いから、そこそこの熱じゃぁ学校休まねぇーじゃん。」
中学校の頃、高熱を出してまで学校にきた水都を思い出す。
その日水都は、マスクを自分の顔よりも赤い色にぬって(赤ペンで)いた。
白いマスクをつけると、白に対して赤い顔が目立つからだそうだ。
どうしても風邪を引いていることを知られたくなかったらしい。
――あの時はタブン高熱で頭がイッちゃっていたのだろう。
プッと噴出す悠斗に春はさらに質問を重ねる。
「ぇっとさ、俺〜ミズのお見舞い?に行きたいんだけ、ど〜家とか住所とか分からないんだよね?」
「へー」
――これって教えたら水都起こるだろうな。『ウザさ成分が俺ん家に配合された!』とか言ってきそうだ。
「悪いな、中沢。アイツ〜けっこう高熱っぽいからお見舞いはやめてくれって言ってたんだ。」
「・・・そっか。」
納得はしたようなのだが、なおもまだ何かを言いたげな春。
しかし、彼はそのまま口を閉ざし行ってしまった。
「ふぅ・・・。だから風邪引くなって言ったのに・・・・・・。」
あの日の帰り道、水都は何度も風に体当たりされ、倒れかけた。
それを全てキャッチできたのは、悠斗に筋肉と洞察力があったからだろうか。
――そういえば、アイツ筋トレしてるって言ってたけど本当か?
キーンコーンカーンコー・・・・・・
放課後を告げる鐘が校内に響く。
ほとんどの生徒達が教室を後にしていく。みんな塾や部活動があるのだろう。
やっと終わった〜と、背伸びをする悠斗に背後から声がかけられた野はその時だ。二誌
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.166 )
- 日時: 2011/09/05 20:28
- 名前: aki 秋元 aki ◆nOYt2SrT96
放課後の教室。
やっと勉強が終わった〜と、背伸びをする悠斗に背後から声がかけられたのはその時だ。
「悠斗。」
低い声。
声の主を頭に浮かべつつ、悠斗は振り返る。
そこには案の定、黒澤洸が立っていた。
「・・・何?」
前に約束を破られていたこともあり、相性は最悪とまでは行かないが悪い方だと悠斗は思っている。
そんな、相性の悪い人物が俺になんのようだ?
愛想笑いを浮かべることもなく、眉をひそめる悠斗に黒澤は坦々としゃべる。
「前も言ったけど、水都は俺の奴隷。手とか握るのやめろ。」
「は?」
予想外の言葉に思わず気の抜けた声を出す悠斗に、黒澤はそれだけだから、と背を向ける。
しかし、悠斗としてはまだ話は終わっていない。
「ちょっと待てよ黒澤洸!俺は別にお前と水都の仲を邪魔しようとか思ってねぇーし、特にアイツに恋愛感情もないんだよ。勝手に勘違いすんな。」
少し荒っぽく言えば黒澤が即座に訂正を入れてくる。
「恋愛感情なんてない。ただの奴隷。」
黒澤の言葉を聞きつつ、悠斗は昨日の放課後の玄関でのことを思い浮かべる。
「じゃぁ、本命は昨日の玄関で話してた・・・・・・清野とかいう一年か?」
「・・・違う。・・・・・・とにかく、手握るのやめろ。それだけだから」
眉をひそめつつ、黒澤洸は歩き出す。
おそらく、この会話には興味がないのだろう。
いつもの悠斗ならここで引き下がっていただろう。しかし、今の悠斗の脳裏には――
―放課後の玄関で、黒澤と清野の様子を眺める悲しげな友人の顔が浮かぶ―
――せめて、これだけは言っておいてもいいよな?
カツカツと教室を後にしようとする黒澤に悠斗は言った。
拳を握りつつ。握った拳に汗をにじませつつ。
重い口を開く。
「なぁ、黒澤。お前がアイツに恋愛感情無いなら・・・前みたいな思わせぶりな行動やめろよな?けっこう傷ついてんだぜ、アイツが。」
「は?」
思わせぶり?、と心からの疑問の色を滲ませる黒澤。
そんな彼に悠斗は内心苛立ちを覚える。
「だから、教室で抱きついてたり、頭なでたり、花嫁とか言うのもやめろ。この前やってた膝に乗せるのもだ。」
徹底的な具体例をあげる悠斗に、黒澤は一瞬目を見開いたあと、いつも水都へしか向けていない、あの得意気な笑みを浮かべる。
「何でやめなきゃいけない?水都は俺の奴隷。」
「だーかーら、水都や周囲の人はその行為をどう捉えてると思ってんだよ。普通に考えて彼氏が彼女に愛情を示すためによくやる行動なんだぜ!お前のその行為のおかげで、クラスみんな勘違いしてんだよ。」
少し声を荒げたのは、相手の理解力のなさに苛立ったからだ。
――黒澤洸はいったい、どういう教育を受けているんだ?
疑問に思っていれば、黒澤が口を開く。
「・・・じゃぁ、クラスのみんなに伝えておけ。俺と水都はなんでもない、って。」
そして、黒澤洸はそのままスタスタと教室を後にした。
残された悠斗はただただ、残酷な気持ちと切なさを抱えその場に立ち尽くしていた。
――・・・・・・明日、みんなに・・・・・・・・・・・・。
―――教室を出た後、黒澤洸は玄関に立っている後輩の姿を見つけた。
後輩、夕音寺清野は黒澤が玄関に来るなりクルリと振り返り、顔に笑みを浮かべる。
そして、駆け寄ってくるなり嬉しそうに何かを話すのだ。
黒澤洸は彼の感情の意味も理解できないまま、ただそれを聞く。・・・ここまでが、いつものやりとりだ。
―しかし、今日は違った。
『なぁ、黒澤。お前がアイツに恋愛感情無いなら・・・』山梨悠斗の言葉が脳裏に浮かぶ。
・・・恋愛感情など今まで、意識したことも無かった。
特に水都に関しては、体が動くままに接してきただけだ。
自分が水都に対して、何を感じているのかは深くまでは知らない。
ただ、単純に水都は面白くて可愛い。それだけだ。
「・・・ぃ・・?こ、せ・・・ぃ?――洸先輩?」
清野が自分を呼ぶ声がすぐ近くでする。
ちょっとビックリしたが、冷静を装って「何?」と言えば、清野は心配そうに言った。
「・・・洸先輩大丈夫ですか?さっきからボォ――ッとしてますよ。ってか、俺さっきからスルーされっぱなんですけど。」
黒澤は適当に相槌を打つ。すると、清野はまたもとのように何やら語り始めた。
黒澤はそんな清野の様子を横目でみつつ、脳裏に水都の顔を思い浮かべる。
・・・確かに水都は可愛いし面白い。でも、この気持ちがはたして恋愛感情なのか?
疑問は深まるばかりだ。
よく考えれば、何故今日悠斗に話しかけたのかも分からない。
ただ、昨日の帰りに手をつないでいたところを見て・・・・・・嫌になっただけ。
黒澤は眉をひそめる。志梧
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